さやまの会 №62    14/7/4  
 石川さんは無実だ ~狭山現地調査を行う~
今回の現地調査は10人の参加で行いました。午前中は丸木美術館で原爆の図等を鑑賞し、人権と平和について学習しました。
午後1時前に狭山現地事務所に到着。石川一雄さん、さっちゃんがいつもの笑顔で出迎えてくれました。現地調査に個人参加した人たちと合流し、富士見集会所で事前学習会を行いました。
学習会では一雄さんから 「第3次再審闘争は最終段階に来ている。裁判所の現地調査・事実調べを強く望んでいる。夏明けには結論が出ると私は思っている。物証の万年筆・腕時計が大きな鍵である。
(両方とも被害者が使っていたものとは違い、警察がねつ造したものである) 再審開始の声を東京高裁に届けてもらいたい」 と挨拶された。
さっちゃんからは 「沢山の人に支えられて議動を進めている。支えがあるから私たちは孤立していない。石川一雄の肩の荷を一日も早く下ろしてやりたい」 と支援に対する感謝を述べられました。
学習会後、部落解放同盟中央本部の安田さんから説明を受けながら現地調査を行いました。夜は、埼玉県連狭山支部長である兄の六造さんとウメ子さん、足利事件の菅家さんも交流会に参加し、楽しい一時を過ごしました。
今回の現地調査を終えて、毎年現地調査をするたびに現場の変わり方に驚かされる。狭山駅前も再開発が進み変わっていました。
石川一雄さんの 「第3次再審を最後の闘いとしたい」 という再審を何が何でも勝ち取るという不屈の精神を参加者が共有し、闘い抜くことを誓いました。
 つぎは狭山だ~狭山事件の再審を求める市民集会
5月23日、東京・日比谷野外音楽堂において狭山市民集会が開催されました。狭山を闘う仲間が全国から約3000人結集し、日比谷野外音楽堂は熱気に包まれました。
今回は3月に袴田事件で再審が決定された後であり、48年ぶりに釈放きれた袴田巌さん、えん罪で無罪が確定している足利事件の管家利和さん、布川事件の桜井昌司さん・杉山卓男さんも駆けつけ連帯アピールを行いました。
庭山市民の会代表から、開会挨拶があった後、民主党・福山哲郎さん、社民党・福島みずほさん、新党大地・鈴木貴子さんら各国会議員から連帯の挨拶がありました。
弁護団の中山主任弁護人から 「2006年8月から今日まで136件の証拠開示がなされてきた。しかしこれは袴田事件で開示された600点以上の証拠には遠く及ばない。裁判は終盤だが検察の出方では今後も三者協議はあり得る」 と述べ、更なる証拠開示を求めていくと述べられました。
石川一雄さんは 「この51年で決着をつけるよう、この私が元気な間に決着をつけることが出来るよう支援を願いたい」 と訴えました。
集会後、デモ行進を行い都民に石川さんの無実を訴えました。この日は、徳島においても県内集会、「SAYAMA見えない手錠をはずすまで」 のアンコール上映会が開催され、連帯挨拶として木村代表が狭山事件の再審開始を訴えました。
 東京高裁・高検に要請行動
狭山市民集会に先立ち、午前中は東京高裁・東京高検に要請行動を行いました。
事前集会を行い、部落解放同盟中央本部の組坂委員長から 「石川の命我が命として、今年が最大のヤマ場として闘う」 と決意が述べられました。各県より取り組みを報告の後、各県代表者が要請行動を行い、徳島県より4人が参加し12団体からの要請書を手渡しました。
 えん罪当事者4人が袴田巌さんを迎えて会見
5月23日11時から、日比谷図書文化館で袴田事件・袴田巌さん、狭山事件・石川一雄さん、布川事件・杉山卓男さん、桜井昌司さん、足利事件・管家利和さんが懇談し、会見を行いました。この会見には主要なマスコミが取材に訪れ、狭山事件のえん罪を強く訴えました。
 国会で「SAYAMAみえない手錠をはずすまで」を上映
5月22日、衆議院第一議員会館で上映会があり、国会議員、秘書など約80人が参加しました。あわせて参加議員から連帯アピールがありました。
 暑い 暑い もっと熱くなろう~慣例 夏の交流会~今年も全員集合
恒例の石川一雄さん夫妻囲んでの交流会で、絆を強めよう!
たくさんの仲間の参加をおねがいします。
日時 8月16日 午後6時~
場所 藍住町・緑の広場
差別問題を考える藍住の会  狭山事件を考える徳島の会