トップページへ
 最新感染症流行情報   最終更新日 2025年12月1日
ご挨拶
概要・沿革
医師紹介
外来担当医表
標榜科目
休診のお知らせ
お願い
最新感染症情報
診療案内
発熱・感染症外来
受付・待合室
通常の外来受診
急病のとき
救急当番案内
病診連携
お薬の処方
検査
在宅医療
オンライン診療
検診・健康診断
予防接種
病気の説明
循環器疾患
呼吸器疾患
腎臓疾患
糖尿病
脂質代謝異常
消化管疾患
肝・胆・膵疾患
各種がん
アレルギー疾患
感染症
脳卒中
交通アクセス
駐車場案内
施設基準届出
リンク一覧
ブログ
 日本 全国の新型コロナ流行速報
         JAMDAS(Japan Medical Data Survey 日本臨床実態調査)
 ⇒ 毎日更新 速報※  新型コロナは減少中!
        ※全国のクラウド電子カルテ患者集計に基づいた推計値を毎日更新。

 日本 全国の先々週の5類感染症流行情報
 厚労省
   ⇒コロナ発生状況
    ⇒インフルエンザ発生状況
  *全国の1週間毎の発生数、入院数:翌週金曜日更新

NHK NHK
  ⇒感染症データと医療健康情報
  *全国の約20種類の感染症の流行状況:翌々週火曜日更新

 ◆第47週(11月17日~11月23日)の定点当たり全国報告数:
 ・新型 コロナ :  1.90 ⇒ 1.81 減少
 ・インフルエンザ: 37.7 ⇒ 51.1 さらに激増
   ※40以上の都道府県で警報レベルの30人を越えました。
    ①宮城県 89.4、②福島県 86.7、③岩手県 83.4
  (参考)⇒東京都感染症情報センター
  (参考)⇒東京都インフルエンザ情報(2025-2026年シーズン)

 ★急性呼吸器感染症とは? ⇒厚労省Web
  令和7年4月、感染症法が改正され、
  急性呼吸器感染症が、5類感染症に位置付けられ、
  定点サーベイランスの対象となりました。
  急性上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)と
  下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)の総称です。
  「咳、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか1つ以上
  の症状を呈し、発症から10日以内の急性期の症状であり、
  かつ医師が感染症を疑う外来症例」と定義されています。

  インフルエンザ、新型コロナウイルス、RSウイルス、
  咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、クラミジア肺炎、
  百日咳、マイコプラズマ肺炎など
  約20種類の感染症が含まれます。

 今年は、マイコプラスマ肺炎、百日咳などが、流行しています。
 ◆マイコプラズマ肺炎

  2025年第46週の定点当たり報告数は1.48とやや増加。
  過去5年間と比較してやや多い。
 ◆百日咳
  2025年第46週の報告数は613人と、減少しています。
  今年の累計報告数は、およそ86,000人。


 日本 先週の本院発熱外来の状況   毎週土曜日更新
 新型コロナは減少しています。
 A型インフルエンザが、徐々に増加してきました。
 例年に比べ、流行の開始が6週間早いようです。、
 予防接種を、早めに受けてください。


 日本 週間件数  41週(10/6~10/12)から48週(11/24~11/30)
 感染症名など 41週 42週 43週 44週 45週 46週 47週 48週
 急性呼吸器感染症  32 11 14 22 22 33 29 21
 新型コロナ  8 6  0 1 0 0 0 1
 インフルエンザ  0 0 0 2 6 8 4 8
 マイコプラズマ肺炎  0 0 0 0 0 2 0 0
 百日咳  1 0 0 0 0 0 0 0
 検体検査件数  23 9 6 13 12 25 20 21

 日本 月間件数(2025年)
 感染症名など 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
 急性呼吸器感染症  76 56 85  115  141  127  86  105
 新型コロナ  17 4 5  16  39  55  17 1
 インフルエンザ  0 0 0  0  0  1  4 26
 マイコプラズマ肺炎  0 0 0  2  1  4  2 2
 百日咳  0 0  3  2  1  2  2 0
 検体検査件数  60 29 41  56  88  97  57 72
 ★くきた内科クリニックでの検体検査診断方法:
  ※コロナ、インフルエンザ、溶連菌:迅速抗原検査キット(発症後1~5日)
  ※百日咳:LAMP法(発症後1~16日)、EIA-IgG抗体(発症後2~12週間)
  ※マイコプラズマ:LAMP法(発症後2~16日)

 uwajima 先々週の宇和島保健所管内の5類感染症数
uwajima  定点当たり報告数(第44週⇒45⇒46⇒第47週):
 新型コロナは、3.75⇒3.50⇒2.50⇒5.00と横ばいです。
 一方、A型インフルエンザは、3.00⇒8.75⇒8.75⇒14.25です。
 愛媛県内東予、中予では「警報レベル」ですが、
 宇和島でも、増え「注意報レベル」になりました。
 引き続き、感染予防対策をしてください。

