東邦大医カリ委は1973年大学当局の一方的に進級基準改悪に抗して大衆団交の席上で大学側と交渉権を持つに至った。全てカリキュラムに関することは大学の教育委員会と学生代表のカリキュラム委員会との話し合いによって述べるという確約があります。(私立医学生の広場第二号詳述・1976.6.15)(■ 私立医学生の広場 参照)

● 1月 1日 群大江熊教授の人体実験を糾弾する−生活臨床まで流れる人体・生体実験の思想−(93号1・1付医学新記事)

● 1月 8日 関東精医研連合の初会合が6大学で医科歯科で開催された。

● 1月11日 京府医大・「企業保安処分と戦う労働者の集い」集会参加。

● 1月13日 東北大医・仙台医療戦線の集会へ。

● 1月 ×日 関西医大自治委員会・医学連結集・医自連拒否を確認。

● 1月 ×日 阪大・48青医連(準)結成。

● 1月 ×日 大阪市大・学費、寮、工学部闘争全学化。教養スト14〜21日 全学スト貫徹(1月31日〜2月17日)。

● 1月14〜15日 京大学連である歯学連も全国大会 全国10数大学結集。阪大歯学部の民青支配が終わり、九州歯科だけになったなりあわてて、歯学連も二つあるなどと言い出している。

● 1月14〜15日 医学連第19回定期大会 阪大医自など結集。

● 1月18日 全国精神医療研究会・群大「江熊人体実験」を問題提起。
 
● 1月18日 九大医学部附属看護学校卒業予定者の附属病院不採用問題で再度の就職面接を勝ち取る。

● 1月19日 九大医学部附属看護学校・就職拒否粉砕実行委の3名不当逮捕され、奪還闘争に入る。

● 1月19日 九大医学部附属看護学校・就職拒否粉砕実行委の3名。20日間の完全黙秘と奪還闘争により釈放を勝ち取る。

● 1月19日 九大医学部附属看護学校・就職拒否粉砕闘争第一回公判。

● 1月24日 集中弾圧粉砕府医大集会。(府医大における日共の告訴告発路線に対する党派闘争を軸として、我々は反弾圧戦線構築の方向性を提起。)

● 1月27日 日医大から就職拒否にあった看護婦「日本医大5人を守る会」は東京地裁での就労裁判の後、千駄木の汐見福祉会館で裁判一周年討論会開催。

● 1月31日 京大・医学部学生大会で経済学部竹本処分に対して、医学部3日間スト。3月末
までスト権確立。E・S・Lで無期スト突入。

● 1月下旬 阪大医自選・またまたパーフェクト勝利、(21−0)

