テイラー・オブ・パナマ
(1999・米) 監督:ジョン・ブアマン 脚本:アンドリュー・デイヴィス
Asked for 20 and guess what? They beat me down to 15.
かつては反ノリエガ派のヒーローだったミッキー(ブレンダン・グリーソン)も
今は落ちぶれたただの負け犬。それなのにミッキーを中心にレジスタンスは潜伏活動中だと信じ込んだ
英米両国家。彼らと交渉ができるのは私だけとうそぶく英国諜報員アンディ(ピアース・ブロスナン)に金の
受け渡しを
Push. The iron is hot. Strike
「即やれ」と命令しちゃいました。いいのか?
ask for は「金額を要求する」こと。beat down
は「値段を負けさせる」こと。
「値引きする」には Knock off という言い方もあります。米国に2000万ドル要求したらなんと
1500万にねぎられた英国。ねぎり上手も外交手腕のうち?
言うまでも無いですが、Strike while the iron is hot. は「鉄は熱いうちにうて」
のことわざです。
【訳】2000万ドル要求したら、どうしたと思う?
女たらしが度を過ぎてパナマへ左遷された英国諜報員アンディは
英国仕込みが自慢の格式ある仕立屋ハリー(ジェフリー・ラッシュ)から、彼の弱み
をたてに政府要人たちの情報を収集することに。ところがこのハリー、仕立ての腕同様
にうまいのが客の好みに合わせて話を「仕立てる」ことだった。
Call it a night.
ハリーの友人ミッキー(ブレンダン・グリーソン)はノリエガに抵抗した
ヒーロー。でも今はくたびれきった負け犬だ。酔ってアンディにからむ彼
をたしなめるハリー。
Mickie: He has heart, Mr. Cool. Heart.
Harry : Come on, now. Call it a night.
▼ 今日はこれで「お開きに」仕事も早めに「切り上げましょう」って
時には Call it a day. 夜もふけてきたことだし、宴会も「この辺で」
って時は Call it a night. をどうぞ。
Mickie: ハリーには心がある。クールさんよ。ハートが。
Harry : もういい。今夜はこれぐらいにしろ。
beat down
blow the whistle
真実を知った英大使館員のフランチェスカ(キャサリン・マコーマック)。
Francesca: Someone's gotta blow the whistle. Might as well be me.
▼ 審判がホイッスルを吹くと選手はペナルティが与えられる。ホイッ
スルの音は「警告」のシグナル。「不正行為はをやめさせ」て
「悪事は内部から暴露され」ます。
Francesca: 誰かが真実を公表しなければ。私から話します。
You're a diplomat. 君も外交官だろ...と大使に公表をとめられた彼女。
ほら、だって大使はアンディから口止め料をもらってるし。Be diplomat.
大使館員らしくしろってこういう時に使う言葉らしい...え!
◎ 今日のポイント 復習しましょ。
1. 今夜はこの辺でお開きにしましょう。→ Let's ( )( )( )( ).
2. 鉄は熱いうちにうて。→ ( ) ( ) the ( ) is ( ).
3. いくら要求している? → How much are they ( ing) ( )?
4. 1500万まで値切らされたよ。→ They ( ) me ( ) ( ) 15.
5. 私が告発をするつもりだ。→ I'm going to ( )( )( ).
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DVD :テイラー・オブ・パナマ
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テイラー・オブ・パナマ (Blu-ray Disc)
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CD:サントラ
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原作本:パナマの仕立て屋/ジョン ル・カレ
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原作本:The Tailor of Panama/John le Carr´e
今更ウソだ!と叫んでももう遅い。テイラーのついたホラに躍らされた米英。
そしてパナマは軍事的危機に直面する...The Tailor of Panama はお好き?
* (F) いまいち
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