特別企画展(2001年-2002年冬号)拡大版!
第2部
4日目 絶景・・・自然の宝庫,グレートバリアリーフへ
ケアンズ最終日の4日目。本日はいよいよグレートバリアリーフに向かうことにした。私たちがこの旅行でもっとも楽しみにしていたグレートバリアリーフ。この世界でもっとも美しいと言われるサンゴ礁群をこの目に焼き付けてきたい。
1981年に世界遺産に指定されたグレートバリアリーフは,長さ2000㎞以上にわたって続く世界最高のサンゴ礁群である。日本がすっぽり入ってしまうほどの巨大なサンゴ礁群。グレートバリアリーフは約200万年もの長い歳月を経て形成されているらしい。いよいよ偉大な世界遺産に足を踏み入れる時がきた。
はやる気持ちを抑えつつ,まずは世界1の距離を誇るゴンドラ,スカイレールで熱帯雨林を空から眺めることにした。すばらしい眺めで深い深い熱帯雨林に改めて感動!途中,2日目には発見できなかったカモノハシらしきものを見ることができた。納得。 私の場合,ゴンドラといえばスキーを思い出す。とにかくスキー以外でゴンドラに乗ったことはなかった。しかし,スカイレールは私の想像を超えるほどのすばらしいものだった。恐るべし!スカイレール。 ところで,有名な滝もあったが,水量不足でちょっと迫力不足といった感じ。ただし,雨季にはもの凄い光景だとか・・・。 名残惜しい熱帯雨林とのここでお別れ。いよいよケアンズ郊外のグレートバリアリーフ行きのフェリーに乗り込んだ。 |
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フェリーに乗り込んだ私たちは,この旅行で初めて外国人に囲まれるツアーとなった。フェリー内は英語・中国語・日本語が飛び交うまさしくインターナショナル!特にこのフェリーには中国人が多かった。すばらしい天気,すばらしい眺めと共に私たちは,一路グリーン島に向かった。 このグリーン島,実はグレートバリアリーフではないのだが,それでも海の美しさは超一流。約1時間散策して再度グレートバリアリーフへ向かう。テンションは上がりっぱなし。海上にはグレートバリアリーフへ向かう船がたくさん発見できた。 正午,グレートバリアリーフの中心部分に到着。フェリーは人工浮島へ。あまり広くはないが問題なし。なぜならほとんどの人は海にいるから。 |
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私たちは昼食後,まずグレートバリアリーフを空から見ようとヘリコプターに乗ることにした。決して安い買い物ではなかったが,熱気球の時のお金をこちらに当てて参加に踏み切った。 ヘリコプターに乗るのはもちろん初めて。これも貴重な体験だ。ヘリコプターからの眺めは我が目を疑った。こんなきれいな海があったとは・・・。空から見ることによってグレートバリアリーフの良さは倍増するとは聞いていたがまさしくその通り!言葉ではできない感動がこみ上げてくる。 海上に降りた後,早速水着に着替えシュノーケリングに挑戦。英語による簡単な講習を受け海底を散策。今までに見たことのない美しいサンゴ礁。色とりどりの熱帯魚。写真を撮れなかったのが残念だったが,写真のような海底の美しさに私たちはすっかり魅了されてしまった。 楽しかったケアンズ滞在もこれで終了。明日からは一変して乾燥地帯エアーズロックへ。新しい感動が待っている。 |
5日目・6日目 驚異・・・アボリジニの聖地エアーズロックへ
リゾート色と大自然の美しいケアンズを後にして,向かうはもう一つの楽しみであったエアーズロック。同じ国内とはいえ,移動は飛行機で2時間。国内線とあって英語がほとんど聞き取れなかった・・・。美しい熱帯雨林地帯から徐々に風景は変化していった。緑と民家は消えていき,いつの間にか一面の砂漠となり砂漠の真ん中を走る一直線の道路が印象的だった。そう,エアーズロックは砂漠の真ん中,オーストラリアの真ん中,乾燥地帯にあるのだ。
遙か2億年以上も昔から砂漠の大平原に悠然と横たわる世界最大の一枚岩「エアーズロック」。この『地球の驚異』を目で,手で,そして足で確かめたい。
空港のロビーから外へ出たとたん私たちは感じた。暑い!ケアンズの暑さとはひと味違う暑さだ。気温は36℃。この夏一番の暑さだった。日本の6倍と言われる紫外線量。日焼け止めクリームの上からもジリジリと日焼けするのがわかる。乾燥地帯の暑さを身をもって体験した・・・。 本日は,マウントオルガの散策とエアーズロックのサンセットを見に行くことにした。そして明日はエアーズロック登山となる。 まずやってきたのは,マウントオルガ。エアーズロックを余りよく知らない人はこれをエアーズロックと間違えるらしい。砂漠の中に突然そびえ立つ岩山。どう見ても不自然だ。ところがその不自然さが美しい。自然の驚異を体験。 マウントオルガは36ものドーム型の巨岩群である。エアーズロックほどの迫力はないが,それでも十分。岩の境目は吸い込まれそうな感じさえする。エアーズロックにはない雰囲気が感じられた。 散策には遊歩道が設けられているが,遊歩道から一歩出るとそこは危険地帯,毒蛇などがいるとのこと。油断禁物! |
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マウントオルガの散策の後に待ちに待ったエアーズロックのサンセットを見に行った。マウントオルガからは約30㎞離れている。といっても走りやすい道路で意外と早く到着だ。ケアンズ以上に交通量は少ない。 エアーズロックはオーストラリア先住民アボリジニから『ウルル』と呼ばれ,アボリジニの聖地として大切に守られてきた。世界最大の一枚岩と言われるエアーズロックは外周10㎞,高さ348m。 |