● 2月 1日 昭和医大烏山病院野村医師解雇第12回裁判。医学連として支援。

● 2月 9日 阪大・全学集会−自治会ストを背景に団交で研修協約を獲得。

● 2月10日 名古屋大医・刑法改悪阻止―保安処分粉砕全愛知総決起集会・街頭デモに200名(連絡会議主催)へ社医研責任取り組み。

● 2月13日 京大医自・(竹本処分)スト権発動、全学集会へ。

● 2月16日 東北大医・鳥飼退官記念講演粉砕。

● 2月20日 京大医自・(竹本処分)スト権発動、全学集会へ。

● 2月23日 東北大医・保安処分粉砕全東北集会。

● 2月24日 東北大医・鳥飼告発集会。

● 2月24日 京府医大・刑法改正−保安処分粉砕・法制審粉砕関西闘争へ参加。後・活会。

● 2月25日 東北大医・刑法改正−保安処分粉砕・法制審粉砕東京集会へ参加。

● 2月25日 京府医大・刑法改正−保安処分粉砕・法制審粉砕中央闘争へ参加。後・活会。

● 2月28日 京府医大・京都春闘労働者決起集会へ参加。(京都における中小企業労働者を結集・闘争報告)。

● 2月 ×日 大阪市大・医学連大会議案書の読み合わせ。

● 3月 ×日 関西医大・精神医療研究会が毎日新聞差別記事糾弾。

● 3月 2日 京府医大・全関西春闘労働者決起集会へ参加。

● 3月 4日 京府医大・全関西新国際空港建設阻止、住民決起集会へ参加。【問題になったこと】@、舞子反戦の発言中「きちがいじみた権力の弾圧、、、」の発言に対する糾弾−自己批判。A、部落研発言中、釜が崎労働者と中核の対立、殴り合い。日帝の差別分断支配による労働者人民内部の矛盾対立に対する原則的立場の確認。

● 3月 5日 大阪市大医・受験生むけビラ撒き。

● 3月 6日 京府医大・府医大生への日共告訴による裁判闘争。

● 3月22日 京府医大・山本病院実力就労闘争へ2名支援。

● 3月25日 京大医自・入試ロックアウト粉砕闘争。粉砕し、学内で集会デモ貫徹。

● 3月 ×日 京府医大・学内治安管理体制の強化。コピー使用制限に対する糾弾・撤廃闘争。一定大衆的闘争を獲得しつつも充分に発展させえず、試験に入って小康状態。

● 3月 ×日 東北大医・鳥飼闘争、現教授吉永氏、追及闘争。

● 3月 ×日 阪大・対新入生ビラ撒き、(性格検査ボイコット、コンピュータ管理粉砕!)

● 3月 ×日 東大医学部・石井保男国際学連から帰国し同学部卒業

● 4月 2日 医学連春合宿・東北・京大・京府・阪大・名大・大阪市大・日医など多数。

● 4月19日 北大医・M2自主ゼミ「医療問題概論」。

● 4月21日 北大医・M2M3クラス有志による日本学術会議会員、高桑松英医学部長に対する戦争責任問題での公開質問状のクラス討論を踏まえた上での提出。

● 4月25日 日本学術会議総会.南極特別委員への〈満州医大生体実験〉関係者推薦に対する反省審議中に,「学術会議は防衛医大阻止表明を瀬よ」と議場へ医学連介入のため初の流会。桐野(医歯大歯)汚職事件を放置し戦犯追及の会員に処分策動。会長は機動隊を「市民警察」と呼称。日本共産党よりの日本科学者会議は医学連を名指しで敵対、「科学者の戦争責任を考える会」と医学連、歯学連の処分を文書で学術会議に要請した。日本科学者会議は学術会議にくい込んでいた731細菌戦部隊員や東京医科歯科大ボス教授で学生運動弾圧の張本人、桐野の汚職事件には口をつぐんでいる。

● 4月25日 平和台病院労組の経営者「安部一族」に対する戦いは1000日を越え、千日突破集会を神戸平和台で行った。医学連は一貫して労組支援。

● 4月28日 医学連・所沢市内デモ。中尾医学連委員長(千葉大)指揮。 (参加) 千葉大、東大、北大、東北大、群馬、奈良、東医、慈恵、東邦、日本医大、女子医大、和歌山医大、医科歯科大など。歯学部は・鶴見歯・東歯・医科歯科、神奈川歯、日歯など80名参加。うち60名がプラカードデモ参加。約100人の市民アンケート調査。1万枚の活版印刷ビラを配布した。夜は赤ヘルで8・25運動へ参加をした。

● 5月12日 東大精神医療ゼミ・精神神経学会闘争報告会。

 5月16日 関東精神医療研究会・精神神経学会闘争報告会。

● 5月16日 北大医・精神神経学会の傍聴と第三講堂に市民も交えて70名の報告会。

● 5月 ×日 関西医大自治委員会・自治会選で前進。民青の自己批判を勝ち取る。森永不買運動の展開。学費値上げ阻止の公開質問状を提出、来年は授業料値上げをしないとの確約を勝ち取った。精神神経学会へ精医研が動員。

