さやまの会 №69   16/5/13   
 再審を実現しよう~第20回総会開催~
2月5日、自治労プラザにおいて約30人が参加する中、議長にHさんを選出し、第20回総会を開催しました。
はじめに、木村代表より「埼玉県警や浦和地検の証拠物一覧の開示を弁護団は求めている。証拠物の全面開示を行わせるとともに事実調べも行わせなければならない。歩みは遅いかもしれないが着実に前に進んでいる。今後も要請行動など取り組みを進めていきたい」と挨拶しました。
粘り強く取り組もうと木村代表
その後、事務局より2015年度の経過報告、会計報告を提案・承認を受けて、2016年度の活動方針の具体的活動として
①機関紙の発行
②学習会の開催
③東京高検・東京高裁に対してのハガキ行動
④狭山集会への参加
⑤狭山現地調査(裏面参照)
などを提案し予算案並びに役員選出についても参加者全員により承認され、総会を終えました。
 新役員体制
代表 木村清志
    (以下 省略)
今後とも石川一雄さんの再審を実現するため会員の皆さんの力をよろしくお願いします。
 更なる支援を ~第三次再審の現状を学ぶ
第20回総会終了後に石川一雄・早智子さんから、「狭山第三次再審の現状と課題について」と題してを行いました。
石川一雄さんからは「河合裁判長は再審決定をすると期待していたが、植村裁判長に変更となった。引継ぎはされていると思うが、書類等の精査には相当時間がかかるだろう。就任から半年となりこの1年以内には決定が出されると思っている。
長い年月支援していただき迷惑をかけているが第二の石川を産み出さないためにも皆さんの力をお借りして、第三次で終わらすよう再審開始及び無罪を勝ち取るまでの支援をいただきたい」と訴えられた。
更なる支援を訴える石川一雄さん
早智子さんからは「たくさんの方の力添えや出会いに励まされている。今度こそ再審無罪を第三次で勝ち取る。少しでも早い時期に再審を実現するためにもはがきや署名行動で裁判官の心を動かしてもらいたい。そのためにも引き続き皆さんの力を貸していただきたい」と参加者に訴えられた。
 狭山県内集会
日時 5月23日(月)
    午後5時30分~ ピラ情宣
場所 徳島駅前
   ※会員のみなさんの参加をお願いします。
 確かめよう狭山事件の真実 ~反差別研修・狭山現地調査
1963年5月1日、埼玉県狭山市で発生した女子高校生誘拐・殺人事件において、部落差別に基づく、予断と偏見により近くの被差別部落に住む石川一雄さんが不当逮捕されて53年になります。
1994年に石川一雄さんは31年7ケ月ぶりに仮出獄し、現在第三次再審請求を闘っております。これまで弁護団、東京高等検察庁、東京高等裁判所による三者協議では185点の証拠が開示されました。
しかし、検察官は証拠物や警察の証拠物一覧表の開示には応じていません。いま、冤罪・再審開始の事件が相次いでおり、これらの世論によって再審開始に大きく前進しています。
事件発生から53年を迎えた狭山事件の現場を歩き、強制的に「自白」させられた内容と客観的事実との矛盾点齟齬を理解していただくとともに、背景にある部落差別について検証・学習します。
とき  2016年6月11日(土)~12日(日)
ところ 埼玉県狭山市
部落解放徳島地方共闘会議 部落解放徳島青年共闘会議
狭山事件を考える徳島の会 差別問題を考える藍住の会
 ハガキ行動のご協力をお願いします
東京高等検察庁と東京高等裁判所第4刑事部宛にハガキ要請行動のご協力をお願いします。同封のハガキに一言添えていただき、住所・氏名をご記入のうえ投函くださいますようお願いいたします。