テープ(2001・米) 監督:リチャード・リンクレイター 脚本:スティーヴン・ベルバー
Amy : So Vincent, what are you up to?
Vince: Me? Not much.
What are you up to? は「最近どうしてるの?」という質問。What have you been up to? とも言います。もっと簡単に言えばWhat's up? でもOK。近況を聞く時の表現です。
その返事として、よく使われるのがこの Not much.「相変わらずだよ」です。
他にも Nothing much. や Like always. なども使えます。
人間の持つイメージとか体験したことなんて、案外、事実よりも、
それぞれの勝手な記憶に刻まれている「思い込み」で成り立ってるものなのかも。
昔の友人ジョン(ロバート・ショーン・レナード)をモーテルの一室に呼び出して、彼の過去の過ちを告白させ、こっそり『テープ』に記録した、ヤクの売人ヴィンセント。かつての恋人で、今は検事補のエイミー(ユマ・サーマン)のためにとやったことだけど、実際は、全て彼の思い込みなんじゃなかろうか。
ヴィンセント(イーサン・
ホーク)が主役のテープが回り始めた時点で、
彼の思惑は空回りを始めてしまってた。 会話の妙を駆使して、三人の人間の心理を次から次へと浮き彫りにしていく。会話につぐ会話と登場人物を追ってあっちへこっちへぐるぐる回るカメラに目が離せない、密室での87分の出来事。
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DVD/アミューズソフト
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原作本: Tape Stephen Belber/Dramatist's Play Service
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