はじめの設定

最初に起動した直後はこのエディタのおまけ機能で何ができるか示すために 余計な機能(背景画像、サウンド設定等)がオンになっています。 テキストの編集には本来不要なものなので目障りに思われる場合はそれらをオフにして下さい。

背景画像のオフ

背景画像の表示/非表示を切り替えます。

サウンド設定のオフ

初期状態では起動したり、キーを押下した際に音が出るようになっています。 音が出ないようにするには以下の設定を行ってください。

バックアップファイル

各種設定の変更については別途記載しますが、 最初にスワップファイルやテンポラリファイル(一時ファイル)、 バックアップファイルを置くディレクトリを決めておくと良いでしょう。

パラメータ 省略形 形式 説明 初期値 備考
backup bk 二値 編集したファイルのバックアップを作成するかどうか backup
backupdir bdir 文字列 バックアップを作成するディレクトリ 無指定の場合はカレントディレクトリ
backuprev br 二値 バックアップをリビジョン管理するかどうか 1 nobackuprev uvw固有
directory dir 文字列 スワップファイルや一時ファイルを作成するディレクトリ 無指定の場合は %TMP%

以下に _uvwrc ファイルの例を示します。

set backup
set backupdir=>$HOME\\backup
set backuprev
set directory=>$HOME\\tmp

設定は uvw.exe と同じディレクトリにある uvwrc ファイルを変更するか、 HOME ディレクトリに新規に _uvwrc ファイルを作成して設定します。 (HOME 環境変数が設定されていない場合には HOMEDRIVE, HOMEPATH 環境変数が採用されます。詳細は以下を参照 2)

文字列型パラメータの注意 (directory, backupdir 等)

尚、set コマンドで文字列を設定するパラメータについては 以下の文字は円記号('\') でエスケープする必要があります。

対象文字 備考
\ バックスラッシュ・円記号(\)はエスケープ文字となっているので円記号自体を記載するにはエスケープが必要です。
" ダブルクォート(") 以降はコメントとみなされるのでダブルクォートそのものを記載するにはエスケープが必要です。
| 垂直バー(|) はコマンドの継続を表すので垂直バーそのものを記載するにはエスケープが必要です。
空白 空白文字(半角空白、タブ)は set コマンドで区切りとして認識されますので空白を含むパスなどを記載するにはエスケープが必要です。

戻る


  1. backuprev が有効になっている場合は編集したファイルを書き出す度に backupdir で指定したディレクトリに <元のファイル名>-YYYYMMDDhhmmss.bak というファイル名で 書き込んだタイミング毎に直前のファイルのバックアップが保存されます。 nobackuprev の場合には従来通り backupdir に <元のファイル名>.bak が作成され、 書き込み毎にそのバックアップが上書きされます。↩︎

  2. HOME 環境変数が設定されている場合は _uvwrc は %HOME%_uvwrc が読み込まれ、 HOME 環境変数が設定されていない場合にはデフォルトで %HOMEDRIVE%%HOMEPATH%_uvwrc が読み込まれます。 HOME 環境変数の有無は _uvwrc を探す他、チルダ(~) の解釈にも影響します。↩︎