さやまの会 №66 15/5/15 |
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狭山現地調査報告~不屈の精神で闘う~ |
6月6~7日の日程で10人の参加により狭山現地調査を行いました。今回もフェイスブックの呼びかけで現地調査に集まった仲間も参加しました。6日午前11時に狭山現地事務所に到着し石川一雄さん、早智子さんがいつもの笑顔で出迎えてくれました。 |
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事前学習会では一雄さんから「不屈の精神で闘っている。目の調子が悪く、8月に手術することになっている。今年中には何らかの結論が出ると思う。是が非でも再審を実現させたい」、早智子さんからは「石川一雄の人間性を見てもらいたい。狭山は今動いている。これを確かなものとする闘いにしたい」と挨拶がありました。 |
部落解放同盟中央本部の安田さんからは「事件当時、市内2か所の被差別部落に捜査が集中した。『部落のものならやりかねない』という住民の差別意識が石川さんを犯人にでっち上げることを支え、マスコミの差別報道、警察の強引な取り調べでえん罪が作られた」とこの事件の背景が説明されました。 |
その後、安田さんの案内で現地調査を行いました。現地に立ち、実際に歩いてみると強制自白の矛盾に気付きます。再開発が進み、当時の様子はすっかり変わってしまいましたが、石川さんが無実であることを確信できる現地調査となりました。 |
交流会では、石川さんの兄さんであり、埼玉県連狭山支部長である六造さんとウメ子さんも参加してくれ、楽しい一時を過ごしました。 |
今回の狭山現調を終えて、毎年現場の変わり方に驚かされます。一雄さんの「不屈の精神で闘う」という精神を参加者が共有し、闘うことを誓いました。 |
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今年こそ最大のヤマ場に~今年こそ事実調べ・再審開始を |
5月21日、東京・日比谷野外音楽堂において「狭山事件の再審を求める市民集会」が開催されました。集会には1963年5月23日の不当逮捕52年に抗議し、再審開始を願う人々約3000人(徳島から10人)が参加しました。 |
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全国から3000人の仲間が結集 |
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主催者を代表して組坂部落解放同盟中央本部委員長は「近く23回目の三者協議が開催される。『見えない手錠を』はずすまで闘う」と挨拶されました。 |
石川一雄さんは「新証拠で綻びはじめた司法とて、油断厳禁再審開始まで」と歌を詠み、見えない手錠をはずすまで不退転で闘う」と訴え、早智子さんからは「今、狭山に大きな風が吹き、光が見えている。光を確かなものにするため力添えをお願いしたい」と訴えられた。 |
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全国の仲間に支援を訴える |
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中北弁護士は、「年内にも新証拠を裁判所に提出する。東京高検から証拠リストが出されたが浦和地検、警察署の持つ証拠リストが出されていない。鴨居に置かれた万年筆の略図も石川さんは書いていないし、万年筆が置かれた場所も書いていない。警察署幹部が略図を作り上げたもので日付も署名もない。これを明らかにするため浦和地検の証拠リストが必要である」と説明し、再審開始まで共に頑張ろうと述べられました。 |
再審開始が決定している足利事件の菅家さん、布川事件の杉山さん・桜井さんが連帯の挨拶を行い、袴田事件の袴田巌さん・姉のひで子さんが「弁護士との接見を警察が盗聴していたことがわかった。無罪獲得まで石川さんとともに闘う」と力強く述べられました。 |
集会後、常盤橋公園までのデモ行進で石川さんの無実を訴えました。 |
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高裁・高検に要請行動 |
市民集会に先立ち、10時から東京高検前公園で集会を開き、その後、東京高検、東京高裁に各県代表が要請を行いました。要請書は徳島県内10団体から提出があり、徳島県国保労組から2人が代表して要請を行い、他の参加者はピラ行動を行いました。 |
石川一雄さん・早智子さんからは「支援に対して感謝申し上げる。勝利まで不屈の精神で闘う。この闘いは権力か見ている。更なる闘いの構築を」と更なる支援を訴えられた。 |
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支援を訴える石川さん |
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暑い暑い もっと熱くなろう~恒例 夏の交流会 今年も全員集合 |
恒例の石川一雄さん夫妻を囲んでの交流会で、狭山の勝利を確信しよう!
たくさんの仲間の参加をおねがいします。 |
日時 8月8日(土) 午後6時~
場所 藍住町・緑の広場
差別問題を考える藍住の会 狭山事件を考える徳島の会 |
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このページの写真は早智子さんのサイト「冤罪 狭山事件」から転載させていただきました。 |
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