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私たちが到着したときのエアーズロックは上の写真。この状態でも十分美しいのだが,日の入り前にはさらに幻想的なエアーズロックにうまれかわるという。おしゃれにシャンパンで乾杯をし,その時を待つ。 そして,日も西に傾き日の入りに近づいた瞬間,左の写真のように見事な姿を見ることができた。この写真,自分で言うのも何だが,いいできだと感心している。恐るべし!エアーズロック。言葉はいらない。 |
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6日目,早朝4:00。私たちは念願のエアーズロック登山に出発である。昼はあんなに暑かったが,早朝はかなり冷える。気温差が激しいのもここでの常識だ。日の出のエアーズロックを見ながら登山口に到着。その迫力に一同は圧倒された。ちなみにこの登山,水1㍑を持参することが義務づけられている。 この登山というより登岩,鎖を使っての急斜面が続く。傾斜45°。私は結構スイスイだったが,この写真嫁さんは腰が引けている。普通はこんな状態。アウトドアー人として登山は譲れない。 登り初めて約90分。頂上へ。以外にも私は全く疲れていなかったが,嫁さんを含めてほとんどに人は,もうくたくた状態。頂上の強い風が心地よい。見晴らし最高!地平線が一面に広がる。 |
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ケアンズでも同じ事が言えるが,ここでも車はほとんどが4駆。それもランクルが多い。圧倒的に多いのは80。中には40,60も見つけることができた。残念ながらプラドは1台のみだった。赤土がよく似合うランクルを思わず撮影。一度はこんな所を走ってみたい。 |
7日目・8日目 カウントダウン・・・史上最高の年越し,シドニーへ
砂漠の真ん中のエアーズロックから一変して大都会のシドニーへ。シドニー到着と共に私たちの旅行もいよいよ大詰め。そして本日は12月31日,大晦日。こんな暑い大晦日を過ごすのはもちろん初めて。日本ならこたつにみかん,そして紅白歌合戦ってところだ。 早速,市内観光。まず驚いたのは建物の美しさ。まるでヨーロッパを想わせる造り。超高層ビル,思わず田舎ものみたいに見上げてしまった。私たちはまずあまりにも有名な「ハーバーブリッジ」と「オペラハウス」へ向かう。さすがシドニーの大晦日,人があふれかえっている。そして入り口では手荷物検査を行っている。ドキドキしながらチェックを受ける。そう,シドニーの大晦日は世界一のカウントダウン花火がシドニー湾周辺で行われる。午前中から場所取りの地元民も多数。 オペラハウスに到着。ホテルから歩いてもそう遠く感じられなかったが,坂は多い。オペラハウスから望むシドニー湾は最高だ。恐るべし!シドニー湾。そして,今夜はこのシドニー湾で豪華ディナークルージングとカウントダウンに参加する。 街角のオープンカフェで食事後,ハイドパークの噴水,シドニータワーへ向かう。シドニータワーからは美しい町並みを見ることができたが,残念ながらシドニー郊外の大山火事の影響で市内全体が煙っている。実はこの山火事,シドニーでは深刻な問題となっている。 |
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この旅行,最大の贅沢の時間がやってきた。シドニー湾での豪華ディナークルージングとカウントダウンだ。世界一の花火と共に日本より一足早く新年を迎えることとなる。 豪華なディナーをいただきながらシドニー湾へ出航。海上からはまた違った風景が広がる。やっぱりどこから見てもシドニーは美しい。船内では楽しいエンターテイメントが始まり,ますます盛り上がる。そして,21:00,1回目の花火が打ち上がる。いよいよカウントダウンののろしが上がる。 幻想的なシドニーの夜景を船内から眺めつつ,あっという間に時刻は23:50。シャンパンが配られ花火を見るための好位置もキープ。ただ一つ心配なのは船が傾いていること,そう全員が同じ方向に移動している。 23:59。緊張が全身を走る。もう間近,カウントダウンラジオのDJも力が入る。3・2・1・・・A HAPPY NEW YEAR!!! 同時に市内の数カ所から一斉に花火が上がる。驚いたのはその量と迫力。そしてすべて同時にまた音楽に合わせて花火の種類も変化する。日本の花火はただ打ち上げている感じがするが,この花火にはすべて意味が感じられる。質量共に世界1の花火であることが納得される。 そして約15分,華麗なカウントダウンは終了。特に最後のフィナーレはすごかった・・・。しばらくその場から動くことができなかったのが思い出される。そして深夜1:30ホテルに到着。これですぺて終了。いよいよ明日は帰国である。 帰りは約9時間。長かった・・・。そして日本は寒い!!!真夏から真冬へ。もうコメントはございません・・・。 一生で一度の新婚旅行にふさわしい旅行ができたと満足している。もしこの旅行記でオーストラリアに興味を持っていただければ幸いです。いいところです,オーストラリア。 新婚旅行第2弾は,北海道スキー。さむ~いレポートをお届けいたします。 |
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