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全国の新型コロナ流行速報
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JAMDAS(Japan Medical Data Survey 日本臨床実態調査)
⇒
毎日更新 速報※
新型コロナは減少中!
※全国のクラウド電子カルテ患者集計に基づいた推計値を毎日更新。
全国の先々週の5類感染症流行情報
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⇒コロナ発生状況
⇒インフルエンザ発生状況
*全国の1週間毎の発生数、入院数:翌週金曜日更新

⇒感染症データと医療健康情報
*全国の約20種類の感染症の流行状況:翌々週火曜日更新
◆第47週(11月17日~11月23日)の定点当たり全国報告数:
・新型 コロナ : 1.90 ⇒ 1.81 減少
・インフルエンザ: 37.7 ⇒ 51.1 さらに激増
※40以上の都道府県で警報レベルの30人を越えました。
①宮城県 89.4、②福島県 86.7、③岩手県 83.4
(参考)⇒東京都感染症情報センター
(参考)⇒東京都インフルエンザ情報(2025-2026年シーズン)
★急性呼吸器感染症とは?
⇒厚労省Web
令和7年4月、感染症法が改正され、
急性呼吸器感染症が、5類感染症に位置付けられ、
定点サーベイランスの対象となりました。
急性上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)と
下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)の総称です。
「咳、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか1つ以上
の症状を呈し、発症から10日以内の急性期の症状であり、
かつ医師が感染症を疑う外来症例」と定義されています。
インフルエンザ、新型コロナウイルス、RSウイルス、
咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、クラミジア肺炎、
百日咳、マイコプラズマ肺炎など
約20種類の感染症が含まれます。
今年は、マイコプラスマ肺炎、百日咳などが、流行しています。
◆マイコプラズマ肺炎
2025年第46週の定点当たり報告数は1.48とやや増加。
過去5年間と比較してやや多い。
◆百日咳
2025年第46週の報告数は613人と、減少しています。
今年の累計報告数は、およそ86,000人。
先週の本院発熱外来の状況 毎週土曜日更新
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新型コロナは減少しています。
A型インフルエンザが、徐々に増加してきました。
例年に比べ、流行の開始が6週間早いようです。、
予防接種を、早めに受けてください。
週間件数
41週(10/6~10/12)から48週(11/24~11/30)
| 感染症名など |
41週 |
42週 |
43週 |
44週 |
45週 |
46週 |
47週 |
48週 |
| 急性呼吸器感染症 |
32 | 11 | 14 | 22 | 22 | 33 | 29 | 21 |
| 新型コロナ |
8 | 6 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| インフルエンザ |
0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 8 | 4 | 8 |
| マイコプラズマ肺炎 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 |
| 百日咳 |
1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 検体検査件数 |
23 | 9 | 6 | 13 | 12 | 25 | 20 | 21 |
月間件数(2025年)
| 感染症名など |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
| 急性呼吸器感染症 |
76 | 56 | 85 |
115 |
141 |
127 |
86 |
105 |
| 新型コロナ |
17 | 4 | 5 |
16 |
39 |
55 |
17 | 1 |
| インフルエンザ |
0 | 0 | 0 |
0 |
0 |
1 |
4 | 26 |
| マイコプラズマ肺炎 |
0 | 0 | 0 |
2 |
1 |
4 |
2 | 2 |
| 百日咳 |
0 | 0 |
3 |
2 |
1 |
2 |
2 | 0 |
| 検体検査件数 |
60 | 29 | 41 |
56 |
88 |
97 |
57 | 72 |
★くきた内科クリニックでの検体検査診断方法:
※コロナ、インフルエンザ、溶連菌:迅速抗原検査キット(発症後1~5日)
※百日咳:LAMP法(発症後1~16日)、EIA-IgG抗体(発症後2~12週間)
※マイコプラズマ:LAMP法(発症後2~16日)
先々週の宇和島保健所管内の5類感染症数
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定点当たり報告数(第44週⇒45⇒46⇒第47週):
新型コロナは、3.75⇒3.50⇒2.50⇒5.00と横ばいです。
一方、A型インフルエンザは、3.00⇒8.75⇒8.75⇒14.25です。
愛媛県内東予、中予では「警報レベル」ですが、
宇和島でも、増え「注意報レベル」になりました。
引き続き、感染予防対策をしてください。
◆42週(10/6~10/12)から47週(11/17~11/23)毎週金曜日更新
| 種類 |
感染症名 |
42週 |
43週 |
44週 |
45週 |
46週 |
47週 |
| 定点 |
急性呼吸器感染症 |
192 | 225 | 267 | 253 | 229 | 275 |
| 定点 |
新型コロナ |
16 | 13 | 15 | 14 | 10 | 20 |
| 定点 |
インフルエンザ |
10 | 1 | 12 | 35 | 35 | 57 |
| 定点 |
マイコプラズマ肺炎 | >
3 | 3 | 1 | 4 | 0 | 5 |
| 全数 |
百日咳 |
2 | 1 | 3 | 2 | 0 | 1 |
⇒愛媛県Web
★定点医療機関とは?
