さやまの会 №95   23/5/16
 今年中に再審開始を ~第27回総会を開催~
2月23日、自治労プラザに会員約20人が参加する中、議長にFさんを選出し開催しました。
開会挨拶で木村代表は「狭山事件は今大きな山場を迎えている。鑑定人尋問を1人だけでも実現できれば再審開始となると確信している。今年中に再審開始実現に向け力を合わせて頑張っていきたい」と挨拶しました。
その後、事務局より2022年度の経過報告、会計報告を提案・承認を受けて、2023年度の活動方針の具体的活動として、
①機関紙の発行
②学習会の開催
③東京高検・東京高裁に対してのハガキ行動
④狭山集会への参加
⑤狭山現地調査
などを提案し予算案並びに役員選出についても参加者全員により承認され、総会を終えました。
 新役員体制
代表 木村清志
幹事 11人
監事  2人
総会終了後には、石川早智子さんから「狭山第3次再審の現状と課題について」と題した学習会を開催しました。
石川早智子さんは「狭山事件がマスコミに連日取り上げられており、このことは非常に大きなことである。鑑定人尋問を求める署名も紙のものだけでわずか4か月で30万筆も集まり、本当にうれしかった。
裁判所や検察は狭山の熱量を見ています。ただ、オンライン署名がなかなか集まっておらず、背景には若い世代に狭山が広がっていない」と課題も語られた。
続けて、石川一雄さんの思いを語られ「一雄さんは勝利するまで死ねないという思いで闘っている。本日の総会に出席し挨拶したいという気持ちもあったが参加を見送っている。一雄さんは84歳、時間はあまり残されていない。元気なうちになんとしても再審を開始し無実を勝ち取りたい」と更なる支援を訴えました。
 狭山県内集会
日時 5月23日(火) 午後5時30分~ 街宣行動
場所 徳島駅前
*会員の皆さんの参加をお願いします。
 確かめよう狭山事件の真実~反差別研修・狭山現地調査
1963年5月1日、埼玉県狭山市で発生した女子高校生誘拐・殺人事件において、部落差別に基づく予断と偏見により近くの被差別部落に住む石川一雄さんが不当逮捕されて60年になります。
1994年に石川一雄さんは31年7か月ぶりに仮出獄し、現在第三次再審請求を闘っています。これまで弁護団、東京高等検察庁、東京高等裁判所による三者協議は54回(2023.4現在)行われています。
3月末には事実調べを求める署名が50万筆を超えました。しかし、事実調べを実施する裁判所の採否は決まっていません。東京高裁が11人の鑑定人の証人尋問とインク資料の鑑定を実施するよう求めてさらに世論を拡大する必要があります。
いま、狭山事件は大詰めを迎えています。事件発生か60年を迎える狭山事件の現場を歩き、強制的に「自白」させられたことが本当にあり得るのか、また、背景にある部落差別について検証・学習します。
と き  2023年6月3日(土)~4日(日)
ところ  埼玉県狭山市
部落解放徳島地方共聞会議  部落解放徳島青年共闘会議
     狭山事件を考える徳島の会  特定非営利活動法人みずすまし
 会費の納入をお願いします
この会は会員の皆さんの会費や寄付金・カンパで運営されています。同封の振込依頼書で納入いただけますようお願いいたします。1年間1000円です。会員でない方、またすでに納入済みの方にはご容赦願います。
 ハガキ行動のご協力をお願いします
東京高等検察庁と東京高等裁判所第4刑事部宛にハガキ要請行動のご協力をお願いします。同封のハガキに一言添えていただき、住所・氏名をご記入のうえ投函くださいますようお願いいたします。