お熱いのがお好き
(1959・米)
監督・脚本:ビリー・
ワイルダー 原作: ロバート・ソーレン
Joe: I wanted orchids flown in from our greenhouse,
but Long Island is fogged in.
Sugar: It's the thought that counts.
楽団の歌手シュガー(マリリン・モンロー)にぞっこんのジョー(トニー・カーチス)は男の格好に戻り、お金持ちと偽って大ボラを吹きまくりです。でも、玉の輿をねらうシュガーはその言葉にメロメロです。
It's the thought that counts.
「大事なのはその気持ち」
この場合の count は「価値がある」とか「重要だ」いう意味です。
何といっても気は心。実際に物をくれたり、行動を起こすよりも、
そこまで考えてくれた the thought「そう思ってくれたその気持ちや心配り」
が大切というときの決まり表現です。使ってみてね。
fly in「飛行機で到着する」
【訳】
Joe: 我が家の温室の蘭を空輸させたかったんだがね。ロングアイランドが霧でだめだった。
Sugar: 気持ちだけでうれしいわ。
ギャングの殺人を目撃
した貧乏音楽家青年ジョーとジェリー(ジャック・レモン)は逃走のため、
女装をして女性楽団のメンバーに潜り込む。その楽団の歌手シュガー
にぞっこん惚れたジョーは男の格好に戻り、お金持ちと偽って彼女に近づき甘い言葉でささやきか
けます。モンローのセクシー衣装と艶めかしい歌、レモンとカーチスの女装もバッチリのドタバタ・コメディです。
goose up 促進する
ギャングの葬式(実はお酒闇市←禁酒時代だったから)で演奏して
た二人の音楽はチト湿っぽい。だから女性楽団のリーダーにハッパ
かけられたってワケ。
Would you mind rejoining the living?
Goose it up a little.
「もう少し元気よく」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
goose「がちょう」には「元気や力をつけるもの」という意味が
あります。goose up は「活力を与えていっそう強める」ときに
使う表現。もちろん与える力は、料理なら「味が引き立ち」
エンジンなら「始動し」、経済なら景気も借金も「増え」ちゃう。
てなカンジでいろんな場面で使えそう。
forward おしつけがましい
A: I don't mean to be forward, but ain't I had the pleasure
of meeting you two broads before?
B: You must be thinking of two other broads.
A:「失礼だがどこかで会ったかな」
B:「人違いでしょ」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
broads は「女」を軽蔑的に言う表現。ここで会ったが百年目
せっかく女装してギャングの目から逃れてきたのに、運悪く再会。
超ヤバイ!
Spats:Hello, Charlie. Long time no see.
チャーリー、久しぶりだな。
Charlie: What is it, Spats? What are you doing here?
いったい何しに来たんだ?
Spats:I've just dropped in to pay my respects.
礼をしに来たのさ。
drop in 「ちょっと立ち寄る」
pay one's respects 「あいさつに行く」
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Script / 英語 / シナリオを読もう
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DVD/20世紀フォックス
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CD:サントラ
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CD:Two Classic Albums From Jack Lemmon (輸入版)/Collectors' Choice Music
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ワイルダーならどうする?/ビリー・ワイルダーとキャメロン・クロウの対話/キネマ旬報社
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追憶マリリン・モンロー/井上 篤夫/集英社
Nobody's perfect. / Some Like It Hot はお好き?
* kunia さん むっちゃいい 2009年7月23日 20:39
永遠の名匠ビリ−・ワイルダ−の傑作、忘れ難いですね。
モンロ−の可愛さ、ジャック・レモンの旨さ、カ−チスはもう一つ、
モノクロでああ言う映画の面白さは最近ないですね。ラストで
抱腹絶倒、懐かしいですね。
* すごすぎる
* ちゃとら さん(M) むっちゃいい
モンローがすごいかわいいですね。
テンポも良くて、シロクロ映画のイメージが変わりました。
* ? さん(F) むっちゃいい
* かつみーこ さん(F) むっちゃいい
モンロー&ジャック・レモンファンの私にとっては、お気に入りの映画。
モンローの無邪気なまでのかわいらしさ、カーチスとレモンの絶妙な掛け合い、
素晴らしすぎる。この映画は監督のビリー・ワイルダーも俳優の魅力を最大限に引き出すため、
結末を決めずに撮っていったという話をどこかで聞きました。また遅刻常習犯のモンローを待つ間、
レモンがスタッフ等の気分を和らげるためにお得意のピアノを演奏したとか・・・
エピソードも尽きませんね。
おさるさん、レモンとシャーリーマックレーンの「あなただけ今晩は」、まだのようなら、
ぜひ取り上げてください。こちらもビリー・ワイルダー監督作です。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/5504/
* morry さん(F) むっちゃいい
最近ジャック・レモンを好きになりました。でも遅すぎました....。もっと早くその存在に気づいていれば...と後悔しています。
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