患者定点には、ARI定点(内科と小児科)、小児科定点、基幹定点
(内科と小児科を持つ300床以上の病院)などの5種類があります。
宇和島保健所管内の定点は4か所です。
★全数把握感染症とは?
感染症発生動向調査では、医師に全数届出を求める「全数把握対象疾患」
と指定届出機関(定点医療機関)で診断された患者の報告を求める
「定点把握対象疾患」をそれぞれ定めています。
全数把握が求められる疾患は、発生数が希少、あるいは
周囲への感染拡大防止を図ることが必要な疾患です。
①愛媛県感染症情報センター(⇒Webサイト)
*県内の各種感染症の流行状況:毎週金曜日15時更新
②全数把握感染症(⇒Webサイト)
*1週間の愛媛県内全医療機関の患者数
*2類:結核
*3類:腸管出血性大腸菌感染症(O-157)など
*4類:日本紅斑熱、レジオネラ症、重症熱性血小板減少症候群他
*5類:劇症型溶血性レンサ球菌感染症、梅毒、百日咳、風疹、麻疹など
③定点把握五類感染症(⇒Webサイト)
⇒定点把握五類感染症
⇒18種類急性呼吸器感染症
(過去6年間の推移グラフ)
愛媛県内の感染症流行状況
毎週金曜日15時更新 |
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⇒愛媛県感染症情報センター
(一部抜粋して、3グラフ表示)
⇒新型コロナウイルス感染症の感染状況(2025年)
*2023~2025年愛媛県週別 新型コロナ患者発生状況:
新型コロナの発生数は、減少から横ばいです。
第44週 4.57人、第45週 3.35人、第46週 4.11人。
一方インフルエンザの定点当たり報告数は、
第44週 12.78人、第45週 20.30人、第46週 27.33人
第47週 39.50人と急増し「警報レベル」になりました。
⇒第47週(11月17日~23日)愛媛県インフルエンザ発生状況
今年、国内で流行している主な感染症 |
★百日咳(5類全数把握感染症)
NHK 感染症情報と医療・健康情報 ⇒Webサイト
国立健康危機管理研究機構 ⇒感染症情報提供Webサイト
東京都感染症情報センター ⇒感染症ひとくち情報クリック
2024年末から、6年ぶりに全国で大流行しています。
第35週(8月25日~31日)1週間の感染者報告数は
全国で2,258人、愛媛県で26人、宇和島で0人でした。
やや減少してきました。
2025年累積患者総数は、
全国で72,485人、愛媛県1,399人、宇和島38人でした。
潜伏期は通常7~10日で、初発症状は発熱。
その後、咳が3~4週続きます。
治療は抗菌薬が用いられましたが、
マクロライド耐性菌が増えてきており、
乳児や新生児の重症例では、大きな問題です。
大人では、発症児童の親世代である 30歳~49歳に多く
この年代の方の長引く咳には注意が必要です。
重症化することはまれですが、
ワクチン未接種の乳幼児に感染させる危険があります。
患者さんの年齢は、5~15歳が75%と多く、
次いで発症児童の親世代である 30歳~49歳も多いため、
この年代の方の長引く咳には注意が必要です。
百日咳の診断は、以下の2つの方法があります。
①遺伝子検査(LAMP法)
発症早期に、鼻汁で検査ができます。
②血清抗体価
発症後2~12週間に、血液で検査ができます。
現在、日本では生後2か月から、百日咳を含む
「5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)」の定期接種が
実施されており、4回の接種が推奨されています。
*日本小児科学会の推奨スケジュール ⇒リンク
★マイコプラズマ肺炎
(5類基幹定点把握感染症)
国立健康危機管理機構 ⇒感染症情報提供Webサイト
厚生労働省 ⇒ Webサイト
2011年と2013年に大きな流行があって以降、
大きな流行はありませんでしたが、
2024年9月から、久しぶりに全国で大流行しています。
2025年に入り減少しつつありますが、
第45週(11月3日~9日)の感染者報告数は、
全国で1.42で、愛媛県で1.33です。
潜伏期は通常2~3週間で、初発症状は発熱。
その後、咳が3~4週続きます。
治療は抗菌薬(マクロライド系やテトラサイクリン系、
ニューキノロン系薬剤)が用いられます。
