銀河ヒッチハイク・ガイド(2005・米・英)
監督:ガース・ジェニングス 脚本: ダグラス・アダムス カレイ・カークパトリック
Jeltz: So, Earthlings, I present you with a choice. Either die in the vacuum of space, or tell me what you thought of my poem.
Arthur: Actually, I rather liked it.
Ford: That's good. Run with it.
ヴォゴン人シュルツ大尉(リチャード・グリフィス)の読む詩を聞かされる二人のヒッチハイカー。ん、詩?これのどこが拷問? 実をいうとコレ、宇宙で三番目にひどい詩なのだ。エイリアンは、ヴォゴン人の詩を聞くと、死にそうになるのだが、(現に死んだのもいる)。地球人アーサーは初体験。なんとか言い逃れをして、ここから解放されなくちゃ・・・とガンバルのでありました。
run(go) with it「流れに身を任せる」
この it は the flow や the stream 「流れ」
のこと。世の中の時流にゆったりと身をまかせて行こうという意味で、
ヒッピーに代表される60年代に生まれた言葉だそうな。それでいいから
「そのまま進めて」。ほら、立ち止まるんじゃないよぉぉぉぉ...
考えすぎないこと。とにかく、成り行きに任せて、やるっきゃないですね。
【訳】 Jeltz: さて、地球人よ、どちらかを選ぶんだ。
宇宙空間で死ぬか、もしくはわしの詩をどう思うか言ってみなさい。
Arthur: 実を言うとボク、けっこう好きです。 Ford: いいぞ、その手で行け。
「地球の皆さん、こんにちは、銀河バイパス建設の
ため、今から地球を取り壊します。ではよい1日を・・・」。
いきなり、こんな警告を受けた地球はあっという
間もなく破壊されちまいました。唖然。そんな中、
唯一生き残ったのは、平凡な英国人男性アーサー・デント
(マーティン・
フリーマン)さん。15年来の親友フォード
(モス・デフ)
がなんと、宇宙でのサバイバルを指南する銀河系最大
のベストセラー『銀河ヒッチハイク・ガイド』の編集
を務めるエイリアンだったのだ。
そんなこんなで、始まった壮大な宇宙のヒッチ
ハイク。いやー、笑っちまいました。無責任で自分を自分
で誘拐するという暴挙に出た銀河系大統領
(サム・
ロックウェル)や次々登場する
破天荒なエイリアンたち(ビル・ナイ、ジョン・マルコヴィッチ他)にいじけキャラの憂鬱なロボット、マービン(声:アラン・リックマン)。シャレた映像とツボにはまるシュールな笑いが満載。ホント隅から隅まで楽しめる。深遠なテーマをさらっとチャカスその精神がスキ。英国人作家ダグラス・アダムスのカルト的SFブラックコメディ小説の映画化です。
Don't panic! そして、ヒッチハイクの
必需品、タオルを必ずお忘れなく!
*
The Hitchhiker's Guide to the Galaxy:Douglas Adams 著/Ballantine Books
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銀河ヒッチハイク・ガイド [DVD] [Blu-ray] /ブエナ・ビスタ
*
CD/サントラ[IMPORT]/Hollywood Records
So long, so long, and thanks for all the fish! The Hitchhiker's Guide to the Galaxy はお好き?
* カルキさん(M) いいぞ 2015/02/17 20:11
ヴォゴン人、CGでなくあえてキグルミであることにびっくりしました。詞のシーンは
「そこにいる感」がいいですよね!
あ-う ・
え-お
・ か-け
・ こ
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・ た
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