“コンビ”投票結果発表会

 こんにちは、幽霊です。司会だったはずなのに胸が凸の方に追い出されてしまいました……良いんです。どうせ、日陰者の非生ものですから。どうやら、あの方、胸の谷間にお守り――護身用具とお読み下さい――を詰め込んでいるようで、近づけません。残念です。
 結果発表後半は良夜さん&直樹君ペアから始まります。
 別に拗ねてません……本当に。
 ……ところで『楽しい呪術入門』って本、面白いです。お勧め。

『続き』
アルト「何気なくしきってるわね……」
『名優だから』
良夜「どっちかというとコメディアンかタレントの仕事って感じなんだが……」
『浅間くん ナイス突っ込み 彩音ちゃん 見習え』
彩音「わたくしは芸人さんではありません」
貴美「んじゃ、早速なお×りょーやんカップルのコメント」
直樹「さらっと×を使ったり、カップルとか言わないでください……僕の名前が先だし」
アルト「名前が後とか先とかってなに?」
貴美「先に名前がでてんのが攻め。ほら、りょーやん、童貞だし」
良夜「勘弁してくれ……」
貴美「コメント一発目が『801コンビ・・・(笑)』だし、期待されとんよ?」
良夜「帰って良いか……俺」
美月「……良夜さん、直樹君とお幸せ――ぎゃんっ!」
『逃げちゃ駄目』
 陽、逃げだそうとした美月の髪をわしづかみ。美月、当然痛がる。
美月「なんてコトするんですか〜抜けちゃいます、つるっぱげになりますよ」
『話し合いが必要 逃げても解決しない』
直樹「僕は男に興味なんてありませんから……」
美月「でも、吉田さんが……」
貴美「男相手の浮気なら許しても良いかなって思ってんよ?」
直樹「吉田さん!!」
貴美「美月さん、安心しとき。あくまでも浮気だから」
『浮気は男の甲斐性 芸の肥やし』
彩音「そっ……そんな……」
美月「ええ!? やはり、認めるべきなのでしょうか?」
『男の浮気を黙認するのが女の甲斐性』
直樹「認めていりませんし、浮気なんてしませんから!!」
良夜「もう、俺、こんな生活、いやになってきた……」
アルト「諦めなさい、これも人生よ」
貴美「さてと、アホな事やってたら行がどれだけあっても終わらんね。コメント、行ってみよ!」
アルト「今回二回目のお前が言うな」
良夜「『苦労人コンビに一票(本当は彩音ちゃんも加えてトリオが正しい気もするけど)』……ここまでの何行かで俺ら三人苦労しっぱしだな……」
彩音「はい……もう、大変ですわ」
直樹「今日はまだマシな方ではないのかと……」
美月「わっ私は違います! 吉田さんみたいに男性への浮気を薦めたりしませんし、二条さんみたいに男装もしませんっ!」
『アルトの制服は男物』
美月「はっ!? じゃぁ、私も変態さんの仲間入りですか!? どうしましょう!? 良夜さん!!」
貴美「良いんよ、女の男装は世間的に受け入れられてるから」
『男女差別』
良夜「グダグダ……さっさと次に……『『良夜&直樹』より『良夜×直樹』の方がしっくりくるのは俺だけですか?』またか……いい加減にしてくれよ」
貴美「ほら、読者も期待してんじゃん? でも、私は『直樹×良夜』の方が良いと思うんよ。なお、意外と上手なんよ?」
直樹「なっ、何を言い出すんですかっ!!!!」
貴美「いやいや、ここのサイトが十八禁じゃないのが残念やね」
『危ないので次に進む 彩音ちゃん』
彩音「あっ、はい。次のコメントですね……『きっと他にもいるはずです』何がでしょう?」
アルト「期待してる馬鹿じゃないの? あの馬鹿幽霊が妙なコメント出すから……」
美月「『タブル浮気カップル』、浮気は駄目です! 駄目なんですぅ〜〜〜」
良夜「全部こんなのばっかりじゃないだろうな……」
直樹「『ドキドキ・・・・・』、こんなのばっかりですね……」
アルト「おもしろがってるのか、本気なのか、判断が付きかねるわね」
良夜「『下剋上と言うならこのコンビ以外にありえないっ!何せダブルで立場が底辺』……ああ、否定しきれない」
『彩音ちゃんが底辺』
彩音「あの……どうしてでしょう? あまり上の立場ではないと思いますが……」
『演劇部縁の下の力持ち部隊部隊長』
貴美「そう言えば、演劇部ってあやちゃん居ないと動きが取れなくなるってホント?」
『ホント 演劇部のお母さん』
