映画で英会話 TangoTango!!


キングダム・オブ・ヘブン(2004・米)
監督:リドリー・スコット 脚本:ウィリアム・モナハン


Balian of Ibelin: At any rate, it seems I have lost my religion.
Hospitaler: I put no stock in religion. By the world religion, I've seen the lunacy of fanatics of every denomination be called the "will of God".


ザ・ホスピタラー(デヴィッド・シューリス)にエルサレムに来た感想を聞かれたバリアン(オーランド・ブルーム)。


put stock in...「〜を信用する」
stock「株」を買うにはそれなりの信用を持てなければ手は出せません。やっぱ。「〜を重要視する」てな意味もあります。

<例>
 You don't put any stock in this cold fusion mumbo-jumbo.
  低温核融合などでたらめだよ。  『ヴァル・キルマー主演 セイント DVD   

at any rate「とにかく、ともかく、いずれにしても」

【訳】
Godfrey of Ibelin: 私は信仰心を失ったようです。
Hospitaler: 信心深いのも考え物です。"神の意志"と称し狂信者がいかに非道なことを行ったか。


Be without fear in the face of your enemies. Be brave and upright that God may love thee. Speak the truth, always, even if it leads to your death. Safeguard the helpless and do no wrong. That is your oath.

「ひるまず敵に立ち向かえ。神は勇気と正義を愛される。たとえ死に至るとも常に真実を語れ。弱気を助け、悪しきを行うな。そう誓うんだ」

このセリフの後、バリアンは父親にホッペをパシッ!て殴られるんだよね。何で・・・って、ま、それは映画を観ておくれ。

子供を失ったことで妻が自殺した。失意の鍛冶屋のバリアンは、勇敢な騎士ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)の息子であることを知り。実の父の理想を受け継ぎ、<キングダム・オブ・ヘブン(天国の王国)>を作るべく、エルサレム王に忠誠を誓い、十字軍の騎士としてフランスから遠く離れたエルサレムへ戦いの旅に出る。

* DVD:特別編(初回限定生産) /20世紀フォックス・ホーム

* Kingdom of Heaven: The Ridley Scott Film and the History Behind the Story  * CD:サントラ




Kingdom of Heaven はお好き?


あ-うえ-おか-けは-ひふ-ほやらわ英数



図説 ケルトの歴史―文化・美術・神話をよむ (ふくろうの本)  ケルト文化とは何か。ギリシア・ローマと並ぶもうひとつのヨーロッパ文化の源流、ケルト。動物的にうごめくエネルギッシュな文様、変容を繰り返す神話―その独特の世界観。ケルト文化復興に近代人が見たもの。その背後にどのような「力」が働いていたのか。「ケルトの歴史」を通して「ヨーロッパ」を読み解く刺激的論考。 アラブが見た十字軍  11世紀から13世紀まで、200年にわたって西欧キリスト教徒が行った近東への軍事遠征―それが十字軍である。ヨーロッパ側の史料と史観に依拠することもっぱらで、ときに「聖戦」の代名詞ともされる、この中世最大の文明衝突の実相は、はたしてどのようなものだったのだろうか。豊富な一次史料を用い、ジャーナリストならではの生き生きとした語り口で、アラブ・イスラム教徒の観点からリアルな歴史を再現して、通念を覆し偏見を正すとともに、今日なお続く抗争と対立からの脱却の途を示唆する反十字軍史。