● 5月19日 東北大鳥飼内科(第二内科)生体実験を告発・コラルジル中毒症でみず自らを加害者と認めて障害の闘いをしている木村氏を新潟大から招き、若手医師の「医療過誤を告発する会」医学生などの「糾弾する会」「スモン患者同盟」など80人で集会。

● 5月26日夜 全国医ゼミに向けて・阪大診療棟第4、第5カンファランスルームで医系サークル交流会が開催され、全国23大学医学部・7大学歯学部の参加で100余名の結集をもって勝ち取られた。社医研、中医研、精医研、森永研、労災職業病、スモン研、現医研、教育研、医療研、農村医療研、社保研、部落研、沖縄歴史研など各分野で活動を展開しているサークルから様々な報告・提案があった。参加大は千葉大(社医研)、東大(中医研)、北里大(精医研)、北大、東北大、弘前大(精医研)、群馬大、日本医大(精医研)、女子医大(社医研)、慶応、名大(社医研)、京大、阪大(精医研・スモン研)、京府(現医研、医療戦線・準)、三重、阪医、岡山(精医研・障解研準)、徳島大、和歌山医大(森永研究会)阪市、医科歯科大など。歯学部は阪大歯・九大歯・広大歯・東歯・医科歯科など。第5分科会・医学生運動・青年医師運動の方向性。第6分科会・自由課題。

● 5月27日 北大医「日本の医療を告発する全ての人々の集い」へ10数名の参加。

● 6月8〜10日 北大・医学展への医進生を含めた介入。

● 6月 ×日 関西医大・6月祭(新入生歓迎集会)。

● 6月17日 北大M1、M2・防衛医大阻止でデモ。晴天の札幌4プラ前をデモ。

● 6月18日 北大・高桑・小林教授自からの新聞会ポスター引き裂き事件追及。

● 6月19日 刑法改正反対で2000人、(於・東京日比谷公会堂)。精医研からも発言。青地晨、佐伯千仭氏講演。

● 6月28日 鳥取大医学部新聞会が伝えるところでは、新カリキュラムの白紙撤回を迫った6.28より30日間のストの高揚に民青執行部は指導を放棄してスト凍結という裏切りで応えた。

● 6月28日夜 慶応医学部四谷自治会常任委員会・最初の自治会ニュースで無差別胸腺●摘出・肝臓研究所内科助教授土屋人体実験糾弾を掲載。

● 6月30日 精神医療誌Vol.3 No1「江熊人体実験糾弾報告」群馬大学精神医療問題研究会。73.9.15 

● 7月 4日 刑法改「正」保安処分新設粉砕、6・22法制審保安処分条項強行採択弾劾全関西集会に600名。主催はPSY共闘・大阪精医研・企業保安処分と戦う労働者の会:関西障害者会報委員会の4団体。

● 7月 6日 慶応医自・土屋助教授と会見。追及した。

● 7月~8月 医学連・歯学連 夏休み返上「防衛医大つぶせ」で署名合戦(賛否両派で)、所沢の「防衛医大を考える会」与野市の「自衛隊を告発する会」(自告会)との連携を深めている。自告会は1972年の防災訓練とそれに参加する主婦を描いた「エプロンと自衛隊」を製作、医学連は各大学から防衛医大にスタッフが行かないように院内での取り組みを強めている。

● 7月12日 7・5日付京都新聞が聾唖者の殺傷事件を論拠に6・22法制審の保安処分条項強行採決を支持する記事掲載。PSY共闘や精医研などが『京都保安処分に反対し精神医療を考える会』で抗議、若干の成果。

