さやまの会 №59   13/11/18   
 日比谷野音に4000人~狭山事件の再審を求める市民集会
10月31日、東京・日比谷野外音楽堂において狭山事件の再審を求める市民集会が開催され、狭山を闘う仲間が全国から約4000人結集し、会場は熱気に包まれた。
冒頭、庭山市民の会代表から、「午前中の高裁への要請行動では、(再審に向け)前進するような対応であった」 と感触を報告した。
来賓挨拶の後、石川一雄さんは 「最後の最後まで闘い抜く。この3次再審請求で終えるよう支援を願いたい」 と訴え、次の詩を読んだ。
--えん罪を訴え駆け抜け50年 未だ観ぬ春は近きと信じ--
続いて早智子さんは、「市民の声が人を動かす。今、マスコミが動いている。狭山が動いていることを確信する。来年こそ無罪を勝ち取るよき日にしたい」 と闘う決意と世論の喚起を求めた。
中山弁護士からは 「これまで133点の証拠が開示された。10月17日には手拭いの鑑定書を提出した。手拭いが石川仙吉さん宅には2本配られ、そのうも1本が一雄さんに渡されたとされていたが、調書では1と書かれているのを、後から違うペンで2に直されていることが判明した。
これは、石川仙吉さんの 『1本しか配達されなかった』 という証言に合っており、警察がでっち上げたものだ」 と重要な証拠が発見されたことを報告された。
この集会には、徳島より解放岡盟、市民の会、労働組合、市民17人が参加した。最後にデモを行い都民に石川さんの無実を訴えた。
 東京高裁・高検に要請行動
集会に先立ち、東京高裁・高検に要請行動を行った。事前に集会を行い、各県より取り組みを報告。この後、各県の代表者が要請書を手渡した。この行動には徳島県より6人が参加した。
 狭山県内集会
10月30日に約110人の参加のもと狭山県内集会が開催されました。本会の木村代表が再審請求の現状について講演を行った。
 夏の交流会
8月10日、夏の交流会が藍住町で約50人が参加して開催された。当日は菅家さん (足利事件被告:再審無罪判決) も参加され、参加者は石川一雄さん・早智子さんと交流を深め再審開始・再審無実に向け決意を新たにした。
 SAYAMAみえない手錠をはずすまで ~上映会のこ案内~
狭山事件のドキュメンタリー映画が完成し、部落解放地方共闘会議の主催により県内4か所で上映会が行われますのでご案内します。ふるってご参加ください。
・12月13日 (金) 徳島市
    ふれあい健康館 開場 17:30
・12月14日 (土) 阿南市
    阿南市文化会館 開場 9:30
・12月14日 (土) 藍住町
    藍住町民シアター 開場 13:30
・12月14日 (土) 美馬市
    脇町劇場オデオン座 開場17:30
 鑑賞費:無料です。