さやまの会 №98   24/4/19
 再審開始に向け走りぬこう ~第28回総会~
2月9日、自治労プラザに会員約20人が参加する中、議長にYさんを選出し開催しました。
代表あいさつでは、三橋幹事が 「本総会は28回も重ねている。会報も100号を迎えようとしている。長きにわたっての活動であるが本来はここまで回数を重ねる想定ではなかった。1日も早い再審開始を勝ち取ろう」 とあいさつした。
その後、2023年度の経過報告、会計報告を提案・承認を受けて、2024年度の活動方針の具体的活動として
 ①機関紙の発行
 ②学習会の開催
 ③東京高検・東京高裁に対してのハガキ行動
 ④狭山集会への参加
 ⑤狭山現地調査(裏面参照)
などを提案し予算案並びに役員選出についても参加者全員により承認されました。
役員代表あいさつでは、木村代表は、「鑑定人尋問とインク鑑定を家令裁判長が就任する2年余りの中で実施させ再審開始を勝ち取りたい。再審が開始された袴田事件はずさんとされているが、狭山事件の方がはるかにずさんである。新証拠も非常に多く中身も充実していると確信している。万年筆は明らかに捏造されである。再審開始に向け第4コーナーを回って最終のストレートを走りきる段階を迎えている」 と話した。
総会終了後は、ビデオ上映「冤罪を作り出す『取調べ』一狭山事件の場合」を参加者で視聴した。
ビデオは、2010年に石川一雄さんを取り調べた時の録音テープが証拠開示により9本(約15時間)開示されたもので、自白を始めた1963年6月20日~25日までの取り調べたものの一部をもとに、警察に逮捕され47日間にわたって取調べを受け自白を強要された実態を再現した内容であり、石川一雄さんがうその自白を重ねていった状況がわかるものであった。
 新役員体制
代表 木村清志 ・・・以下省略
 狭山県内集会
日時 5月24日(金) 午後5時30分~街宣行動
場所 徳島駅前
             ※会員の皆さんの参加をお願いします。
 確かめよう狭山事件の真実  反差別研修・狭山現地調査
1963年5月1日、埼玉県狭山市で発生した女子高校生誘拐・殺人事件において、部落差別に基づく予断と偏見により近くの被差別部落に住む石川一雄さんが不当逮捕されて61年になります。
1994年に石川一雄さんは31年7か月ぶりに仮出獄し、現在第三次再審請求を闘っています。これまで弁護団、東京高等検察庁、東京高等裁判所による三者協議は58回(2024.2現在)行われています。事実調べを求める署名は昨年10月で52万筆を超えました。しかし、事実調べを実施する裁判所の採否は決まっていません。
昨年12月東京高等裁判長が家令和典裁判長に変わりました。11人の鑑定人の証人尋問とインク資料の鑑定を実施するよう求めてさらに世論を拡大する必要があります。
いま、狭山事件は大詰めを迎えています。事件発生から61年を迎える狭山事件の現場を歩き、強制的に「自白」させられたことが本当にあり得るのか。また、得るのか。また、背景にある部落差別について検証・学習します。
       部落解放徳島地方共闘会議 部落解放徳島青年共闘会議
       狭山事件を考える徳島の会 特定非営利活動法人みずすまし
 会費納入をお願いします。
この会は会員の皆さんの会費や寄付金・カンパで運営されています。同封の振込依頼書で納入いただけますようお願いいたします。1年間1,000円です。会員でない方、またすでに納入済みの方にはご容赦願います。
ハガキ行動のご協力をお願いします
東京高等検察庁と京高等裁判所第4刑事部宛にハガキ要請行動のご協力をお願いします。同封のハガキに一言添えていただき、住所・氏名をご記入のうえ投函くださいますようお願いいたします。