 ◆42週(10/6~10/12)から47週(11/17~11/23)毎週金曜日更新 >  
種類 感染症名 42週 43週 44週 45週 46週 47週
定点  急性呼吸器感染症 192225267253229275
定点  新型コロナ  16 13 15 14 10 20
定点  インフルエンザ  10 1 12 35 35 57
定点  マイコプラズマ肺炎 3 3 1 4 0 5
全数 百日咳  2 1 3 2 0 1

EHIME EHIME ⇒愛媛県Web
 ★定点医療機関とは?
 患者定点には、ARI定点(内科と小児科)、小児科定点、基幹定点
 (内科と小児科を持つ300床以上の病院)などの5種類があります。
 宇和島保健所管内の定点は4か所です。
 ★全数把握感染症とは?
 感染症発生動向調査では、医師に全数届出を求める「全数把握対象疾患」
 と指定届出機関(定点医療機関)で診断された患者の報告を求める
 「定点把握対象疾患」をそれぞれ定めています。
 全数把握が求められる疾患は、発生数が希少、あるいは
 周囲への感染拡大防止を図ることが必要な疾患です。

EHIME①愛媛県感染症情報センター(⇒Webサイト)
  *県内の各種感染症の流行状況:毎週金曜日15時更新

EHIME②全数把握感染症(⇒Webサイト)

*1週間の愛媛県内全医療機関の患者数
 *2類:結核
 *3類:腸管出血性大腸菌感染症(O-157)など
 *4類:日本紅斑熱、レジオネラ症、重症熱性血小板減少症候群他
 *5類:劇症型溶血性レンサ球菌感染症、梅毒、百日咳、風疹、麻疹など

EHIME③定点把握五類感染症(⇒Webサイト)

   ⇒定点把握五類感染症
    ⇒18種類急性呼吸器感染症
   (過去6年間の推移グラフ)


 EHIME 愛媛県内の感染症流行状況   毎週金曜日15時更新
EHIME ⇒愛媛県感染症情報センター
(一部抜粋して、3グラフ表示)
   ⇒新型コロナウイルス感染症の感染状況(2025年)
 *2023~2025年愛媛県週別 新型コロナ患者発生状況: 愛媛県週別COVID-19患者発生状況
  新型コロナの発生数は、減少から横ばいです。
  第44週 4.57人、第45週 3.35人、第46週 4.11人。

  一方インフルエンザの定点当たり報告数は、
  第44週 12.78人、第45週 20.30人、第46週 27.33人
  第47週 39.50人と急増し「警報レベル」になりました。
  ⇒第47週(11月17日~23日)愛媛県インフルエンザ発生状況
愛媛県週別インフルエンザ患者発生状況 愛媛県週別保健所別患者発生状況

 日本 今年、国内で流行している主な感染症
 ★百日咳(5類全数把握感染症)  
 NHK 感染症情報と医療・健康情報 ⇒Webサイト
 
 国立健康危機管理研究機構 ⇒感染症情報提供Webサイト
 
 東京都感染症情報センター ⇒感染症ひとくち情報クリック

  2024年末から、6年ぶりに全国で大流行しています。
 第35週(8月25日~31日)1週間の感染者報告数は
 全国で2,258人、愛媛県で26人、宇和島で0人でした。
 やや減少してきました。
 2025年累積患者総数は、
 全国で72,485人、愛媛県1,399人、宇和島38人でした。

 潜伏期は通常7~10日で、初発症状は発熱。
 その後、咳が3~4週続きます。
 治療は抗菌薬が用いられましたが、
 マクロライド耐性菌が増えてきており、
 乳児や新生児の重症例では、大きな問題です。
 大人では、発症児童の親世代である 30歳~49歳に多く
 この年代の方の長引く咳には注意が必要です。
 重症化することはまれですが、
 ワクチン未接種の乳幼児に感染させる危険があります。
 患者さんの年齢は、5~15歳が75%と多く、
 次いで発症児童の親世代である 30歳~49歳も多いため、
 この年代の方の長引く咳には注意が必要です。

 百日咳の診断は、以下の2つの方法があります。
 ①遺伝子検査(LAMP法)
  発症早期に、鼻汁で検査ができます。
 ②血清抗体価
  発症後2~12週間に、血液で検査ができます。
愛媛県週別COVID-19患者発生状況
 現在、日本では生後2か月から、百日咳を含む
 「5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)」の定期接種が
 実施されており、4回の接種が推奨されています。
 *日本小児科学会の推奨スケジュール ⇒リンク


