さやまの会 №71   16/10/19  
 結婚20周年祝う会~次回は勝利を祝う会を~
8月6日、阿波観光ホテルで「石川一雄さん早智子さん結婚20周年を祝う会」を三者(部落解放同盟徳島県連合会、徳島県国保労組、本会)の呼びかけにより開催しました。
結婚の節目の年に際し、例年行っている夏の交流会を変更し、20年前の結婚を祝う会の呼びかけ人である2団体とともに呼びかけさせていただいた結果、多くの会員を含め約70人の参加により盛大に執り行うことができました。
次は勝利を祝う会をと挨拶する木村代表
呼びかけ人を代表し、本会の木村清志代表より「今回、20周年をこのように盛大に祝うことができてよかった。結婚25周年までには狭山事件第三次再審闘争に勝利し、祝う会を持てるよう皆さんの力をお借りしてがんばりたい」と力強く挨拶しました。
また、解放同盟徳島県連合会歯朶山書記長からは「他の冤罪事判が次々と開始され、無罪判決がでている。しかし狭山事件は再審開始どころか事実調べも行われない。その根底に部落差別があることを明らかに、広く訴えていかなければならない」とお祝いの言葉と決意表明がされました。
お礼と決意表明する石川さん
石川一雄さんは「一刻も早く、今の裁判長の下で無罪判決を勝ち取りたい」と訴えられ
「再審も 大詰め迎え 第三次 司法の誤謬を 質して無罪」
との句を披露されました。
早智子さんからは「徳島が私の原点。徳島の皆さんが私の大きな支えになっている」とこれまでの支援に対する感謝の言葉がありました。
歓談ではこれまでの2人のエピソードが話され、一雄さん、早智子さんと会場の交流がはかられたのち、各テーブルからお祝い3分スピーチ、青年共闘会議によるシュプレヒコール、「狭山差別裁判打ち砕こう」で思いをひとつにすることができました。
 第29回三者協議~重要な新証拠を提出~
8月29日に第29回三者協議が行われ、弁護団が開示を求めていた埼玉県警などの証拠物一覧表について検察官は8月19日付で意見書を提出し、昨年開示した留置票に載っている証拠物が現時点で捜査機関が保管する証拠物の全てだとしました。弁護団は検察官の説明を検討するとともに引き続き開示を求めていくことにしています。
また、8月22日には新証拠として、石川さん宅で見つかった万年筆が被害者のものではないことを科学的に明らかにした鑑定書を提出しました。この新証拠は確定判決となっている寺尾判決が自白にもとづいて被害者の所持品が発見された「秘密の暴露」(犯人しか知らないことが自白によって判明した)として有罪の決め手とした万年筆が偽物であることを明らかにした重要な新証拠となります。
 狭山県内集会
日時10月31日(月)午後6時~
場所 労働福祉会館別館(旧同対センター)
 ※会員のみなさんの参加をお願いします。
このページの写真は早智子さんのサイト「冤罪 狭山事件」から転載させていただきました。