必死で走ってきたけれど、7ヶ月も目覚めないママ、フィッツパトリック校長(ゴードン・ピンセント)は反対するし、家は燃えるし、走っても無意味に思えてきたラルフ(アダム・ブッチャー)を励ます親友チェスター。いいヤツ。
What's the point?「そんなことして何になるんだ?」
そんなことしても、どうせ何にもならないのに...「どうぜムダさ」という投げやりな気持ちのときに使う表現です。疑問文だけれど、必ずしも返事を期待しているわけではありません。
piss off「怒らせる」卑語
【訳】
Chester: もう走るしかないだろう。
Ralph : 何のため?
Chester: 校長を最高に怒らせるだけ。だけど、君は優勝できるよ。
1953年、カナダ。何? ボストン・マラソン?この生っ白い少年が? 見るからにひ弱な。頭の中は女の子の裸でいっぱい。勉強もイマイチ。おまけに校則やぶりの常習犯。
だけど、神父から「信仰、純潔、祈り」によって奇跡はもたらされると聞いてから、マラソンで優勝できれば、昏睡中のママは目覚めるんだ。奇跡を起こすんだ! と、がんばり始めたのです。彼が通うカソリック系の学校長は、「身の程を知らせるのが教育だ」と、五輪出場経験のあるヒバート牧師(キャンベル・スコット)にもクギをさしたのですが。
あー、それにしても、学校一恥ずかしいトホホな事件を起こして町中に名を知られてる、この男子が、優勝? まさかと、観ているこっちも、ずっ〜と頭の中でそいつは「無理だろ〜」って思ってた。さすがにコーチも、市のマラソン大会とボストンマラソンじゃ 格が違うって言ってたし。しかし、めげない少年。
やっぱ、「無理だろ〜」
それでも、がんばる。マジ、そのがんばり方でいいのかぁぁ?テな殉教者の教えや本で学んだ練習方法も涙ぐましくて、はぁ〜、トホホ。しかしね〜。いつしか、応援してるんですよ。もしかしたらやれるんじゃないかって。奇跡をおこすんじゃないかって。思えてくる。がんばれって!
で、結局どーなったかって?それは観てのお楽しみ。さりげにいい話でうるうる。ラストもさわやかでした〜!監督脚本は自ら、デトロイトマラソンの勝者でもある。アンドリュー・ロッキントンの音楽もよいです!
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DVD:DTSエディション/アミューズビデオ
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原作本:リトル・ランナー/マイケル マッゴーワン
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