● 7月13日 北大医・「医療矛盾を考える市民集会」を250名の市民を初めとする参加で成功。

● 7月18~21日 医学連・沖縄現闘団に10名を派遣。医学連の旗は炎天下の沖縄で翻った。沖縄海洋博粉砕沖縄−「本土」実行委100名と本部半島縦断デモ。

● 7月18~21日 民青第16回『医ゼミ』の破産。「統一したこれからの課題もぼやけてしまっていて、おもしろくなかった‥‥ただひたすら早く終わるのを祈っていたというのが本音で何も聞いていなかった。」医自連医学生ニュース。『なんと不満足なものであったことか、延々5時間にも及んで私大3校・国大5校から教育の現状報告がなされただけのものであった。討論は全く無く誰が考え付いたものか助言者(大学教授)2名に感想を聞いてゆくのであった。残念なことではあるが、本題を離れた各大学の不平、不満の報告であり、展望は開かれなかったといってよかろう』(鹿児島大医学部新聞)。また、驚いたことにサークル・研究分科会に久留米のJIMSAを無批判に登場させている。JIMSAはSEAMHOの学生版で侵略の尖兵であることに無自覚だ。 於鹿児島大。民青が医学生ゼミナール。1973年の今年これを第16回と全国医ゼミを偽造。医自連時代。

● 7月20日 PSY共闘・医学連は滋賀県甲賀郡の神鋼・三豊に対して『企業保安処分と戦う労働者の会』の旗の下、700名の支援集会へ参加。

● 7月 ×日 関西医大・毒物垂れ流し実態調査を自治会で行う。学生部長を追及、自己批判は取れなかったが、大学側の回答は○現場で毒物を流さない。○現存する毒物の回収。○各現場では薬品の変更。栗岡病院糾弾デモへ精神医療研究会が参加。

● 7月29~30日 医学連・乗鞍岳の麓で夏合宿。21医学部・60余名。今秋精神衛生実態調査反対を打ち出す。

● 8月16日 岡山で開催された森永告発全国集会など医学生も支援。東京森永告発連絡会議(連絡先・東大物療内科講師室)

● 8月25日 医学連から9・15秋の戦いに向けて闘う学友の大衆組織8,25共闘へ代表(東大・千葉大・女子医)を送った。

● 9月1〜2日 PSY共闘(精神科医全国共闘会議)第5回夏季合宿・滋賀三井寺円満院。1日には中執会議も。

● 9月2日 第4回医ゼミ実行委員会 23校参加でレポートの煮ツメと基調について討論。於・東大。(弘前大・東北大・群馬大・千葉大・東大・東女医・日医・昭和・杏林大・医歯大・三重大・名大・岐阜大・信州大・京府・京大・阪市・阪大・奈良大・広大・長崎大・九大・熊本大)

● 9月 ×日 関西医大・毒物垂れ流しに関する要求書提出と情宣を行い、学生部長交渉を追求した。自己批判は取れなかったが、大学の回答は、1現場で毒物を流さない。2、現存する毒物の回収。3、各現場で薬品の変更。以上。

● 9月 ×日 第5回アヤメ病院裁判闘争。医学連の担当、医科歯科大中心に「アヤメ病院を告発し闘う会」に結集。

● 9月 ×日 信州大・精医研が精神科医局と団交をし、10月の精神衛生全国一斉調査協力拒否との確約を得た。同会は少年チャンピオンの差別漫画「きちがい三四郎」に抗議、正式文書で中止の回答を得ている。

● 9月11日 信濃町慶応医学部生門前で医学連・ビラ。1980年代へ侵略を進む拠点校へ慶応へ、慶応・東大・日医・女子医の学友によって、1974年防衛医大開校に向けて教官派遣が予定されている慶応へビラいれ。国際医療情報センターが学内でSEAMHOを中心に活動、又、JIMSA−熱医研の合体という学生のSEAMHOへの統合も進展。

● 9月17日 法務省での法制審議会へ「保全協」へ参加する医学連抗議行動。救援連絡センターの諸君とシュピレヒコールを交換。のち、有楽町駅前で情宣。

● 9月19日 東大・脳外佐野教授の人体実験追及。医図書館に170名結集。「医療被害をなくす会」精神病院問題を考える市民運動の会を中心に医学部z地階、医療労働者、精医研(準)など各サークルで東大脳外科の坂本一仁君に対する人体実験を行った佐野教授、病院長を追及した。

