サッカーの国際試合で、フランス代表チームの監督が何者かに殺された。
捜査にあたるクルーゾー警部(スティーヴ・マーティン)は有名サッカープレイヤーのビス(ウィリアム・アバディー)
を取調室に呼ぶ。
push up daisies「埋葬される」
第一次世界大戦を題材にした詩で知られるイギリスの詩人、
ウィルフレッド・オーエン(Wilfred Edward Salter Owen)の「
A Terre (being the philosophy of many soldiers)」の中に登場してから使われるようになったイディオム。
墓の上を覆うように咲き誇ったヒナギク。その下で死体は眠るのです。push up は「増加させる」という意味。
ヒナギクが成長するのも、その養分がどこからくるのかと考えると、けっこう、ホラーな表現かも。
墓地によく生えていることから、ヒナギクに関するイディオムは不吉なものばかり。count the daisies「 死ぬ」
とか、under the daisies 「草葉の陰」とか、turn up one's toes to the daisies 「くたばる」とか。
日本じゃ死体は桜の木の下に埋まっているというけれど、昔、古戦場で死人がでると埋葬後、一緒に桜を植えたらしい。
むむ、ということは、あの桜。。。日本で埋葬はもうされていないけれど、あえて言うなら、
push up cherry blossoms とでも呼びますか。
【訳】 Bizu: 葬られて喜んでる。
Jacques Clouseau: 葬られたんじゃない。死んだんだ。
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