わらの犬
(1971・米)
監督・脚本:サム・ペキンパー
脚本:デヴィッド・Z・グッドマン
Reverend Hood: Radiation. That's an unfortunate dispensation.
David: Surely is. Yes, indeed.
Reverend Hood: As long as it's not another bomb.
You're a scientist - can you deny the responsibility?
David: Can you? After all,
there's never been a kingdom given to so much bloodshed as that of Christ.
この土地に越してきて日も浅い、物理学者ディビッド(ダスティン・
ホフマン)
の家を訪問した牧師。
indeed「本当に」
受けた恩義に心から感謝。でも、Thank you very much. だけじゃもの足りない。
なら、後に indeed をくっつければ、「本当にありがとう」に。Yes.
の後につければ、Yes, indeed.「いかにもその通りです」と同意の気持ちを表す表現
になります。Indeed. 「その通り」だけ独立で使ってもOK。
英国紳士がよく使いそうな、ちょっときどった言い方です。
as long as ~「~である限りは」
after all「所詮 結局のところ」
bloodshed「殺害、虐殺」
【訳】
Reverend Hood: 放射能は災いのもとだ。
David: まさにその通り。
Reverend Hood: 原爆は恐ろしい。あなたは科学者だ。責任は否定できないでしょう。
David: 教会はどうです? 神の名のもとに、殺戮は繰り返されている。
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殺伐とした都会から逃れるように、
アメリカから妻エイミー(スーザン・ジョージ)の故郷に越してきた
物理学者のディビッド。だが、朴訥さを期待したイギリスの片田舎にも悪意は、陰鬱な形で
はびこっていた。気弱な彼は無教養で乱暴な若い村人に始終、舐められっぱなし。
それでも冷静さをよそおい、媚まで売る始末。
そんな彼だが、あることで、暴徒と化した村人の襲撃に遭い、
反撃に転ずる。
タイトルの「わらの犬」は、Lao-tzu「老子」
の『語録』からの引用だそうな。
Heaven and earth are ruthless, and treat the myriad creatures as straw dogs;
the sage is ruthless, and treats the people as straw dogs.
「天と地は ruthless(無慈悲)であり、
myriad(無数の)生き物をわらの犬のように扱う。
sage(賢人)は無慈悲であり、
人間たちをわらの犬のように扱う」
わらの犬は、すぐに壊れてしまうものでできているもの
。破壊することを目的として
作られたもののこと。祭祀のときには命を与えられ、捧げもの、護身用として
大事に扱われるけれど、役目を終えれば、ないがしろにされ、
あっさりと捨てられてしまう。天からみれば、人間も所詮は、
わらの犬と同じく「取るに足りないささいなもの」にすぎないのだ。
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わらの犬 [DVD] /角川映画
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Straw Dogs /Gordon Williams
Straw Dogs はお好き?
あ-う ・
え-お
・ か-け
・ こ
・ さ
・ た
・ な
・ は-ひ
・ ふ-ほ
・ ま
・ やら
・ わ英数
ガルシアの首 [DVD]
サム・ペキンパー監督がスローモーションを駆使した描写で魅せるハードコアバイオレンス。酒場のピアノ弾き・ベニーは100万ドルの賞金が懸かったガルシアの首を求め、情婦・エリータと共に旅立つ。主演はウォーレン・オーツ。
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