● 9月16日 医学連・所沢市民の防衛医大つぶせ第一波に参加して、挨拶。所沢商工会館で防衛医大設置に反対する所沢市民集会が開催され、小山内宏(軍事評論家)と気比野(所沢こぶしの会)が講演した。

● 9月20日 元第13回医学連委員長(1966年 慈恵)・木下信一郎氏が爆発物取締法違反で逮捕。権力は木下氏に対して1971年4・28以降の一連の爆弾闘争、中就、「北熊本自衛隊施設爆破」を指揮したとし、更に梅内と並ぶ「爆弾つくりの名人」という過激派=爆弾犯人とのキャンペーンを張る。

● 9月23日 日本医科大学学友会の主催により、夜6時から私立医大交流会。於・東大。

● 9月23〜24日 第12回全国医学生ゼミナール・全日本医学生連合 全国医学生ゼミナール主催。於東大医学部、東大闘争のため未開催になっていた医ゼミ(関西医大の処分攻撃で1973年まで中止されてもいた)を7年ぶりに復活。テーマ「殺さない医療への視点」23日(日)総会午前10時~午後0時半・講演会「医ゼミ社保論の検証」元42青医連委員長・大渕辰雄 福祉国家の経済分析」都立大講師・下田平裕身。 午後1時半~5時・分科会 24日 分科会午前10時~午後0時半と総括午後1時半~3時。
第一分科会精神医療体系の桎梏(座長・群馬大 奈良医大) 第ニ分科会医療運動(座長・東大 阪大) 第三分科会人体実験と近代医学批判(座長・東大) 第四分科会中教審路線と学生管理(座長・京大 千葉大) 第五分科会医学生、青年医師運動の方向性(座長・京大)。
【参加校】北大・弘前・東北・秋田・群馬・群馬P・信州・千葉・東大・東邦・慶応・慶応P・日大・日医・慈恵・杏林・MD・MDP・東医・昭和・東邦・女子医・聖マリアンナ・北里・横市・横市P・京大・奈良・阪大・京府・和大・阪市・岐阜・三重・金沢・金沢医大・名大・名市・岡山・川崎・広島・鳥取・徳島・九州・長崎・熊本。43大学500人。第三分科会が160~170名と最大の参加者を集めた。

● 9月24日 医学生ゼミナール・23日に参議院本会議で筑波法案とともに防衛二法が採択された。防衛二法に含まれる防衛医大設立が正式決定。医ゼミから田中総理・山中長官へ抗議電を総会で決議。
             田中内閣総理大臣 山中防衛庁長官 殿
           二三ヒ サンイン二オケル ボウエイイダイ イヲフクム ボウエイ
二ホウアンヲ ダンコキュウダンスル ダイ一二カイイガクセイゼミ

● 9月24日 全国M4連絡会議。 部屋に入りきれないほどの学友を集めて開催・於東大

● 9月26日 医学連・「優生保護法改悪案を廃案にするぞ」行動に参加。坂本町公園PM6時。優性保護改悪阻止実行委員会主催。

● 9月26日 弘前大医・医学部自治会と弘前大精医研は精神衛生実態調査阻止に県下全域に学生が飛ぶ。青森県庁公衆衛生課長に申し込み。

● 9月27日 医学連・「精神衛生実態調査阻止討論集会」に参加。埼玉会館PM6時。埼玉精医研主催。

● 9月28日 弘前大医・医学部自治会と弘前大精医研は精神神経科教授佐藤時二郎氏と会見。

● 10月 1日 医学連・「精神衛生実態調査阻止デモ」に参加。厚生省へ。久保講堂PM6時。東大での佐野教授追及。

● 10月 2日 弘前大医・医学部自治会と弘前大精医研は精神衛生実態調査阻止で弘前保健所保健予防課長と10数名の結集のもとに交渉し中止を要請した。しかし、当局、教室は社会復帰という面での意義を具体的に示せないままに厚生省委託業務を事務処理という姿勢で強行しようとしている。我々は地域ビラの一方、調査地区・世帯を戸別訪問して危険性を訴えている。

