さやまの会 №60   14/2/28  
 2通の捜査資料を開示 ~第16回三者協議~
1月31日に第16回三者協議がひらかれました。これに先立ち1月24日に東京高検は手拭い関係の捜査資料2通を開示しこれまでに開示された証拠は135点となりました。
しかし、弁護団が求めている番号が飛んでいる証拠物については開示に応じておらず、そのうちの筆跡資料については、検察官はプライバシー侵害につながるので開示できないとしています。
弁護団は未開示の証拠物のリストも含め重要な争点に関わるものが含まれている可能性があることから開示することを強く求めています。
また、弁護団が釈明を求めた石川さん宅から発見・押収された万年筆のインクが違うことを指摘した新証拠について検察官は争わないと回答しました。
次回の三者協議は3月末に行われることから証拠開示と事実調べを求める世論をさらに大きくする必要があります。
 弁護団が新証拠を提出
12月に万年筆インクに関する新証拠 「秘密の暴露」 とされた自白内容 (被害者の家に脅迫状を届ける途中で車に追い越されたとした自白) についての新証拠を提出しまし。
また1月にも 「秘密の暴露 」とした脅迫状を届けたときに被害者宅の東隣の家の前に車が駐車してあったという自白に合理的な疑いあるとした新証拠13点を提出しました。これにより、第3次再審請求で提出した新証拠は133点になります。
 県下4カ所で映画会
12月13日・14日の2日間、県下4カ所でドキュメンタリー映画 「見えない手錠をはずすまで」 が上映されました。この映画会には金監督と石川さん夫妻が舞台挨拶に立ち、この映画にかける思いと狭山闘争への支援を訴えました。
挨拶する金監督と石川さん夫妻
映画会には4カ所をとおして約800人が鑑賞しました。映画を観た人々がさらに狭山の輪を広げていただけることを信じて更に支援の輪を広げましょう。
 勝利を信じて~第34回地研狭山分科会~
2月14日、第34回部落解放・人権徳島地方研究集会狭山分科会が県職員会館で開催され悪天候の中約40人が参加しました。
石川一雄さんは 「3~4月に弁護団は最終の新証拠を出す。『手拭い』 の件をはじめとして、裁判所は再審決定を出さざるを得ない状況にある。私は、体力的にも第3次再審にかけている。この闘いに勝利するよう支援をお願いしたい」 と更なる支援を訴えました。
早智子さんからは 「今まで300万を超える署名が集まった。これだけの署名が集まる事件は他にない。今では行政関係にも狭山が取り上げられるようになった。勝利はすぐそこまで来ている。更に支援をお願いしたい」 と今までの支援に感謝すると共に再審開始を訴えました。
狭山弁護団の野口容子弁護士から狭山の問題点や現状について報告があり再審開始に向けて更に検察庁・裁判所に証拠開示と再審開始を訴えていく弁護団の方針が報告されました。
 幹事会を開催
2月17日に、幹事会を開催し次年度の活動を含め協議しました。2014年度の総会については裏面に開催通知を掲載しています。
 定期総会のお知らせ
2014年度定期総会を開催いたします。多数の会員のご出席をよろしくお願いします。
日時 2014年3月18日 (火) 18時30分~
場所 徳島市幸町3-98 自治労プラザ4階