2005.8.9 巻三 自然の理法 308
四十代の幹部が、その実力を自覚し、より上長の人にその意見を用いさせる努力をしなくては、企業は発展しない。
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40代の中堅幹部が、企業発展の鍵を握っているのですね。今日で938日間の今日の言葉として続けてきた松翁論語が終わります。お陰さまで、松下幸之助翁の考え方に一段と理解が深まりました。約2年半、本当にいい勉強が出来ました。感謝!
005.8.8 巻三 自然の理法 307
どんなことでも、これは心配だと思うことはみんな社長に言え。社長がその心配のために死んでも、それは名誉の戦死である。
社長たる者は、全社員の心配事、命まで預かって責任をとる覚悟でなければ務まらないものです。
2005.8.7 巻三 自然の理法 306
経営者が社員の給料を増やすことは大事である。しかし、社員が魂を打ち込んで仕事ができる環境を整えることのほうが、さらに大事である。
人は給料の高安だけで働くのでなく、自分の仕事にやり甲斐、生き甲斐が見いだせるかどうか、で魂を打ち込んで全力で働くのですね。 2005.8.6 巻三 自然の理法 305
世間におもねるな。おもねれば必ず失敗する。
おもねる(阿る)とは、へつらう、こびるとあります。やはり自分の信念に基づいて正しいことを貫くことでしょうか。 2005.8.5 巻三 自然の理法 304
国民が向上し、良識家にならないと、民主主義は崩壊する。
日々向上心を持ち、昨日より今日、今日より明日と成長する自分でありたいものです。止まってはだめだよ!と松下さんから教わりました。 2005.8.4 巻三 自然の理法 303
科学技術が進めば、収入が増えて物価が下がらなければならない。下がらないとすれば、どこかにムダがあるからだ。
松下さんは、どこを改善すれば良いか、どこか改善するところはないか、いつも反省していました。 2005.8.3 巻三 自然の理法 302
人間教育をおろそかにした過剰な知識教育は、国を亡ぼす。
松下さんは、知識を詰め込むだけの教育でなく、知恵が発揮出来るような、人間性豊かな、いわゆる人格を高める教育の重要性を提唱し続けた人でした。
2005.8.2 巻三 自然の理法 301
利益を与えずして、相手の利益を取るだけの考えで外交を論ずるのはナンセンスだ。
松下さんの考えは、共存共栄が基本でした。取引先でも、国家同士の外交でも、いつも相手のことを考えなければとの教えです。 2005.8.1 巻三 自然の理法 300
宗教と宗教が衝突し、戦争を繰り返している限り、世界に平和は実現しない。
松下さんは、世界中が平和で幸福になり限りない繁栄する事を、願い続けました。 2005.7.31 巻三 自然の理法 299
国民に主権者の意識が希薄であると、政治の貧困、政治の腐敗が起こる。
国民一人ひとりが、責任と自覚を持って社会の為、日本国の為に責任感を持たねばなりません。 2005.7.30 巻三 自然の理法 298
真の道徳が浸透すれば、社会全体が円滑に動く。
一人ひとりが、真の道徳心を持つようになれば、日本国は良い社会になり素晴らしい国になる。 2005.7.29 巻三 自然の理法 297
教育は、知育、徳育、体育の三本柱で行わなければならない。そうでなければ、大きな過ちが起こるだろう。
教育は、片寄ってはいけない。バランスのとれた教育で、人作りをしなければならない。 2005.7.28 巻三 自然の理法 296
人間の心は善悪用面をなしている。だから、善の面に刺激を与える努力が大事である。
物事は常に善悪で判断するように教わりました。松下さんは、自分では善の心を刺激する努力をしていたのですね。さすが努力の人! 2005.7.27 巻三 自然の理法 295
国民の道義道徳が退廃していると、すべてを自分中心で考え、公共のことを考えない。そうなると、公共が充実発展せず、結局は自分も困るということになる。 2005.6.15 巻三 自然の理法 253
人間の目的は、人間を中心として生成発展の大原則を人間の上にも万物の上にも顕現し、これによって、人間の繁栄、平和、幸福をはかることである。
大宇宙に存在する万物は、すべて生成発展している。だから人間の考え方も停滞することは、退化しているのと同じだ。蟻馬君、この自分の考え方が時代遅れになってないかどうかを、常に自問自答する事を忘れてはいけない! 2005.6.14 巻三 自然の理法 252