● 10月 4日 東大佐野脳神経外科教授は公開討論会から仮病で逃亡。抗議の佐野教授室座り込みを医共闘が始める。

● 10月 4日 東大佐野脳神経外科教授は国際脳神経外科学会理事会で我々の姿を見ると裏口から逃亡。翌日から機動隊・私服に学会防衛を依頼。

脳外人体実験事件・帝国ホテル孔雀の間で行われた国際脳神経外科学会は抗議学生の数と同数の警察車が動員され、ファシスト武見太郎や行幸先々で「精神障害者」を環境美化運動によって収容させている皇太子と道子妃国民健康調査の厚生省の意図が見抜けぬ美濃部都知事列席の元、最大私服200人の投入によって、佐野東大教授の講演は保証された。医学生は三日間で延べ50人が抗議し、独自の英文ビラを配布し、商業紙もトップで報道した。しかし国際脳外学会長の居直った生体実験擁護と東大精医連批判、これを受けての国際的な戦いへの問題は残った。(全日本医学生新聞99号 一面記事のリードより)

● 10月 ×日 医学連・元中執 木下正伸氏(広大医)に実刑判決。1969年1月安田講堂で不当逮捕された同氏に2年6ヶ月の実刑判決が下った。

● 10月 5日 医学連・ミッドウエイ母港化阻止で横須賀に登場。東大・広島・岡山・女子医・千葉・日医・京府の学友が東大医学部本館前で1時から「ミッドウエイ母港化阻止総決起集会」。つづいて関東学院大学での集会に40名で合流、防衛医大の取り組みを報告。現地では10・5実行委員会500名で汐入駅から横須賀市内を機動隊の規制をはねのけ、久里浜駅構内での総括集会まで戦い抜く。

● 10月 6日 「あなたにのびるナチスの手を断て」講演と討論の夕べ・内田剛弘弁護士・宇都宮秦英精神科医 於・杉並産業会館 主催・救援連絡センター 全日本医学生新聞98号で広報。

● 10月 6日 全国精医研連合・皇室臨席で毎秋行われる精神衛生連盟に抗議と申し入れ。全国精医研連合と全国精神科医師共闘会議とが公開質問状。

● 10月 7日 帝国ホテルでの国際脳神経外科学会に実力介入、評議会・理事会を粉砕。

● 10月12〜14日 広島市民と医学生・100名で公衆衛生学会へ介入。広大医学部の学友先頭に、公害基金制実質化へパンチ。反「公害」闘争へ医学連も取り組み強化し医学生は70名参加。

● 10月12日 厚生省と森永、守る会が三者会談。森永告発は50名で厚生省に突入、大臣室前で座り込み、退去命令で外に出ると数百の機動隊が整列していた。医学連よりも参加。

● 10月15日 千葉大・環境科学研究機構粉砕へ新しい取り組み。15日以降5回、授業に介入し、様々な公害の中で学問、学者が何をしてきたのか問うた。

● 10月15日 第6回アヤメ病院裁判闘争。

● 10月21日 医学連・防衛医大設置阻止で12時、所沢駅前へ。所沢市民と毎週土曜日に西武所沢駅頭ビラ入れ定着。遠藤三郎中将の講演。18時日比谷で反戦デー。
10日から開催されていた東南アジア開発閣僚会議では日本主唱のSEAMO・医療保険機構は見送りとなった。

● 10月24日 日医大精神医療を考える会・野村満医師を招き学習会を開始。於・学館新聞会。

● 10月25日 10月1日から厚生省による精神衛生実態調査は全国600地区で行われようとしたが、ほとんどの地区で阻止闘争が行われ、同日の共同通信調べでは255地区で中止に。患者会や自治体労働者との連携が功を奏した。

