15ミニッツ
(2001・米) 監督・脚本:ジョン・ハーツフェルド
Well, just so you know. I gave you guys the credit.
ジョーディ(エドワード・バーンズ)の見つけた発火装置を持って
TVのインタビューを受けたエディ(ロバート・デ・ニーロ)。ニュースを見たかと
尋ねたら、見ていないと答えたジョーディにエディがヒトコト。
credit は「評価すること」や「認めること」。
He gives you credit for... で「彼は...で君を認めているよ」という意味に。
これが the credit になるとその評価が「限定」されて、「...のお陰」という意味に。
つまり「顔を立ててやる」ということになります。もちろんそんなことに興味のない
ジョーディは
Well, just so you know. I don't care about that stuff.
と言い返してます。派手にマスコミに顔を出すエディに対してジョーディは地味な正義派。最初は
エディに反感を感じていた彼でした。 【訳】お前たちのことを褒めておいたぞ。
残酷だと手で顔を覆った指の隙間からその放映を見るTV局の女性プロデューサー。
視聴率のためなら何でも利用する人気アンカーマンのロバート(ケルシー・グラマー)。
ニューヨークの名刑事エディはそんな彼らと持ちつ持たれつの関係にある。
消防局放火捜査員のジョーディは放火殺人事件現場で、エディと出会いコンビを組むことになる。
最初は普通の刑事サスペンスと思ってたらこれが大間違い。意外な展開にドキッ。
自由の国アメリカ、犯罪者も金になるとばかりに、一攫千金を夢見たチェコとロシア人
の二人組が起こしたその事件は、歪んだメディア社会と法律の隙間を巧みにを利用した凶悪犯罪だった。
> a date
殺人現場を目撃した女性を捜す犯人エミル(カレル・ローデン)は彼女の
置き忘れたサイフに入っていた名刺を見て電話した。出てきたのは色っぽ
い声の女性(シャーリーズ・セロン←ゲスト出演)。
Woman: I'll _set you up_ a real fine _date_.
Emil : Do you have Eastern European girl? A Czech girl?
Woman: Of course. Whatever you want. _As a matter of fact_,
I have a lovely Czech girl right here.
Emil : Send her.
▼ date は「デートの約束」という意味のほかに「デートの相手の人」
のこともさします。my date なら「私の恋人」だし、I'm going on
a date. なら「デートに行くんだ」に。動詞にして、I'll date her.
のようにも使えます。set up は「デートの相手を見つける」こと。
fix up も使えます。as a matter of fact は「実を言うと」と話を
切り出すときの表現。よく耳にしますよね。ま、実際、本当のこと
を聞かされるのは怖かったりして...?
Woman: デートの相手を紹介するわ。
Emil : 東欧、チェコの女はいるか?
Woman: ええ。お望みなら。ここに素敵なチェコの女性がいるわ。
Emil : その女をよこせ。
> heads
どうせなら一緒に行動した方がいいと申し出たジョーディにエディは勝負
に勝てば車に同乗させてやると答えます。その勝負って?
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