power animal「守護獣」を呼べ。。。なにやら怪しげな催眠術を歯科医にかけられたジャスティン。指しゃぶりへの効果は It worked. 「ばっちり効いた」ものの。。。
Stick with it.「頑張れ!」 何かに Stick「ぴったりくっついて」離れない。そのまま続けて頑張れと励ますときに使う表現。
I always stick with wine. 「ワインしか飲みません」 のようにあることばかりを続けているようなときにも使えます。
【訳】 Dr. Lyman: 耐えられない。
Justin: 頑張れ。守護獣を呼ぶんだ。
親指 thumb を sucker 「吸う人」ジャスティン。17歳。高校生だ。
なのに、赤ん坊のような癖が治らない。親や周囲はヤキモキ。ところが、歯科医の催眠術によって指しゃぶりは治ったものの今度は落ち着きがなくなってしまう。
これじゃマズい。どーすりゃいいの?
アメリカで話題を呼んだ、ウォルター・キルンの小説「サムサッカー」をグラフィック・デザイン・ワークとミュージック・クリップ界で名を馳せた世界有数のアーティスト、マイク・ミルズが監督した。
割りに恵まれた環境にいるジャスティン。愛情あふれた両親に弟の4人暮らし。大学進学を控えて、将来はジャーナリストにという夢もある。でも、やめられない指しゃぶり。でもね、やめたからって強くりっぱな大人になれるとは限らない。人は誰しも何かに依存している弱い生き物なんだってば。
誰もが“フツー”に感じている、「なんだか心配なミライ」そんな思春期の不安を抱える少年を繊細に演じているのは、二十歳の新人でこの作品でベルリン国際映画祭 で銀熊賞(男優賞)を受賞した ルー・テイラー・プッチ。ちょっとキアヌ・リーブス似? 指しゃぶっててもカワイーです。
キアヌといえば「守護獣を呼べ」なんてアヤシゲな催眠術をかける瞑想家の歯医役をさりげに演じてます。こういう役、どんどんやって欲しいもの。
ジャスティンのママを演じているのは、キアヌとは天使の役で『コンスタンティン 』で共演し『ナルニア国物語』でも魔女の役という個性派のティルダ・スウィントン。平凡ながら、時にカワイク、愛情あふれる母親役を好演しています。この母息子関係がまた、とってもいいのです。なんだかんだ言ってもジャスティンていい子だしね。
ジャスティンの教師にヴィンス・ヴォーン。息子との距離を図りかねている父親にヴィンセント・ドノフリオらさりげに豪華な役者たちも華を添えています。
あ、忘れちゃいけない、ママがぞっこんの男優マット役、ベンジャミン・ブラット。彼もいい味出してます。音楽も青春映画にふさわしい、甘酸っぱさ全開。
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DVD/ソニー・ピクチャーズ
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Thumbsucker:Mark Borthwick/Distributed Art Pub Inc
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