土地の売買の仲介としてやって来た男(ポール・チャッブ)。
持病で倒れた土地の持ち主ヘスター(パメラ・レーブ)に
直接会えず、口伝えするどこの馬の骨ともわからない
キャサリン(ミランダ・オットー)の言葉を疑わしく思う。
なんとか直接話を聞こうとしたが無駄だった。
straight from the horse's mouth は、又聞きではなく、
当事者から「直接に」
「確かな筋から」聞くことです。
木の年輪を見れば年が分かるように、
馬のあのリッパな「歯」を見ればその馬の正確な年齢がわかるんだそうナ。
そんなことから horse's mouth
には「信頼できる情報源」という意味があります。
それでも執拗に、キャサリンにハリーは、
Are you sure you haven't got it outside the teeth?
「聞き違えてないか?」
といって念を押すのですが。この表現もやはり、「馬の歯」の意味をひっかけています。
で、なにげに、ググッていたら、「自分の情報は馬から(実際はトレイナーや飼育係からの情報から)
直接聞いたことなのでまちがいはないという馬券屋の売り言葉
の台詞に由来する」という説明がありました。なるほど〜。
実際、馬の歯というのは人間と違い、年齢とともに「伸びる?」んだそうです。
だから、馬を買うときはその歯を見て、年齢や気性を判断したそうです。
これは馬が生活に密着していた時代に生まれた表現なのでしょう。
ちなみに、long in the tooth と言えば、「年老いた」という意味
になるそうです。これは老いて、歯茎が後退すると歯が長く見える。
つまり、馬のように年齢が増した様子を言い表したイディオムです。
【訳】直接聞かないと。
広大な土地持ちの父と暮らす中年女性ヘスターは若
い女性キャサリンに魅かれ彼女を家政婦として住み込ませた。父の死後、やむなく土地を
売って大金を手に入れたヘスターだが、ある日、そのお金が忽然と消える。ヘスターとキャサ
リンの奇妙な関係は長続きしなかった。原作はエリザベス・ジョリーのベストセラー小説。
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DVD/パアイオニアLDC/ASM,TDF
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DVD:海外版
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原作本/Elizabeth Jolley (著)/Penguin USA
The Well はお好き?
* hanaさん(F) いいぞ
一時期オーストラリアやイギリス映画にはまってみてました。アメリカものとは違ったよさがありますよね。ここに出てたミランダ・オットーはロード・オブ・ザ・リングで有名になりましたね。日本語タイトルもセンスよし。印象に残っています。
http://sak2-2.tok2.com/home/mrsdpring/
* ルーさん(F) いいぞ
オーストラリア映画は元気ですね。青いフィルターをかけたカメラで写した映像美に注目。青は孤独のメタファー。何がきっかけで人間の「悪」は古井戸から溢れ吹き出すか・・・。
http://plaza.rakuten.co.jp/mirai/
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