戦場のピアニスト
(2001・仏/独/英/ポーランド) 監督・脚本:ロマン・ポランスキー 脚本:
ロナルド・ハーウッド
Safest place to be. Right in the heart of the lion's den.
I'll be locking you in. No one knows you are here. So keep as quiet as possible.
ゲットーを脱出したポーランドの有名なユダヤ人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマン(エイドリアン・
ブロディ)はさまざまな人の助けで、
ある建物の一室に隠れ住むようになった。
Daniel in the lions' den といえば、
「非常に危険な状態」という意味に。ルーベンスの絵のタイトルにもあるこの表現。
名声の高まった「預言者ダニエル」がねたまれて、ライオンの巣に投げ込まれた様子を
描いている。人骨は散らばっているし、ライオンたちの表情は獰猛そのものですが、
神がライオンの口をふさいだため、ダニエルは襲われず翌日無傷で戻って来たという聖書の話のひとつ。
また
beard the lion in his den「巣にいるライオンのヒゲをつかむ」 ことは、
「捨て身で、虎穴に入り強敵と戦う」という表現もあります。
lock in 鍵をかけて家の中に「閉じ込める」
as 〜 as possible 「できるだけ ... する」
【訳】 ここは安全だ。獅子の懐だからな。鍵をかける。誰も君がいることを知らない。できるだけ音をたてないように。
★ここで少し気になったのが 【未来進行形】 使い慣れていないなぁと。
I'll be locking you in. は I'll lock you in. とどう違うのか。
簡単にいえば、未来進行形】のほうが「丁寧」 I'll lock you in. だと「鍵をかけて閉じ込めてやる」 みたいな感じに聞こえて不愉快かもです。
詳しい解説を見つけたので、こちらのブログ、「ビジネス英語雑記帳」を読んでみてください。
【未来進行形】は 話し手の心理的距離感を演出し、言い方を丁寧にするツールとして 文明人らしくふるまう上でのたしなみの一つと言っています。
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