肉の蝋人形
(1953・米)
監督:アンドレ・ド・トス 脚本:クレイン・ウィルバー
He's a free spender alright,
a little bit older than I like them, but awfully
distinguished looking, I'm moving up
I'm moving up honey, no girl ever
hits the jackpot till after she passes 14th street.
興行師バーク(ロイ・ロバーツ)の恋人キャシー(キャロリン・ジョーンズ)。
バークが急死するやいなや次の恋人に
さっさと乗り換え。女優志望で目立ちたがり屋の彼女に必要なのはお金持ちの恋人だけ。
free spender「金離れのいい人」
distinguished「気品のある」
hit the jackpot「大当たりする」
jackpot は「賭け事での大当たり」や「大成功」
を意味します。思いがけず一獲千金を実現できたり、素晴らしいものを手に入れたら
こう叫びましょう! (ま、めったにないけど。。。ションボリ)
move up「出世する」
14th street はたぶんこの人の住む町のことを指していると思われます。
小さな町を pass「通り過ぎ」ない限り、大成功は望めない。。。かな。
【訳】 ちょっと年は取っているけど、
ハンサムだし貢いでくれそう。私がんばるわ。上を目指すの。
女の子もアカ抜けないと世間に出られない。
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'33年に「Mystery of the Wax Museum」の原題で映画になった、
C・S・ベルデンの戯曲の再映画化。
オリジナルは3Dだそうだ。
世界の偉人像の並ぶ蝋人形館を経営する彫刻家ジャロッド教授(ビンセント・プライス)
は共同経営者バークにより火を放たれ、すべての蝋人形を奪われてしまう。
復讐を誓う彼はパークやその愛人キャシーを殺し、蝋人形にして館に飾っただけでなく、
死体安置所の遺体を盗み出し、人形に変えてコレクションを増やしていく。。。
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