さやまの会 №85 20/5/18 |
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再審開始を勝ち取ろう ~第24回総会を開会~ |
2月7日、自治労プラザに会員約25人が参加する中、議長にKさんを選出し総会を開催しました。 |
開会挨拶で木村代表は「いまだに全面的な証拠開示に至っていない。科学的証拠により無実が明らかになっている。後藤裁判長が退官する前に再審に向けた道筋をつけてもらい次の裁判官で再審開始を勝ち取りたい」と挨拶しました。 |
その後、事務局より2019年度の経過報告、会計報告を提案・承認を受けて、2020年度の活動方針の具体的活動として |
①機関紙の発行
②学習会の開催
③東京高検・東京高裁にたいしてのハガキ行動
④狭山集会への参加
⑤狭山現地調査 |
などを提案し予算案並びに役員選出についても参加者全員により承認され総会を終えました。 |
総会終了後には学習会を開催し「狭山第3次再審の現状と課題について」と題し、石川一雄さんからは「3月19日の三者協議である程度の方向性が決まると思っている。今の裁判官に再審に向けた道筋を残してらいたい。何としても第3次で終結させるためにも引き続きの支援をお願いしたい」と訴えられた。 |
早智子さんからは「高裁前のアピール行動を10年続けている。意見広告やボスターなど様々な取り組みをしていただいている。NHKで狭山のドキュメンタリーが製作されており4月下旬には放送されるのではないか。これからは新証拠に対する鑑定人尋問を求めていく状況になってきている。これまでの感謝と更なる支援をお願いしたい」と訴えられました。 |
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新役員体制 |
代表 木村清志 |
(以下省略) |
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第3次再審を最後に ~地研・狭山分科会~ |
第40回部落解放・人権徳島地方研究集会の狭山・共同闘争分科会が2月7日にアスティとくしまで開催され約70人が参加した。 |
石川一雄さんより「事件当時の取り調べは本当にきつかった。親・兄弟の接見禁止がなければうその自白などしていなかった。裁判官に事実調べを行ってもらいたい。皆さんの助けがなければ解決できない」と述べ、更なる支援を訴えられた。 |
早智子さんは「石川一雄は夜間中学に行って机を並べて勉強がしたいという強い思いがある。福江・下山鑑定をきちんと調べてもらえば必ず無実が明らかとなる。後藤裁判長に対する鑑定人尋問を行わせる運動が大事となる。この第3次再審を最後としたい」と訴えられた。 |
部落解放同盟中央本部の安田聡さんより、最初に狭山事件について、テレビ放映されたものを上映し参加者全員で狭山事件の疑問点などの共有化が行われた。 |
その後、狭山弁護団提出の新証拠として①石川さんが脅迫状を書けないこと及び書いていないことを明らかにした証拠、②万年筆の疑問に対する証拠、③取り調べ録音テープから明らかとなったウソの自白に対する証拠の3点について、石川さんが犯人ということはありえないことをわかりやすく説明された。 |
今後の取り組みとして、提出している224点の新証拠に対する鑑定人尋問・事実調べを求める世論喚起の取り組みと再審法改正の取り組み(①再審における証拠開示の保障、②再審開始決定に対する抗告の禁止、③再審における事実調べの保障手続きの整備)などがあげられた。 |
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お知らせ |
新型コロナウイルス感染症対策により集会などの持ち方に変更があったのでお知らせします。 |
5月23日 狭山市民集会(東京都) 中止
5月23日 狭山県内集会(徳島市)街宣車による情宣行動のみ
5月30日から31日 狭山現地調査(埼玉県) 秋ごろに延期 |
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会費の納入をお願いします |
この会は会員の皆さんの会費や寄付金・カンパで運営されています。同封の振込依頼書で納入いただけますようお願いいたします。1年間1000円です。会員でない方、またすでに納入済みの方にはご容赦願います。 |
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ハガキ行動のご協力をお願いします |
東京高等検察庁と東京高等裁判所第4刑事部宛にハガキ要請行動のご協力をお願いします。同封のハガキに一言添えていただき、住所・氏名をご記入のうえ投函くださいますようお願いいたします。 |
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