無実の証 06/7/1 |
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狭山事件において、石川さんを今も見えない手錠で縛りつける確定判決は、第2審・東京高裁・寺尾判決である。 |
したがって、この寺尾判決を打ち砕かなくては <狭山> の勝利はない・・・といっても、既に完膚なきまでに打ち砕かれてはいるのだが、寺尾以降の裁判官たちはそれを認めようとしない。 |
・・・寺尾判決について書いた時、いずれ詳しく検討することとしておいた。 |
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時系列をおって書き進み、2004年9月には 「現在」 に追いついた。 |
そこで、寺尾判決の認定する 「自白を離れて客観的に存在する証拠」 として挙げられている <脅迫状および封筒の筆跡、地下タビ・足跡、血液型、手拭い・タオル、スコップ、KU証言、犯人の音声> について検討に着手した。 |
この中で、寺尾判決以降の高裁・最高裁の諸決定 (第2次再審・異議審棄却決定まで) のでたらめさも明らかにしてきた。 |
そして、時系列の中ではあまりふれてこなかった無実の証の数々についても紹介し、<荒縄・ビニール風呂敷> まで進んだ。 |
だが、知識がないために十分に消化しきれない無実の証がまだある。殺害方法や死斑の問題などである。これらも決定的な証拠だ・・・どのように書き進めるか、いろいろ考えてはいたが手付かずのままになっていた。 |
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ところが、2005年3月16日、突然の特別抗告棄却 (島田決定) という事態となり、上記の <無実の証> の数々には、島田決定批判も含まれねば整合性がとれないという状態になってしまった。 |
また、2006年5月23日には第3次再審請求が行われ、後日紹介するが、新証拠が提出された。 |
そこで、寺尾判決批判を中心とした <無実の証> は島田決定までの話として、全体を再構成することとし、ここにもってきた。 |
時系列を追うならば、<暴挙暴論>~島田決定批判~まで飛ばしてもOK。 |
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