謎の巨大ロボット群に襲撃されるニューヨーク。そこへ颯爽と現れたのは正義のヒーロー、スカイ・
キャプテンことジョセフ(ジュード・ロウ)だ。かっこいい!
on one's way「〜へ行く途中で」
これ、I'm on my way と言えば、「今すぐそちらに行きます」という意味で使われます。緊急事態に、
ボスから呼び出しをくらったら、こう言ってすっ飛んでいきましょう。また、どこかへ向かう途中で
「今どこだ?」と携帯などで聞かれたら、
I'm on my way「今、そっちに向かっているところです」と言えばOK。
Do you read? 「聞こえる?」無線や電話で使う決まり表現です。
【訳】 Man: 緊急通信90206。スカイ・キャプテン応答せよ。
Joe: スカイ・キャプテンだ。急行する。
時は、1939年。雪の降りしきるNY。
超一流飛行家スカイ・キャプテンとクロニクル紙の記者ポリー(グィネス・パルトロウ)が、世界中で有名な科学者が謎の失踪を遂げる事件の調査に乗り出す。女だけの軍隊を率いるフランキー・クック(アンジェリーナ・ジョリー)やテクノロジーの天才デックス(ジョバンニ・リビシ)の助けを借り、世界滅亡をたくらむトーテンコープ博士に立ち向かうというお話。
銃から飛び出すのは、わっかになってびびびびと円弧を描く光線。
どこかコミカルなロボットたち。ジョセフの愛機P-40ウォーホークなんか
シャークの顔付だぞ。
なんか、サイボーグ009を思い出した。
実際は「ルパン三世」のロボット兵ラムダらしい。
キング・コングやスーパーマン、そしてオズの魔法使いなどのオマージュが全体に散りばめられている。ソフトフォーカスのかかったセピア色の幻想的な画面。クラシカルな雰囲気にぴったりの主役の二人が花を副える。
人物と最小限のセット以外はすべてCGだという。
トーテンコープ役には亡きローレンス・オリヴィエをCGで復活させている。
監督のケリー・コンランが、自宅のパソコンで4年の歳月を費やして
作った短編映画。これを見たジョン・アヴネットが即座に製作を名乗り出た。
たった6分間の映像でいっきにハリウッド・デビューを飾ったというからすごい話。
そういえば、リチャード・リンクレイターも『ウェイキング・ライフ』で
一般用カメラを使って生身の俳優で実写を撮り、同時進行で編集したものを
アーティストたちがMacG4で実写フィルムをアニメにペイントして作品を作った。
映画制作はマイ・PCで…なんて日も夢じゃない。
眼帯に軍服、あんな格好が似合うのはアンジェリーナ・ジョリーしかいない。
鼻っ柱の強いポリーとジョセフとのやりとりも楽しい。
最後のドジなオチも気が利いててセンスいい。パルトロウの表情が最高だった。
*
DVD/ジェネオン
*
CD:サントラ/ソニーミュージック
Sky Captain and the World of Tomorrow はお好き?
あ-う ・
え-お
・ か-け
・ こ
・ さ
・ た
・ な
・ は-ひ
・ ふ-ほ
・ ま
・ やら
・ わ英数
|