シャンプー台のむこうに
(2000・英 ) 監督:パディ・ブレスナック 脚本:サイモン・ビューフォイ
Ray: So what do you think chances are?
Louis: Well, we're in the clear. The Cut Above is no-show.
Ray: What about bloody Kilburn Kutters?
Louis: Something's up.
フィル(アラン・リックマン)が脱落した後、ヘアドレッサー選手権で勝利を続けるレイ(ビル・ナイ)は汚いまねも辞さない(←けっこうせこい)男。さて、決勝戦での勝算は?
*.no-show 「来ない客」
乗り物や劇場の予約を受けたのに「現われないお客」のことを no-show と言います。反対に「姿を現わす」とか「遅れて来る」は show up が使えます。
<例>
Dealer, you can start dividing up Maverick's chips.
It looks like he's going to be a no-show.
ディーラー、マーヴェリックの賭けチップをみんなで
公平に分配してくれ。どうも奴は来ないようだ。『マーヴェリック
』
* in the clear「独走で 邪魔物がいない」
* chances「勝ち目、勝算」
* The Cut Above「シェリーの美容院の名前」
* Kilburn Kutters「強敵の美容院の名前」
* bloody 「いまいましい、いけ好かない」 イギリス英語には必ずといっていいほど登場する表現で もとの意味「血まみれの」。いい意味でも悪い意味でも「すごい」と強調するときに使います。
【訳】
Ray : 勝てる見込みはあるか?
Louis: 邪魔者はいない。"カット・アバーブ"は棄権だ。
Ray : キルバーン・カッターズはどうだ?
Louis: トラブってる。
全英一の二連覇を達成した美容師の両親を誇りに思う修行中の息子ブライアン(ジョシュ・ハートネット)。でも、それも過去のこと。実は母シェリー(ナターシャ・リチャードソン)は三連覇のかかったコンテスト前夜にモデルのサンドラと駆け落ちしてしまったのだ。すっかりやる気をなくした父フィル。10年後、全英ヘアドレッサー選手権が、彼らの住む田舎町で開かれることになった。絶縁状態だった父の元に突然母が現れ、サンドラ込みの“家族”で大会に出ようと言い出す。
beat around the bush
シェリーは実はガン。今までにいろんな治療法を試したけれどどれも効果
はありません。そこで死を宣告される前に自ら結論を出したちゃった。
医者も途方にくれるだけ。
Shelley: "So not beat around the bush,
You've got it, I'm afraid, you stopped."
Doctor : Shelley.
Shelley: Am I right? Come on, Robert, Am I right?
Doctor : ..... Yes.
・【 beat around the bush 遠回しに言う 】
その昔、イギリスの貴族たちは、 藪の回りをたたいて隠れた
獲物を追い出してから、銃でズドンと狩っていた...そんな
ことから、「直接要点に触れるのを避けて遠回しに言う」こと
を beat around the bush と表現するようになったそうな。
否定文にして「単刀直入にいう」といういいかたの方がよく
使われます。
Shelley: つまり率直に言えば、そのとおり、残念ながら、君はもうだめだ。
Doctor : シェリー。
Shelley: そうでしょ。答えて、ロバート。私はいうとおりでしょ?
Doctor : ....そうだ。
That's the spirit!
夜遅く、薬を取りに来たシェリー。気分は落ち込むばかり。事情をよく
知るなじみ客の老女デイジーについ八つ当たり。でもデイジーのヒトコト
で気持ちも変わります。
Shelley: You selfish old bat!
Daisy : That's the spirit!
Shelley: わがままなばあさんなんだから!
Daisy : その意気よ。
*
DVD:BLOW DRY シャンプー台のむこうに/東宝ビデオ
レイの娘(レイチェル・リー・クック)がカワイイ。一人盛り上がる市長
(ウォーレン・クラーク)もある意味カワイイ^^;) 登場人物それぞれがいい味だしてる Blow Dry はお好き?
*シャボテン さん(M) むっちゃいい
やっぱアランやろ!
あ-う ・
え-お
・ か-け
・ こ
・ さ
・ た
・ な
・ は-ひ
・ ふ-ほ
・ ま
・ やら
・ わ英数
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