彩音「……お姉様……そのような事を言われると照れて……」
『お腹周りが特に』
彩音「……しくしく」
アルト「オチが付いたところで、次。『がんばれっ!3位は射程圏内っ』、無理だったわね、以上」
良夜「この調子のコメントばっかりで上位ってのも悲しすぎるからな……」
直樹「そっ、そうですね……」
貴美「やっぱ、そう言うシーンがないとここから上は狙えんね」
直樹「そんなシーン、いりませんからっ!!」
良夜「『うほっ!いい男!!・・・というには二人とも色んな意味で修行が足りないか?』修行、したくねーよ。ザケンな」
美月「えっ、いい男になって下さいよ〜」
良夜「……美月さん、意味判ってないでしょ?」
美月「はい? どういう意味なのでしょう?」
『判る人 手を挙げて』
 アルト、貴美、良夜、直樹、陽本人、挙手。美月と彩音はきょとんとしたまま
アルト「この二人、世間知らずなのよね」
『彩音ちゃんは箱入り娘』
彩音「そうですか?」
『でも今は入らない お腹がつかえて』
彩音「……しくしく」
美月「二条さん、女性のスタイルについてとやかく言うのは駄目ですよ?」
『反省』
アルト「次が最後ね……『良夜はいつ直樹を押し倒すんだ?』、いつなの? 良夜」
良夜「ねーよ」
貴美「あるのはなおがりょーやんを誘惑するって事だけ」
直樹「ありません!! 次のコンビ行ってください!!」

アルト「と、言うわけで私と和明ね……って、和明、いる? 心筋梗塞とか脳溢血で真雪の所行ってない?」
和明「かろうじて逝ってませんね」
美月「そっ、そう言う冗談、洒落になってませんから……」
アルト「黙ってると存在が忘れられるわよ? しゃべりなさい」
和明「若い方のお話しにはついて行けませんよ」
良夜「えっと、コメントは……『店長って実は見えないフリして刺されるのを回避してる?』『老店長のアルトが見えているんじゃないか?疑惑に一票』、二つしかないけど、二つとも『見えてるかも疑惑』ですね」
貴美「どーなん? 店長……あっ、このページは『見えない』って設定はない事になってるから。一応、全員見てる……ふっ……」
アルト「いっ、今、私の胸を鼻で笑ったわねっ!? 貴美なんてデブなだけじゃない!!」
貴美「負け犬の遠吠えやね……むなしくない?」
アルト「私はスレンダーなの! スレンダー!!」
貴美「むなしいやね……自分に嘘をついてどーするんよ?」
アルト「嘘なんてついてないわよ!!!」
貴美「気にしてる癖に……」
アルト「大きくたって良い事なんてないわよ!! 大体、今時DカップやFカップで巨乳を自称しないで欲しいわね。貴美なんて、胸がなかったらただの騒動屋じゃない。だから、毎度毎度、人気投票でも最下位でうろちょろしてるのよ」
貴美「うわっ、人が密かに気にしてる事をっ!!」
アルト「その点、私はスレンダーって事でキャラが立ってるもの。ありふれたDとかFでキャラを立てようなんて、厚かましいわね? 貴美」
貴美「貴美って呼ぶなっ!!!」
アルト「貴美! 貴美! 貴美!!!」
 アルトと貴美の醜い喧嘩、続行中。
良夜「あっちはほっといて……と、で、どうなんすか? 本当は見えてるとか?」
和明「残念ですが、見えてませんよ」
美月「本当ですかぁ? 私も時々お祖父さんが見えてるような気がするんですよね〜」
和明「年を取ると妙に勘が鋭くなりまして……」
良夜「でも、見えない振りってのは良いかもな……アルトに振り回されずに済むかも知れない」
和明「止めておいた方が良いですよ。彼女はそう言うコトされると、激怒しますので」
アルト「りょーや」
 アルト、不意に良夜の顔の前に滑り込む
良夜「なっ……ぶっ! お前、なんて顔してんだ!?」
 残念ながら良夜の顔が邪魔で他のメンツ及びカメラには見えない
アルト「必殺顔面崩しよ、これを見て吹き出さないものは居ないと言われている必殺技……でも、私もダメージを受けてしまうの……」
美月「どっ、どんな顔をしてたんですか?」
良夜「……鼻、痛かったろう? えっと……――いってぇぇ!!」
アルト「余計な事をしゃべると……命、縮めるわよ? まあ、こういう事を過去何回もやって確かめてるわ。見えてないのは間違いないわよ」
『ところでさっきの話の続き』
貴美「ひなちゃん、仕切るねぇ〜」
『名優だから』