マクロライド系耐性菌の報告も多いです。
★リンゴ病(伝染性紅斑)
(5類小児科定点把握感染症)
国立健康危機管理機構
⇒感染症情報提供Webサイト
厚生労働省
⇒Webサイト
約10~20日の潜伏期間の後、
微熱やかぜの症状などがみられ、
その後、両頬に赤い発しん(紅斑)が現れます。
これらの発しんは1週間程度で消失します。
大人が感染する場合もあります。
特に、これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が
妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、
胎児水腫などの重篤な状態や、
流産のリスクとなる可能性があります
2020年3月以降、流行はありませんでしたが、
2025年4月より全国的に流行しています。
特別な治療法はなく、
水分補給など対症療法が中心になります。
★日本紅斑熱およびつつが虫病
(4類全数把握感染症)
日本紅斑熱の届出が、第17週に1例、
第20週(5月12日から5月18日)に2例、
第21週(5月19日から5月25日)に1例ありました。
その後も県内での発生は続いており、
2025年1~7月累計で、愛媛県内9例、
宇和島保健所管内3例が報告されています。
草むらや藪などのマダニの生息する場所に入る際は、
肌を露出しない服装を心がけマダニに効果のある
防虫スプレー(ディート含有)を使用しましょう。
病気の説明と愛媛県内の発生状況 ⇒愛媛県Web
★重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
(4類全数把握感染症)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは、
マダニによって媒介されるウイルス感染症です。
主に西日本を中心に患者報告が続いています。
今年も県内での発生は続いており、
2025年1~7月累計で、愛媛県内で4例の報告があり、
そのうち3例が宇和島保健所管内での発生であり、
宇和島では特に注意が必要です。
マダニにかまれた後、潜伏期は通常6~14日で、
初発症状は発熱、下痢、頭痛、筋肉痛、出血などで、
重症化すると死亡することもあります。
マダニにかまれた場合は、
早めに皮膚科などを受診してください。
病気の説明と愛媛県内の発生状況 ⇒愛媛県Web
★手足口病(5類小児科定点把握感染症)
国立健康危機管理機構⇒感染症情報提供Webサイト
厚生労働省Webサイト ⇒クリック
5歳位までの幼児を中心に夏季に流行が見られます。
大人はすでに免疫を持っていることが多いため、
感染することは少ないのですが、
2024年、愛媛県で大流行しました。
10~20歳代の若年成人の方の受診があります。
特別な治療法はなく、
水分補給など対症療法が中心になります。
2024年は、流行していましたが、
2025年になり鎮静化しています。
●RSウイルス感染症(5類小児科定点把握感染症)
●国立健康危機管理機構⇒感染症情報提供Webサイト
●厚労省:RSウイルス感染症Q&A⇒クリック
(令和6年5月31日改訂)
乳幼児における肺炎、細気管支炎の原因として多く
乳児では重症になりやすく要注意です。
感染後も十分な免疫はできないため、
何度も感染します。
成人では重症化はまれですが、
家庭内で、子供や孫から感染することがあります。
ただし、高齢者やCOPDなどの慢性呼吸器疾患の人では
重症化率が高く、注意が必要です。
2024年、60歳以上の方には予防接種が認可されました。
本院での接種は、まだ検討中です。
接種費用は、26,400円(税込)程度かかるようです。

厚生労働省:感染症情報(⇒クリック)
※各種感染症の総合サイトです。 頻回更新あり。
※最新のトピックスが、掲載されています。
※予防接種や新型コロナ感染症対策など
国立健康危機管理機構⇒感染症情報提供Webサイト
※日本国内の主な感染症発生動向報告 毎週金曜日更新。
⇒ 感染症発生動向調査週報(IDWR最新版)
⇒第44週(10月27日~11月2日)
感染症発生動向調査(日本医事新報社)


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