エターナル・サンシャイン
(2004・米)
監督・脚本:ミシェル・ゴンドリー 脚本:チャーリー・カウフマン
Okay, but there's more. After we did her, I went to where she worked and I asked her out
記憶を消す会社で働くパトリック
(イライジャ・ウッド)
の告白に驚く同僚スタン(マーク・ラファロ)。それをやっちゃいけませんぜ。
There's more.「話はまだ終わってない。
続きがあるんだ」 その後の話が怖かったりして。ドキドキ。
ask someone out「デートに誘う」
ask someone out on a date ってこと。直接いうときは、Can I ask you out? 「デートに誘ってもいいかな?」なんていかが? 最初のヒトコトはナカナカ勇気がいるけどね。Noといわれないことを祈ってます。
【訳】 もっとあるんだ。記憶を消した後、
彼女の職場に行ってデートに誘ったんだ。
『マルコビッチの穴』のチャーリー・カウフマンが脚本で『ヒューマン・ネイチャー』のミシェル・ゴンドリーが監督のラブストーリーとくれば、一筋縄でいかない雰囲気漂ってきた。
ストーリーは・・・風変わりで個性的なクレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)とシャイで地味なジョエル(ジム・キャリー)が、はずみで?恋に落ちた。でも最近はケンカばっか。そんなある日、突然クレメンタインはジョエルのことをまったく無視し始めたのだ。まるで他人のように自分を見る彼女の目に驚きと大ショックを隠せないジョエル。いったい何ごと?
実は、彼女は「忘れたい記憶を消す」手術を受けていたのだ。
真実を知ったジョエルは、やけっぱち気分のまま、自分も彼女の記憶を消そうとするんだけれど、
彼の心の中では幸せな思い出が次から次へとあふれ出してくるばかり。
Can you hear me? I don't want this any more! I want to call it off!
ダメー消すな! 彼は、施術中、もがく、もがく、もがく。
でも、その声はスタッフたちには届かない。
思い出は、赤、青、黄と、時ときに変化するクレメンタインの髪の色と、猫の目のようにくるくる変わるシーンとともに紡がれていく。
ジム・キャリーのどこか童心を残した表情と(寝顔がいい 幸せそうで)
コメディアンとしての顔が自然に役柄にマッチ。それでいて寂しげで、はちゃめちゃすぎない彼はとってもキュートだ。ケイトは相変わらず芸達者だし。カワイかった。あの髪とか
ファッション。イライジャ・ウッドの変態?ぶりには、そこはかとなく可笑しい。 博士(トム・ウィルキンソン)はすごい。つらい記憶を消してくれるなんて画期的よという秘書(キルステン・ダンスト)。でもそれって本当は全然違う。たとえ一部でも記憶と失くすってことは自分自身を失うことなんだって。トッピな展開。だけど、スーっと心に響いてくる心地よさ。
ラクーア社
忘れたい記憶除去してくれる画期的な会社。あなたも一度訪れてみては?
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