さやまの会 №72 17/2/1 |
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雨の中3000人が結集~再審を求める市民集会~ |
10月28日、東京・日比谷野外音楽堂において10.28狭山事件の再審を求める市民集会が開催されました。 |
今集会は、開会前から雨が降り続きましたが、参加者はそれを吹き飛ばす熱気をもって集会は進められました。 |
組坂部落解放同盟中央執行委員長の開会挨拶の後、来賓の挨拶に引き続き、石川一雄さん、早智子さんからアピールがありました。 |
一雄さんは「先日、万年筆のインクについて新たに科学的新証拠が出された。これにより万年筆が警察によってデッチ上げられたことが明らかになった。今後も一層の支援を」と訴えられました。 |
早智者さんは「今、勝利の風が吹いている。皆さんの証拠開示を求める声のなかで、開示された証拠が石川の無声を明らかにすることとなつた。しかし、油断は禁物である。皆さんの力でえん罪を晴らしてもらいたい」と更なる支援を訴えました。 |
中山主任弁護士からは「狭山は、大きく郵いている。発見された万年筆のインクは善枝さんが使っていたインク瓶の物とは違うことが科学的に明らかになった。全力で無罪を勝ち取るまで闘う」と決意を述べられました。 |
片岡狭山闘争本部長は「今まで開示された証拠、また、今回提出された万年筆のインクから石川さんの無実は明確になった。裁判はもう少し時間がかかるが、全証拠が開示されるまで闘いを継続していこう」と闘いの継続強化を訴えられました。 |
このあと菅家さん(足利事件)、桜井さん(布川事件)、袴田さん(袴田事件)、川端さん(志布志踏み字事件)から連帯アピールが行われました。 |
最後に市民の会事務局長の鎌田さんから「沖縄の大阪府警機動隊の住民に対する差別発言に見られるように、右傾化している。市民がより一層連帯して闘いの輪を広げていこう」とアピールし集会を終えました。 |
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この後、雨の中、銀座をデモ行進し、都民に狭山事件の支援を訴えた。この集会には徳島より9人が参加しました。 |
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東京高検・高裁に要請 |
集会に先立ち、午前中に東京高裁、東京高検に要請行動を行いました。徳島からは自治労国保労組が代表して要請を行い、10団体の署名を担当官に手渡しました。 |
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県内でも再審を求める~大きな世論を巻き起こそう~ |
10月31日に約150人の参加のもと狭山県内集会が開催されました。 |
集会では、昨年に引き続き本会の木村代表が「狭山事件を取り巻く情勢と課題」と題した講演を行いました。 |
講演では、第26回~第29回三者協議の説明を行い、「とりわけ第29回の三者協議において、狭山弁護団は万年筆が被害者のものではないことを科学的に明らかにした下山鑑定を提出した。この鑑定は、狭山事件の確定判決となっている寺尾判決の有罪の決め手となった万年筆が偽物であることを明らかにした重要な新証拠である」ことなど現状報告をしました。 |
今後の課題として、3点を挙げ①徹底した証拠開示、②鑑定人尋問等の事実調べ、③再審開始へ向けての大きな世論形成が必要であると参加者に訴えました。 |
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狭山分科会へ結集を |
2月16日~17日にかけて、部落解放・人権徳島地方研究集会が開催され、17日はあわぎんホール(県郷土文化会館)5階会議室で午前10時から狭山・共同闘争の分科会が行われます。参加できる方は結集をよろしくお願いします。 |
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新証拠を提出 |
狭山弁護団は12月28日に22の筆跡鑑定を裁判所に新証拠として提出しました。 |
今回の筆跡鑑定は、取調べ録音テープや逮捕当日の上申書など開示証拠にもとづいて、脅迫状を証拠の主軸とした確定判決である寺尾判決を根底から崩すものとなっています。 |
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定期総会で、会員の皆様とお会いできることを楽しみにしています。 |
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定期総会のお知らせ |
第21回定期総会を開催いたします。多数の会員のご出席をよろしくお願いします。 |
日時 2017年2月17日(金)
18時30分~
*総会終了後、石川さんを講師に学習会を開催します。
場所 徳島県徳島市幸町3-98 自治労プラザ4階
電話 088-623-2351 |
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