世界秩序は、人間の意図に基づいてつくられるべきでなく、宇宙の秩序に基づいてつくられねばならない。
松下さんは、大宇宙の偉大なる力、大宇宙の法則に逆らっては、物事はうまく運ばないと提唱していました。 2005.6.13 巻三 自然の理法 251
しつけは人間性を伸ばす副(そ)え木である。
子供の躾は両親が、社員の躾は上司が、その人の人間性を伸ばす為に、真剣にやる務めです。 2005.6.12 巻三 自然の理法 250
礼は人間の生活に必要不可欠のものだ。礼には三つある。第一の礼は宇宙根源の力に対する礼、第二の礼は人間に対する礼、第三の礼は物に対する礼である。
松下さん程、あらゆるものに感謝し、礼を尽くした人を私は他には知りません。 2005.6.11 巻三 自然の理法 249
成功の内容は、人によって異なるものだ。
それぞれの人生を全うしたいですね。一度しかない人生です悔いの無いように生き切りたいです。 2005.6.10 巻三 自然の理法 248
人間としての成功は、おのおの異なった生命力を生かすことである。異なった生命力とは天分ということである。
おのおの異なった生命力を生かす!自分の特性を生かし切ることが、人間としての成功なんですね。
2005.6.9 巻三 自然の理法 247
人間には本来悩みは存在しない。悩むのは、何かにとらわれているからだ。
悩みは存在しない!もし悩みがあれば・・・・それを解決すれば、成長する可能性があると喜びなさい。松下流の考え方です。 2005.6.8 巻三 自然の理法 245
宇宙根源は監督、人間は主将。
一般の選手と言わずに、主将と言うところが松下さんらしいですね。 2005.6.7 巻三 自然の理法 245
人間の自由を奪い、その活動を妨げるすべての施策は、もっとも大きな殺生といえる。
人間が自由闊達に活動できる事が、本来の姿。これを妨げてはならない。 2005.6.6 巻三 自然の理法 244
すべてのものは、人間の繁栄、平和、幸福に役立つところにその使命がある。この使命に背く殺し方や無意味な生かし方が殺生ということだ。
無意味な生かし方が殺生ということだ!・・・・・。心にひびきますね。 2005.6.5 巻三 自然の理法 243
宇宙の根源には、万物を生かし、人間を生かそうとする意志がある。
大宇宙の大いなる力によって生かされている事に気付くと、感謝の心と懸命に生き抜かねばならないという気持ちになる。ありがとう! 2005.6.4 巻三 自然の理法 242
自然の理法を正しく認識すれば、迷信に陥ることはない。
迷信に惑わされるのは、正しい天地の理法を理解し、確固たる自分の信念を持たないからだ・・・・・なるほど! 2005.6.3 巻三 自然の理法 241
天地の恵みは無心であり、平等である。なにものおも差別することはない。
何からでも学ぼうとする、松下さんの着眼点に感心するばかりです。 2005.6.2 巻三 自然の理法 240
信仰とは、すべてを育(はぐく)む天地の恵みに感謝の真心を捧げることである。
天地の恵みに感謝の真心を捧げる事が、信仰である・・・・・信仰心とか、宗教心を持たない人間は、感謝の心がわいてこないのですね。 2005.6.1 巻三 自然の理法 239
諸行無常を、世ははかないものだと解釈するのは間違いだ。お釈迦(しゃか)様がそのような否定的な考え方をされたはずがない。
あらゆるものは、生滅・流転し、永遠に変わらないものはない。しかし、はかないと思わずに、生成発展していると考えなさい。素晴らしい前向きの発想! 2005.5.31 巻三 自然の理法 238
諸行無常とは、万物流転ということであり、生成発展ということだ。
総てのものが生成発展するという松下さんの発想は、いつも感心します。山にある大きな岩石でも生成発展しているのだから、人間は考え方が、止まっていているのは、退化と同じだよ!進化、前進しなければいけない!松下翁の声が聞こえてきます。 2005.5.30 巻三 自然の理法 237
君子は日に三転どころか、百転してもいい。それほど時代の流れは速くなっている。
蟻馬君、今僕が言ったことが3分後には正しくないかも知れない。時代の流れは、速いのだよ!松下さんから聞かされた印象に残っている言葉です。 2005.5.29 巻三 自然の理法 236
死もまた生成発展の姿。
今を大切に、そして真剣に生きなければなりません。 2005.5.28 巻三 自然の理法 235
生成発展とは、日に新たということである。古きものが生まれるということで滅び、新しいものが生まれるということである。
