映画で英会話 TangoTango!!


カラー・パープル(1985・米)
監督: スティーブンスピルバーグ 脚本: メノ・メイエス


Needs to be taken down a peg or two.

一発かましてやれ。


DVD妻は殴って服従させるのがあたりまえの考えの父アルバート (ダニーグローバー)だけど、 かかあ殿下の息子は妻ソフィア(オプラ・ウィンフリー)を殴ることには及び腰。


take someone down a peg or two 「高慢の鼻をへし折る」
peg「木くぎ」は旗の高さを調整するためのもの。 英国の軍艦では、訪問者のランクや敬意の度合いによって、 旗を高くしたり、低くしたりしていたそうだ。もちろん高い方が、偉い。

これが、take someone down だと、 完全に打ちのめしてしまうことになるけれど、 木くぎを a peg or two「1、2本」下げるんだから、 「少しばかり」というニュアンスが加わります。 でも、たとえ1本でも、木くぎが下がれば、相手はプライドを傷つけられる こと間違いないので、完全にノックアウトはできなくても、 かなり効き目はありそうです。

cut ... down to size も同じ意味で使えそうです。これは「身の程を知らせてやる」って カンジですか。「鼻っ柱が強い」は cheeky を。アルバートはソフィアの「気の強さ」のことを

 Sofia thinks too much of herself.

と表現してます。think of は「評価する」ことなので、これは「自分自身を高く評価しすぎている」 ...つまり「かいかぶっている」ということに。普通はこの↓ようにと否定的に使うようです。

 He doesn't think much of Sofia.
  「彼はソフィアを評価していない」


黒人セリー(ウーピー・ゴールドバーグ)は生き別れになった妹のことを思いつつ、 夫アルバートの暴力に耐え、ひたすら夫に仕えるだけの人生を送っていた。そんなある日、 現われた歌手のシャグ(マーガレット・エブリー)が少しづつ彼女に生きる勇気を与えていく。 40年にわたるセリーの波乱の人生と彼女をとりまく人々の姿を描いた力作。



> get 仕返しする ── セリーの妹を着の身着のままで追い出したミスター。これがふられた 腹いせ。 I'll get you. I'll get you. 「覚えてろ」 この場合の get は「やっつける」とか「復讐する」って意味です。 でもって相手の首根っこつかんだらコレ↓ Now I've got you! 「どうだ参ったか」
> put it over on だます ──  ミスターの息子が連れてきた婚約者のソフィアは、  誇り高く気の強い現代っ娘。 He young and limited. Pretty gal like you could put anything over on him. 「息子は若い 君のような女のうまい話にはだまされる」 put it on なら「大げさに言う」こと。put it(something) over on は「誰かにつけこむ」ことです。    limited 「知性に欠けた」    gal は girl の方言的発音から来た言葉で「娘」のこと。
> Has the cat got your tongue? 言ってごらん ── シカゴに行くことになったシャグを見送るセリーは実は一大決心 したところ。でも言えなくて困ってる。    夫の暴力に人生を封じ込められて来たセリーが夫の 目の前で「恐ろしさのあまり何も言えない」のも無理はあり ません。

* カラーパープル [DVD] /ワーナー・ホーム・ビデオ  

* CD:サントラ(IMPORT)

* 原作本/アリス・ウォーカー/集英社  

* 原作本/Alice Walker/Pocket Books




The Color Purple はお好き?


* LAURYN さん(F) すごすぎる
うちが生まれた年の一つの前か生まれた年にできた映画らしいんですけど、(1985,6) さっき観たばっかりで、はっきり言って感動しました。 その時代の文化とかがはっきり伝わってて、 男女や人種の差別、でもセリーはいっぱいの苦しみを耐えながら、そこから自由を手に入れて、 幸せを掴んだ。 セリーはとても可愛い人だと思いました。 なぜ可愛いのかは、映画の中で観てください。

* NAOMI さん(F) むっちゃいい


あ-うえ-おか-けは-ひふ-ほやらわ英数