私は小さい頃に母から枕元で聞かされた話がいくつかあります。
その中で、徳島大空襲の話と江戸時代の女医さんの話とが印象的でした

 空襲の話は、とても恐ろしくすさまじくリアルな話でした。
 1945年7月のことです。パタパタとプロペラ音が降りてくると、生まれて
間もない私が寝ていた部屋は、焼夷弾が2発命中して、一瞬のうちに火の海
となりました。疎開に来ていた親戚の人々が私を助けることができたのは、
母が私に小さな幼児用の蚊帳をかけてくれてあったためでした。まったくの
奇跡でした。それからの話は、当然のことですが、母が赤子の私を抱いて、
親戚の人々とともに火炎と流弾の中を逃げまどったことです。
 そんな光景が今も目に浮かびます。ですから、私は現在起こるどこの戦争
や紛争であろうとも、人ごととは思えません。
戦争で犠牲になるのは、兵隊
たちばかりでなく、罪のない多くの民間人です。いつになれば戦争はなくな
るのでしょうか。


 もう一つの話は、人物の性格が男性っぽくて、姿や様子がリアルに浮かん
でくるのですが、こっけいな感じがあって、母の話につい笑ってしまうので
した。しかしながら、その人物の姿や様子よりも、その人生に興味を持つよ
うになったのは、東京からふるさとの徳島に
Uターンをして、高等学校の教
師をするようになってからのことです。


 ここでは、後者の話を次のページで取り上げます。徳島阿波の失われたよ
き時代の一端を知って、何かうるものがあるはずです。

名前  稲井一雄

年齢  80歳

住所  徳島市

コンピューター歴  36年(2025)

趣味 ギター、短歌、作詞、作曲、カラオケ
     読書(源氏物語)  
   今までに作詞・作曲した曲
    鳴門便り、新町川、徳島平野(演歌)
   作詞した曲
    熱き思いに(ポップス)、WHITE SANDS(演歌)
    阿波の土柱  


著作 『稲井静庵とその一族 阿波女性医師とその系譜』(風詠社)2024




      吉野川第十堰

作者紹介

次ページへ

ホームに戻る →
まずホームページから!

English page
e-mail