こんばんは、幽霊です。
 現在、九月二十四日夜十一時五十五分です。ここから下のデータは全てこの時点の物を基準としてます。
 さて、秋も深まり行くこの時期、皆様、如何お過ごしでしょうか? 一万Hit記念人気ランキングも折り返し地点を迎えました。全体の投票数はまあ……想定通りと言うところですが、その結果は企画実行委員会の想像を大きく裏切る物になっているそうです。ちなみに企画実行委員会のメンバーは一人しかいません。突っ込み所です。
 いい感じに票を伸ばしてる素晴らしい人気者もいらっしゃれば、張り付いたように〇のままという哀れな方もいらっしゃります。ここは一発、軽く中間発表でもしてしまえという指令電波が届きましたので、張り切って中間発表に望みたいと思います。
 はい、今夜の私はもの凄く張り切ってます。ええ、向かうところ敵なしです。なんと言っても現在――  

首位
 ですから。珍しくフォントサイズも大きくしました。
 まだ、たった三つしかお話を発表してないのに、ただいま――  
首位
 です。来週からここのタイトルを喫茶アルトから――  
スーパーマーケット・幽霊
 に変えることを提案します。
 管理人が変えないと言ってます。使えない男です。
 これ以上自己主張して拝み屋さんを呼ばれると面倒なので、真面目に中間発表、行きたいと思います。
 発表は下の方からまいります。下です、底辺から天辺に向けていきます。

 まずは〇票、空気な方々です。
 三島清華さんと高見直樹君。
 清華女史は初登場も遅く、登場回数も極めて少ないためこの地位に甘んじていらっしゃるのでしょう。おそらく、三代目フロアチーフとキャラ的に被る部分が多く、また、おばさんな所が人気に直結しないのでしょう。おばさんは駄目です。
 問題は……あのおチビさんです。最初からレギュラーだった癖にこの順位、何が悪いのでしょう? もしかしたら、悪いところも良いところもまんべんなくないところが悪いのでしょうか?
 それとも、チビの癖に美人の彼女持ち、しかも同棲中というのが許されないのかも知れませんね。どうせ、毎晩イヤらしいことばかりしているに違いないのです。週刊誌にも若年層の性の乱れが大きく問題視されていました。ゆゆしき事態です。
 私が一人寂しくホラー小説を読んでるとき、あんな事やこんな事をしてるのでしょうね、と思うと無性に腹立たしくなります。素直に羨ましいです。

 そして、一票。一票なんですが……この方が一票って何事なのでしょうか? 色々と考えるところがあります。
 三島真雪女史(故人)
 登場したのは、回想で数回、会葬一回……はい、上手いこといいましたよ、褒めてくださいね。
 とまあ、非常に少ない登場回数ながら、レギュラーのおチビさんよりも人気が上というのは少々驚きました。死人仲間としてもこれは嬉しい限りです。と言うか、〇票な方々、反省してください。

 二票、吉田貴美女史。
 絶対にお手つきで非処女というのが受けなかった原因だと思います。絶対です、間違いありません。やはり、フリーの方がもてるに決まっています。それとも腐女子が悪いのでしょうか?
 えっと、企画実行委員会によると「彼女はもうちょっと人気があると思っていた」だそうです。
 コメントは……「女は乳だ」
 違います。女は心です。心しかない私が言ってるのだから間違いありません。

 この辺りから人気投票らしい数字になっていきます。
 七票、アルトさんと浅間良夜さん。
 二人仲良くこの地位です。可もなく不可もなくと言う感じですね。正直、コメントしづらいランクです。
 仕方ないので企画実行委員会のコメントを持ってきます。
「主役二人組が〇でなくて、本当に良かった……特に良夜の方」
 と、言うことです。
 コメント……アルトさん
「やっぱりアルトが好きです。あの毒舌ぶりが。」
 罵倒されたいのですか? マゾですね。
 良夜さんに届いたコメントです。
「数あるキャラたちの中、最も心が広いように思えて仕方が無い」
 可憐な幽霊――当然ですが私のことです――を塩持て追うような方ですよ? そもそも、この方が私のお塩嫌いを吹聴して回った所為で、私はお店の中をぐるぐる徘徊する羽目になったんです。
 間違いです。断言します。クレームは受け付けません。

