映画で英会話 TangoTango!!


エネミー・オブ・アメリカ (1998・米)
監督:トニースコット 脚本:デヴィッド・マルコーニ


a: That's a Parker pen.
b: It's a Mont Blanc.


DVD エネミー・オブ・アメリカ
ディーン(ウイルスミス)の持ち物を隠しカメラから点検するエージェントたち 。何のためにって? それは見てのお楽しみ。


固有名詞には通常 a や the はつきませんが、 この場合の a は「製品」や「作品」を意味します。

例えば a Toyota なら「トヨタ車」に。a Picaso なら「ピカソの作品」ってことに。また、a Will Smith なら「ウイル・スミスの出てる映画」みたいなときにも使えます。

ちなみに、It's Mont Blanc. なら、「モンブラン山」 Mount Fuji など、「山」には The や a はつきませんが the Alps のような「山脈」には the がつきます。

【訳】
a: あれはパーカー製か?
b: モンブランだ。


弁護士のロバート・ディーン の回りで不穏な出来事が次々起こりはじめた。NSA(National Security Agency 国家安全保障局)のエージェントたちが彼のことを探っているのだ。だがディーンには身に覚えのないことだった。あらゆる情報操作と盗聴装置を駆使して抹殺されようとするディーンは謎の男ブリル(ジーンハックマン)の力を借り、反撃に出る。



鴨の生体を無人カメラに撮影していたザビッチがビデオ編集中に見た ものは盗聴法案に反対する高官の殺人現場だった。即座に左派の活動 家ブルームに連絡を取ったザビッチだが、すでにエージェントたちに 彼の行動はつつぬけ。 部屋などにつける盗聴用マイクは bug を 使います。 Your phone is tapped. / Your office is bugged. │ のようにも言えます。
> dodge the bullet 問題を回避する ── ザビッチの死とともにオリジナルテープは抹消したが、コピーがどこかに 存在する。コピーを持っているのは、ザビッチが消される直前に接触の あったディーンだとエージェントたちは目をつけた。 A: Maybe we dodged the bullet. Find out what Dean knows. Make contact. B: Yes, sir! A:「とりあえず問題は避けられたようだが... ディーンの知っていることが何か確認するんだ 接触しろ」 B:「わかりました」 │ dodge は「すばやく身をかわしてよける」こと。また、問題点を │ 「ごまかす」という意味もあります。dodge the bullet 「弾丸を │ よける」は「突然飛んできた嫌な問題をうまくかわす」という │ 意味のイディオムです。
> draw the line 一線を引く ── How do we draw the line between protection of national security obviously the govermenr's need to obtain intelligence data and the protection of civil liberties, particuarly the sancity of my home? 「国家の保安のために情報を収集する政府機関と 個人の自由とプライバシーとの間のどこに一線を?」 │ 長い文章ですが、between と and を目安に読んで見てください。 │ draw the line は読んで字のごとく「一線を引く」ことです。 │ 「けじめをつける」とか「限界をはっきりさせる」という意味で │ 使われます。政府がカメラやマイクで勝手に人々を監視するような │ 社会などもってのほか。どこまで個人のプライバシーが守れるか │ 境界線をきちんと引く方法なんてどこにも存在しないのだから。


* DVD:特別版/ブエナ ビスタ

* Script / 英語 / シナリオを読もう(一部)

* CD:サントラ(IMPORT)   * 原作本


わかりやすい英語冠詞講義 (単行本) 
石田 秀雄 (著) 「英語の冠詞は難しい」とあきらめていませんか。この単語にはtheがつくのか、aがつくのか、それとも無冠詞か。この本ですっきり納得。

aとtheの底力 -- 冠詞で見えるネイティブスピーカーの世界 冠詞の使い方を基本から応用まで説明。「モノ」「カタチ」「リンカク」の3つのキーワードで、冠詞を使う考え方を身につける。

The Article Book―冠詞が身につくワークブック (単行本) ミシガン大学のテキストをそのまま翻訳したドリル。ノン・ネイティブにはなかなか感覚が身につけられない冠詞の使い分けが、さまざまなパターンの問題を書いて解いていくことで、自然にしっかりと習得できる。



Enemy of the State はお好き?

*ocoさん (F) むっちゃいい
ウィルスミス最高

* 李魏鷹さん (F) すごすぎる
実際にありえる話で、今深刻な問題でもあるものだと思います。ジュウキ(?)ネットでしたっけ?あれ、そのものだと思います。

* ヒデコジさん (M) いいぞ
スパイサテライトやサーベイランスカメラは恐ろしい。 私たちの生活は全て御見通しの時代なんですね。緊迫感を持続させた良質な サスペンスものと思いました。

* ドリチさん (M) いいぞ
あんまり有名じゃない気がするけど(?)、意外と面白いです。トム・クランシー物っぽさがある。


あ-うえ-おか-けは-ひふ-ほやらわ英数