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土物砂壁の主材料は、日本各地で産出される天然土で、色合いがさまざまであることから色土【いろつち】と呼ばれる。全国で、50種類以上ある。
左官職人の技量が問われる材料である。
本聚楽土水捏ね仕上 | 豊橋黄土大津磨き仕上 | 土佐漆喰磨き仕上 | 徳島赤土のろ押え仕上 |
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主材料を水で捏ねた上塗り材をこてで押さえる。 土もの砂壁独特の細かな粒立ち。 本聚楽土+砂4+みじんすさ |
粒度を揃えた、豊橋黄土を大津磨きで仕上げている。灰土の上にのろをかけて磨き込むことで、品のよい光沢を得ることが出来る。 豊橋黄土3+消石灰3+紙すさ少量 |
上塗り材を磨きごてで数度磨き仕上げている。当初は淡黄色をしているが、1〜2年後には白色に変化する。 土佐漆喰 |
紙すさを入れた上塗り材をこてで押えて仕上げている。紙すさを入れることで光沢を出している。 徳島赤土+消石灰+紙すさ |
土、砂、繊維、紙などを、合成樹脂で固め、耐候性、耐摩耗性を向上させたり、
セメント系、アクリル系、シリカ系塗材などのように、化学素材を使って塗壁の風合いを演出している。
種類、色、塗り方豊富。
珪藻土は自然素材だが、落ちやすい欠点を補うために、樹脂などを配合して落ちにくくしている場合がある。メーカーにより、樹脂配分が異なるため、かなり風合いが違う。
わら聚楽 | けいそう藁聚楽 | けいそう土かきおとし | シリカ系 |
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砂王 | 繊維壁 | サガン調 | アクリル系 |
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左官壁 |