ミラーズ・クロッシング
(1990・米)
監督・脚本:ジョエル・
コーエン 脚本:
イーサン・コーエン
Leo: Got up on the wrong side.
Tom: Same side as always.
キャスパーの苦情を足蹴にしたレオのことが気に入らないトム。
どことなく不機嫌。ま、普段もこんな顔っちゃ顔だけど。
いや別に何って特に理由はありません。でもなんとなく「機嫌の悪い」朝ってあるじゃ
ないですか。そういう朝ってきっといつも通りじゃなく「ベッドの反対側から起きた」よう
な落ち着かない気分なんでしょうね。get up on the wrong side of the bed は「寝起きが
悪い」つまり「虫の居所が悪い」という意味になります。これは、左側から足を下ろすとその日は不運と言う迷信から来た表現です。
【訳】 Leo: ご機嫌ななめだな。 Tom:
いつもと変わらんさ。
時は1929年。
街を取り仕切っているアイリッシュ系ボス、レオ(アルバート・フィニー)の
イタリア系ボス、キャスパー(ジョン・ポリト)への態度が気に入らないのは
レオの片腕トム(ガブリエル・バーン)。
暗黒街で対立する二つのギャングのボスを手玉に取るトムのポーカーフェイスはお見事。
> Beat it!
市長との話が頓挫して不機嫌なキャスパー。
Caspar: You too, _beat it_!
▼ あっち行け、しっしっ!と人を追っぱらいたい時に使う表現。
よっぽど相手がヤなやつだとか、ヘンな人物なら使ってもいいけど
相手を選んでね。仲間同士が冗談ぽく使うのはオッケー。
Get lost! Get outta here! も同じ意味です。
Caspar: お前たちもだ。出てけ。
市長の執務室なのに市長まで追い出されちゃいました^^;)トホホ。
ところで下の会話。トムを見張る男たちのセリフなんだけど、
この中の Beats me. って何? 答えは下に。
Bluepoint: That's Bernie's sister, isn't it?
Man : _Beats me_.
Bluepoint: What's he seeing her for?
Man : _Beats me_.
Bluepoint: Shut up. Get Lost.
> be anxious to 〜することを切望する
久しぶりにレオのクラブに顔を出したトム。
◆【今日のポイント】復習しましょ。
彼、どことなく虫の居所が悪いみたいよ。
I guess he just ( ) ( ) on the ( ) ( ) of the ( ).
あっちへ行けよ。( ) ( )!
彼は家に帰りたがってるの。 He's ( ) ( ) return home.
あなたの幸せを願ってるのよ。I ( ) ( ) for your happiness.
偶然だけど(君は知らないだろうけど)ヤツは俺の友達なんだ。
He ( ) ( ) be a friend of mine.
そんなこと聞かれてもわかるわけない...Beats me. は It beats me.
のこと。beat は「人を面食らわせる」、it「難問」なんかが「人を
参らせる」ってことで、「全然わからない」「知るもんか」と言う
意味に。
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Script/ 英語 / シナリオを読もう
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DVD:スペシャル・エディション/20世紀フォックス
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CD:サントラ(IMPORT)/Uni/Varese Sarabande
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シナリオ本:Barton Fink" "Miller's Crossing"
Miller's Crossing はお好き?
* カメカメさん(F) むっちゃいい
いつも可哀想なブシェミ。
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