 九票、三島和明氏
 老店長がここにランクインです。
 企画実行委員会のコメントは「ある程度は人気が出るだろうと思ってたけど、思ってた以上に人気があって嬉しい」
 私もこの方のこと、直接は知りませんが、ちょっと好きです。もう、歳の取れない私にとって、ご老人はあこがれです……
 と、ちょっと弱々しいところを見せると、異性にもてると週刊誌にあったのでためしてみました。如何でしたか?
 届いたコメントは――
「たぶんこの人視点(主人公はアルトor良夜)のが面白い」
 このコメントに対するお答えも企画実行委員会にお任せします。
「……まだ、この人視点で一本書く技量はないっす……」
 一本書くとか視点とか、どういう意味でしょう? 私には判りません。

 そして、十三票、堂々の二位。三島美月さん。
 今日、九月二十四日、私と首位を競り合ってました。お昼、私はこのコメントの原稿を書いていたわけですが、首位がコロコロ変わるのでこの原稿も数回にわたって書き換えるはめになったのです。正直、ちょっと迷惑でした。
 未練たっぷりの美月さん首位バージョンの原稿はシュレッダーにかけました。二度と日の目を見ることもないでしょう。
 企画実行委員会からのコメントです
「一位だと思ってた……」
 ふっ……ざまを見てください。
 美月さんと私には熱心な固定ファンがついてるみたいです。この方々がいらっしゃらなければ、少し順位に変動があったかも知れないとのこと。これからもよろしくお願いします。特に私の方。
 届いたコメントの紹介です。
 コメントです。
「ボケねーちゃんに一票」
 そのボケねーちゃんが喫茶アルトの会計を一任されている、と言う辺りに不安を抱きませんか? 私は抱きます。
「無いものがあるんです!」
 ずばり貧乳のことですね。
 なお、このコメントは解説付きでご本人に届けさせていただきました。
 届けた良夜さんが致死量の恐怖に震え上がったそうです。南無大師編照金剛……幽霊がお経を唱えてみました。
「黒髪ロングでかわいい人は最強です」
 それは茶髪の私に対する挑戦ですね。違うと言ってももう聞きません。今夜当り、夢枕にお邪魔させていただきます。
 嘘です、所詮、特売縛霊、スーパーからは出て行けません……だから、来てください。四十肩を患った中年男性の苦しみを教えて差し上げます。

 現在暫定一位は私。幽霊です。十四票。
 非生ものが生もの方を押さえ、堂々の首位をキープしてます。非生ものが首位などをいただき、本当に良いのでしょうか? 信じられません。
 と、今更ながらに控えめな態度を取ってみましたが、まあ、妥当なところでしょう。私は最初から疑っていませんでしたから。
 企画実行委員会(負け犬とお読み下さい)の遠吠え。
「……まだ始めたばっかりなのに何でだろう……」
 一言で言えば私の魅力ですね。伊達にピン芸人やってません。
 コメントです。
「吉田さんvs幽霊さん・・・見てみたいですねぇ」
 恐がりで人気投票二票の方に負ける要素はないですね。いつでも対戦をお待ちしています。

 と、言うわけで一週間が経った時点での順位は下記のようになっています。

一位幽霊
二位三島美月
三位三島和明
四位浅間良夜
四位アルト
六位吉田貴美
七位三島真雪
八位三島清華
八位高見直樹

 投票期間は半分が済んだばかりです。これからの投票、心よりお待ち申し上げております。
 そう言えと言われたので素直に言いました。褒めてください。
 では、これからも喫茶アルトをよろしくお願いします。特に「特売幽霊」の方。ランチはどうでも良いです、と、本音を暴露して今夜は終わりにさせていただきます。
 ぺこり。
 次週、ほぼ同じ時間に結果発表を行う予定です。

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