和明「そうですね……昔は色々とありましたね……寒いと言ってコンロでたき火をしようとして、ぼやを出したり……」
アルト「あの時はさすがに深く反省したわ」
和明「自分でコーヒーを煎れようとして、ブルーマウンテンの豆を麻袋一杯駄目にしたり……」
アルト「ローストが上手に出来なかったのよ。勿体なかったわね、あの豆」
和明「酔っぱらって棚のカップを右から順番に全部床にたたきつけたり……」
アルト「割れる音が綺麗だったわ」
和明「生まれて間もない息子の口にタオルを押し込もうとしたり……」
アルト「夜泣きがうるさかったのよ」
和明「何度簀巻きにして川に流そうかと……」
アルト「和明、美月にアレ、言うわよ?」
和明「……さて、コーヒーでも煎れてきましょうか?」
アルト「私、ブルーマウンテンが良いわ」
美月「アレってなんですか!? アレって!! お祖父さん!!」
 和明、奥に引っ込み、美月、それを追いかける。
貴美「パイプ?」
良夜「吉田さん知ってんだ?」
貴美「美月さんが事務所に引っ込んだ時、時々居なくなるんよ。んで、帰ってきたらヤニ臭い」
直樹「あっ、僕、この間、駐車場でパイプ吹かしてるの、見ましたよ。口止めされてますけど……」
アルト「隠れて吸うのが良いらしいわ」
『こっそり悪事は漢のロマン』
彩音「もしかして、知らないのは三島さんだけなのでしょうか?」
良夜「美月さん、煙草、大ッ嫌いだかんなぁ……」
『煙草はハタチで卒業』
彩音「えっ、お吸いになっていたのですか?」
『昔はあたしも悪だった ちょい悪』
彩音「初耳……」
良夜「しかし、店長のパイプ……ばれたら美月さん、怒るだろうなぁ〜」
アルト「ばらすの?」
良夜「……とりあえず、知らん顔しておこう」
 全員、うなずき合う。

美月「続いて、良夜さんとアルトのコンビなんですよ。凄いですね、四十三票ですよ」
良夜「……いつ帰ってきたんですか?」
美月「つい先ほどですよ。知ってましたか?」
良夜「知らないから聞いたんだけど……」
アルト「どうやってごまかしたの? 和明」
和明「亀の甲よりも役立つ年の功です」
『ナゾ』
美月「さくさく行きましょう! ひとつ目は……『まぁやはり基本中の基本ということで』、基本ですよねぇ〜」
彩音「……あの、どうしてそのようにご機嫌なのでしょう?」
美月「コーヒー、煎れるのが上手になったって褒めてくれたんですよ! もう、嬉しくて〜〜」
アルト「……全然年の功じゃないわよ、和明」
良夜「当人が幸せそうなら良いんじゃないか? さてと……割とまともなコメントばっかだな。『このコンビが居なきゃ始まらないでしょう』、まあ、アルト居ないとランチシリーズ、ファンタジーにならないしな」
貴美「りょーやん居ないと、アルちゃんの台詞、誰も聞けないもんね」
アルト「アルちゃんって言わない! デブ貴美」
貴美「アルちゃんって言うと、中東当たりでテロやってる連中みたいやね」
良夜「そりゃ、アルカイダだ」
『ある・貝・だ』
彩音「アサリはバター炒めが美味しいですわ」
『味噌汁が基本』
彩音「おみおつけにはシジミです」
良夜「小ネタはいらないって……『美月よりアルトでしょ、やっぱ。』、やっぱってなにがやっぱなのかは判らんが……」
美月「いいえ、私とアルトの方がお似合い……あの、どうして私とアルトのコンビが出てないのでしょうか?」
良夜「さっさあ?」
美月「おかしいですよね……やり直しを要求します!」
アルト「今からやり直してどうするのよ?」
直樹「三島さんとアルトさんが一緒の時は、いつも良夜君がいるからじゃないんですか?」
美月「むぅ……良夜さんが私とアルトの中を邪魔してるんですねっ!」
良夜「俺の所為みたいに言わないでください。次が『もしかしたら美月とのコンビより長くなるかも?』、一応、一日、美月さんよりもアルトとの付き合いが長いな」
美月「私とアルトの関係は私が生まれた日からですので、私の方がずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと、長いんですよ? 知ってましたか?」
アルト「どうしてそう、張り合おうとするのよ……」
直樹「『投票数が少ない!幽霊様の怒りが発動しそう。』、それより、吉田さんに岩塩ぶつけられた方の怒りがどうなるのか……呪う時は吉田さん一人にしてく――」
