さやまの会 №57   13/4/8   
 今年こそ再審開始を~第17回総会開かれる
3月12日、自治労プラザにおいて25人が参加する中、議長にFさんを選出し、第17回総会を開催しました。
今年は、狭山事件が発生して50年目の節目の年になります。木村代表からも 「50年の節目にあたる今年こそ再審を開始しよう」 と代表挨拶がありました。
また、会員である高井前衆議院議員、徳島市議会議員の加村さんと小林さんから連帯のメッセージが寄せられました。
議事提案では2012年度の経過報告と会計報告が全員一致で承認されました。
2013年度の活動方針において具体的活動として
①機関紙の発行
②学習会の開催
③東京高検・東京高裁にたいしてのハガキ行動
④狭山集会への参加
⑤幹事会の開催幹
⑥狭山住民の会全国交流集会への参加
⑦夏の交流会
⑧狭山現地調査
などを提案し予算案並びに役員選出についても全員一致で承認されました。
新役員体制
代表 木村清志
(以下略)
 学習会を開催~第3次再審請求の現状を学ぶ
第17回総会終了後に木村代表を講師に迎えて 「第3次再審請求について」 と題した学習会を開催しました。
木村代表から開示された証拠をもとに検証し
*死体を一時隠したとされる「芋穴」には血液反応はなく、犯行現場とされる場所の血液検査報告書は見あたらないと検察はいう、
*死体を埋めたとされるスコップの土壌鑑定では検察側の鑑定は間違いであるとの新鑑定が出ている
*証拠の標目(通し番号)が欠けている
*被害者の手が縛られていた 「手拭い」 は石川さん宅のものではないと検察は言っている
*後に発見された被害者の腕時計は被害者のものではない
ことなどについてわかりやすく説明されました。今後は証人や鑑定人の尋問を要求し、5月の第13回三者協議で詰めていく必要があると述べられました。
 確かめよう狭山事件の真実~反差別研修・狭山現地調査
1963年5月1日、埼玉県狭山市で発生した女子高校生誘拐・殺人事件において、部落差別に基づく、予断と偏見により近くの被差別部落に住む石川一雄さんが不当逮捕されて50年が来ます。
1994年に石川一雄さんは31年7ケ月ぶりに仮出獄し、現在第3次再審請求を闘っております。
これまで弁護団、東京高等検察庁、東京高等裁判所による12回にわたる三者協議では、石川さんの無実を明らかにする100点の証拠が開示されました。
また、冤罪・再審開始の事件が相次いでいます。これらによって再審開始に向け大きく前進しています。
事件発生から50年を迎える狭山事件の現場を歩き、強制的に 「自白」 させられたことが本当にあり得るのか。また、背景にある部落差別について検証・学習します。
と き 2013年5月1日(水)~5月2日(木)
ところ 埼玉県狭山市