 ★マイコプラズマ肺炎
   (5類基幹定点把握感染症)
 国立健康危機管理機構 ⇒感染症情報提供Webサイト

 厚生労働省 ⇒ Webサイト

 2011年と2013年に大きな流行があって以降、
 大きな流行はありませんでしたが、
 2024年9月から、久しぶりに全国で大流行しています。
 2025年に入り減少しつつありますが、
 第45週(11月3日~9日)の感染者報告数は、
 全国で1.42で、愛媛県で1.33です。
 潜伏期は通常2~3週間で、初発症状は発熱。
 その後、咳が3~4週続きます。
 治療は抗菌薬(マクロライド系やテトラサイクリン系、
 ニューキノロン系薬剤)が用いられます。
 マクロライド系耐性菌の報告も多いです。

 ★リンゴ病(伝染性紅斑)
   (5類小児科定点把握感染症)
  国立健康危機管理機構 ⇒感染症情報提供Webサイト
  厚生労働省 ⇒Webサイト
 約10~20日の潜伏期間の後、
 微熱やかぜの症状などがみられ、
 その後、両頬に赤い発しん(紅斑)が現れます。
 これらの発しんは1週間程度で消失します。
 大人が感染する場合もあります。
 特に、これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が
 妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、
 胎児水腫などの重篤な状態や、
 流産のリスクとなる可能性があります
 2020年3月以降、流行はありませんでしたが、
 2025年4月より全国的に流行しています。
 特別な治療法はなく、
 水分補給など対症療法が中心になります。

 ★日本紅斑熱およびつつが虫病
 (4類全数把握感染症)
 日本紅斑熱の届出が、第17週に1例、
 第20週(5月12日から5月18日)に2例、
 第21週(5月19日から5月25日)に1例ありました。
 その後も県内での発生は続いており、
 2025年1~7月累計で、愛媛県内9例、
 宇和島保健所管内3例が報告されています。
 草むらや藪などのマダニの生息する場所に入る際は、
 肌を露出しない服装を心がけマダニに効果のある
 防虫スプレー(ディート含有)を使用しましょう。
 病気の説明と愛媛県内の発生状況 ⇒愛媛県Web

 
 ★重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
  (4類全数把握感染症)
 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは、
 マダニによって媒介されるウイルス感染症です。
 主に西日本を中心に患者報告が続いています。
 今年も県内での発生は続いており、
 2025年1~7月累計で、愛媛県内で4例の報告があり、
 そのうち3例が宇和島保健所管内での発生であり、
 宇和島では特に注意が必要です。
 マダニにかまれた後、潜伏期は通常6~14日で、
 初発症状は発熱、下痢、頭痛、筋肉痛、出血などで、
 重症化すると死亡することもあります。
 マダニにかまれた場合は、
 早めに皮膚科などを受診してください。
 病気の説明と愛媛県内の発生状況 ⇒愛媛県Web

   ★手足口病(5類小児科定点把握感染症)
 国立健康危機管理機構⇒感染症情報提供Webサイト

 厚生労働省Webサイト ⇒クリック

 5歳位までの幼児を中心に夏季に流行が見られます。
 大人はすでに免疫を持っていることが多いため、
 感染することは少ないのですが、
 2024年、愛媛県で大流行しました。
 10~20歳代の若年成人の方の受診があります。
 特別な治療法はなく、
 水分補給など対症療法が中心になります。
 2024年は、流行していましたが、
 2025年になり鎮静化しています。

 ●RSウイルス感染症(5類小児科定点把握感染症)
 ●国立健康危機管理機構⇒感染症情報提供Webサイト
 
 ●厚労省:RSウイルス感染症Q&A⇒クリック

(令和6年5月31日改訂)
 乳幼児における肺炎、細気管支炎の原因として多く
 乳児では重症になりやすく要注意です。
 感染後も十分な免疫はできないため、
 何度も感染します。
 成人では重症化はまれですが、
 家庭内で、子供や孫から感染することがあります。
 ただし、高齢者やCOPDなどの慢性呼吸器疾患の人では
 重症化率が高く、注意が必要です。
 2024年、60歳以上の方には予防接種が認可されました。
 本院での接種は、まだ検討中です。
 接種費用は、26,400円(税込)程度かかるようです。


 厚労省
   厚生労働省:感染症情報(⇒クリック)
 ※各種感染症の総合サイトです。 頻回更新あり。
 ※最新のトピックスが、掲載されています。
 ※予防接種や新型コロナ感染症対策など

 JIHS
  国立健康危機管理機構⇒感染症情報提供Webサイト
 ※日本国内の主な感染症発生動向報告 毎週金曜日更新。
  ⇒ 感染症発生動向調査週報(IDWR最新版)
   ⇒第44週(10月27日~11月2日)
  感染症発生動向調査(日本医事新報社)



ページ先頭へ