さやまの会 №79 18/10/15 |
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再審勝利向け団結一夏の交流会~ |
盆間近の8月10日、恒例の石川さん夫妻を迎えての「夏の交流会」を居酒屋「寓坊」において23人の参加で開催しました。今年の交流会には、さっちやんが解放運動に参加した当初の仲間の子どもが成人になって参加しとても感慨深げでした。 |
さっちやん、一雄さんから「弁護団は近々新証拠を出す。今の裁判官が担当している間に再審決定を出さす。本当に最後のヤマ場となる。更なる支援をお願いしたい。」と訴えがありました。 |
このあと、参加者の自己紹介でそれぞれが狭山への思いを語った後、互いの近況を語り合い交流を深めました。例年は「みどりの広場」で交流会を行っていましたが、工事の関係で昨年に続き居酒屋での交流会となり、中・高校生の参加がなかったのが少し残念でした。 |
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第37回三者協議 |
9月14日に第37回三者協議が行われました。弁護団からは、提出した下山第2鑑定、平岡鑑定について説明するとともに、今後、指紋関係や自白関係の新証拠などを提出ことを伝えました。 |
検察官からはコンピュータによる筆跡鑑定(福江鑑定)についての反論、7月に弁護団が提出したスコップに閲する平岡鑑定についても反論ないし反証を提出する予定であるとし、下山第2鑑定に対しても、何らかの反論、を準備するとしています。 |
次回の三者協議は12月下旬に開かれる予定です。 |
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新証拠を提出~東京高裁は鑑定人尋問を~ |
7月10日に弁護団は元京都府警察本部科学捜査研究所の技官の平岡義博・立命館大学教授による鑑定意見書2通、証拠開示された捜査報告書などを新証拠として提出しました。 |
寺尾判決(狭山事件の有罪判決)が客観的な有罪証拠の一つとしてあげたスコップについて、死体を埋めるために使われたものとはいえず、また、石川さんがかつて働いていた養豚場のものとも特定できないことを明らかこしたものです。 |
また、8月30日には、下山進・吉備国際大学名誉教授が作成した鑑定書(下山第2鑑定)などの新証拠を提出し、第3次再審請求で提出された新証拠は217点になりました。 |
下山第2鑑定は、蛍光エックス線分析装置を使ってインクに含まれる元素を分析することで、証拠の万年筆が被害者のものではないことを客観的、科学的に明らかにしたものです。 |
下山第2鑑定は、石川さんの家から発見された万年筆が被害者のものであることを前提として、自白通り発見されたことは自白が真実であることを示す「秘密の暴露」(犯人しか知らない事実=万年筆の隠し場所が自白で判明した)であるとした寺尾判決の誤りを科学的に明らかにしています。 |
また、殺害後、被害者の万年筆を自宅に持ち帰ったという石川さんの自白がまったく虚偽であり、有罪証拠とされたものが事件と関係のないものであることが明らかになったと言うべきです。下山第2鑑定は、寺尾判決を根底から突き崩す決定的新証拠であり、東京高裁は鑑定人尋問をおこない再審を開始すべきです。 |
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狭山県内集会 |
日時10月31日(水)
午後6時~
場所 労働福祉会館別館(旧同対センター)
※会員のみなさんの参加をお願いします。 |
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