 貴美のみ擬す肘、直樹の延髄を直撃。直樹悶絶
貴美「私らは一心同体っしょっ!?」
直樹「一心同体の相手の延髄に肘を叩き込まないでください!」
『負けない』
彩音「ひゃっ!?」
 陽、彩音の脇腹をつまむ。やっぱり彩音悶絶。
美月「えっと……良夜さん、肘と脇腹、どちらが良いですか?」
良夜「対抗しないでくださいって……次が『美月には負けられん!』、負けたな、アルト」
アルト「別に悔しくはないわよ。一位が美月だもの。タカミーズに負けてたら気分悪かったわね、きっと」
直樹「『頑張れ、(一応)看板コンビ』、(一応)というのが寂しいですよね」
貴美「喫茶アルトの営業的には私と美月さんだよね、看板娘ズは」
美月「はい、喫茶アルトの黒髪と茶髪ですよ?」
貴美「美月さん、フロアに出てこないから私が一人で看板娘してっけど」
美月「うぅ……吉田さん、キッチンと変わりませんか?」
貴美「私、三人前以上の料理、作れんよ?」
良夜「材料十倍にしたら良いだけじゃねーの?」
アルト「これだから素人は……」
美月「料理の道は奥が深いんですよ?」
貴美「カレーは人数多い方が美味しく出来っけどね、他のは駄目なんよ。味付けできなくて」
直樹「次は……『2人ともまだまだ子供やのぉ。…深い意味はないけど。』、そうなんですか?」
アルト「私は大人の淑女よ。良夜はチェリーボーイだけど」
良夜「うるせえ、第二次性徴来てない女」
アルト「そんなに刺されたいの? マゾ? ロリでマゾなんて変態ね」
『浅間くんはマニア』
貴美「ショタは美しいけど、ロリは犯罪なんよ! りょーやん!!」
直樹「どっちもどっちですよ……」
彩音「あの……ろりとかしょたとかまぞとか……どういう意味なのでしょう?」
美月「ぴーがぴーでぴーぴーぴーです!」
アルト「長○剛?」
良夜「また、判りにくいボケだな……」
『危ないので次 彩音ちゃん』
彩音「はぁ……では……『アルト。どちらにしても1位を取れん女。だがそれがいい。』、でも、二位や三位も素晴らしい事だと思います」
『きれい事』
彩音「そっ、そうでしょうか……」
『世の中 勝ってナンボ』
直樹「『もうちょっと頑張れ主役コンビ、コンビって言うよりカップル投票みたいになってるのが原因か?』、僕もこれが敗因のような気がしますね……」
貴美「じゃぁ、やっぱ、なお×りょーやんもコンビじゃなくてカップルなんやね? 四位だったし」
直樹「違います!!」
良夜「だから、×を使うな、×を」
貴美「じゃぁ、なお/りょーやん」
直樹「/だって同じです! 外国風にしただけじゃないですか……」
アルト「それを知ってる直樹も油断ならないわね……」
貴美「教育のたまものなんよ」
美月「次が……『戦力差は圧倒的だなぁ。そんなに天然貧乳娘がいいのかっ。貧乳だっていうならアルトの方が圧倒的だが。と、云うか無乳?まぁともかく頑張れアルト!』、これ、書いた方、素直に手を挙げてくださいね。温めたお醤油、美味しいですよぉ?」
アルト「私は貧乳じゃないの! スレンダーなだけっ!!!」
良夜「どっちが良いって聞かれりゃ……美月さんだよな……」
アルト「あら、どうして? こんなにも面倒見て上げてるのに」
良夜「何が駄目ってそこで臆面もなく『面倒見て上げてる』という辺りが駄目なんだよ」
アルト「見てるわよ? 見てるだけだけど」
良夜「かけてる、を忘れてるな」
アルト「それは美月も同レベルだわ」
貴美「『我々が本気になればまだまだこの程度の差など』、ひっくりかえらんかったやね、ご愁傷様」
直樹「良い勝負……だったみたいですね。次回は勝てるかも?」
貴美「あれば、の話やけどね」
美月「『やっぱこのコンビが一番でしょ』、アルトとのコンビなら私が一番なんですよ? 次は私とアルトのコンビも参戦します!」
貴美「だから、あったらの話ね……あるんかな?」
『ずっと先』
彩音「そうなのですか? じゃぁ、次はわたくしも頑張って……」
『その前にダイエット』
彩音「……しくしく」
アルト「んじゃ、また、長くなってきたからいったん切るわよ」
美月「はい、次は私と良夜さんですよぉ? お楽しみに」

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