大宇宙の新羅万象すべてのものは、生成発展する。これが松下さんの考え方です。蟻馬君、自分の考えが時代に遅れてないかどうかを、常に反省しなさいよ。とよく教わりました。 2005.5.27 巻三 自然の理法 234
猿は猿、魚は魚、人は人。
人間は人間らしく生きなさい!と言う意味でしょうか。 2005.5.26 巻三 自然の理法 233
進歩とは、人間のみならず万物も、その天分をより多く発揮する度合いのことだ。
進歩発展するという事は、人間に生まれたからは、人間としての天分をいかに多く発揮するか!万物の霊長としての自覚をいつも持ち続けたいものです。 2005.5.25 巻三 自然の理法 232
知っている強さの反面に、知っている為の弱さは無いだろうか。知識のワクをはずして考え直してみなさい。
松下さんの頭の柔軟さには、いつも感心しています。考え方が奥深いです。 2005.5.24 巻三 自然の理法 231
小事は、是非損得をもって判断してもよい。しかし大事は、利害を超越した正義を根底において判断しなくてはならない。
物事の判断は、善か悪か、正義が根底になければいけない。小さい事は、是か非か、損か得かで判断してもよい時もあるが・・・ 2005.5.23 巻三 自然の理法 230
およそこの世に同じものは一つもなく、同じ人間は一人もいない。それぞれはその使命を異にし、その道を異にしている。
この考え方を十分理解していれば、他人との接し方、社員と経営者の関係も、うまくいきます。処世術は超一流となるでしょう。 2005.5.22 巻三 自然の理法 229
学問も宗教も芸術も、その根本は宇宙の法則の解明でなければならない。
人間として生まれたからは、宇宙の解明を追求し続けなければなりません。と教えてくれています。 2005.5.21 巻三 自然の理法 228
身も心も豊かでなければ、真の幸福、真の平和、真の繁栄はありえない。
松下さんの提唱する PHP精神の基本は、心身共に豊でなければならないのですね。 2005.5.20 巻三 自然の理法 227
文化とは、宇宙の法則を解明し、生活に活(い)かしていくことである。
学んだ知識も今の知恵も、すべて自分の生活に活かしていくこと。これが松下さんの素晴らしい考え方です。 2005.5.19 巻三 自然の理法 226
心的法則は、科学で究めることがむずかしいが、物的法則は科学によって究めることが容易である。
科学で究めることむずかしい心的法則、人間の心、精神に働く法則を理解するのが、なかなか大変です。 2005.5.18 巻三 自然の理法 225
宇宙の法則は大別して二つある。一つは心的法則であり、ひとつは物的法則である。心的法則とは、人間の心、精神に働く法則であり、物的法則は物そのものに働く法則である。
物に働く法則、人間の心に働く法則、と別に理解すればいいのですね。 2005.5.17 巻三 自然の理法 224
宇宙の法則とは自然の理法である。それは宇宙根源の力が万物に働く法則である。またそれは真理と呼んでもいい。
大宇宙の偉大なる力の中で生かされている私達人間は、宇宙根源の力に逆らってはいけない。感謝あるのみです。
2005.5.16 巻三 自然の理法 223
調和ある社会とは、無理のない社会である。無理のない社会とは、人びとがそれぞれの天分を存分に発揮している社会である。
各人が、それぞれの天分を発揮して、のびのびと、イキイキと生活しているでしょうか?自分に問いかけましょう。 2005.5.15 巻三 自然の理法 222
調和した社会とは、人びとがそれぞれの分に応じて働き、社会秩序が正しく守られて、お互いに助け合っている社会である。
松下さんは、いつも原点に返り、社会的に正しい事は何か!考え方の基本は人の為になり、世の中の為になる事が基本でした。
2005.5.14 巻三 自然の理法 221
調和するということは、自然の理法に順応するということだ。
偉大なる自然の流れに従って、生きていくのが調和のとれた生活です。と言うことでしょうか。 2005.5.13 巻三 自然の理法 220
宇宙の秩序は調和している。万物もまたその秩序に従って調和を保っている。
宇宙の秩序は調和している・・・・・偉大なる大自然の流れに逆らってはいけませんと言うことですね。 2005.5.12 巻三 自然の理法 219
自然の理法によって生みだされた人間は、調和の生活を営まなければならない。
大宇宙の中で生きていくのですから、自然に逆らった生活をしてはなりません。と教えてくれています。