● 10月25〜27日 学術会議第七部会(医)追及へ医学連取り組み。

● 10月27日 九大・第2回「中村病院と精神医療を告発する市民集会」に参加。

● 10月27日 広大・広島での自衛隊パレードを80名で戦う。

● 10月 ×日 10月一杯『精神衛生実態調査』反対行動に医学連や各大学の精神医療研究会なども参加して、多くを中止に追い込む。

      映画・スライド貸し出し。医学連は「SEAMHOと防衛医大」のスライドを作り、東大医学部自治会で貸し出し。「エプロンと自衛隊」の映画は京大医学部学生自治会で貸し出し。埼玉の自衛隊を告発する会が製作のスライド「731部隊から防衛医大へ」も全日本医学生新聞編集部から貸し出し。11月から全国縦断上映運動開始。

● 10月27〜28日 第20回医学連定期大会・於東大。東大医権利停止解除、秋田医新加盟。広大医復帰。防衛医大との対決を打ち出す。委員長・中尾君(千葉)、副委員長・内海(東北)、中山(京大)、書記長・伊籐(東大)。中央執行委員・津田(千葉)、吉田(東大)、野中(日医)、石田(女子医)、山中(群大)、岡(名大)、金山(京府)、芝池(阪大)、坂東(和医大)、太田(岡山)、川上(長崎)、【正式代議員】弘前・秋田・群馬・群馬医進・日医・東大・東医・慈恵・昭和・東邦・横市医進・奈良医・京大・関西・阪大・和医大・徳島・岡山・広島・九大・熊本・長崎。【傍聴】東北・千葉・女子医・MD・MDP・日大・横市・金沢・慶応・信州・名大・京府・阪市・川崎医大。【医学連に敵対して権利停止になっている自治会】北大・横市・信州・名大・名市・三重・鹿児島(東大は解除)。【自治会が長期にわたり崩壊している為、代議員選出不能と認め定足数から外した自治会】岩手・日大・MD・女子医・京府・阪市。加盟校52(秋田新加盟)・定員52−(7+6)=39.定則過半数20。
医学連20周年を記念し、ソ連において出版された731部隊の細菌戦を暴く「ハバロフスク裁判の記録」を復刻出版した。
広島大学友会、4年ぶりに復帰、空母ミッドウエイ母港化阻止、公衆衛生学会介入で動き出す。
【大会アッピール】東京水俣病を告発する会・医療被害をなくする会・山谷現場闘争実・パレスチナ連帯共闘会議・全日本歯科学生自治会連合・防衛医大を考える所沢市民の会・共産同蜂起派弾対(元医学連中執・木下氏への『爆取』弾圧を弾劾する)・沖縄・富村順一氏から。

● 10月28日 全国M4連絡会議。 医学連大会終了後・於東大

● 10月28日 全国医学部新聞会連盟(医新連)。再建協議。 医学連大会終了後・於東大

● 10月30〜31日 九州精神神経学会・病院問題懇談会に九大・医自など介入(30日、明治生命ホール・31日、市民会館)。

● 10月 ×日 「防衛医大は侵略反革命戦争の新主役として登場する」日中誌・10月号に医学連投稿 気比野論文。

● 10月31〜11月・3日 日本医大・第16回『千駄木祭』テーマ「70年の超克」・講演「アルコール中毒とどう戦うか」山谷労働者、「10月の精神衛生実態調査を語る」不詳、「ミクロネシア闘争」平岡正明+ダニエル・ロペス。映画『他人の顔』『無常』文芸部+映研、バニシングポイント』本部+映研。11月 1日「731部隊から防衛医大へ」の上映を20名の参加で行う。

● 11月 2日 医学連・所沢市民と防衛医大告発街頭第一回パネル展。

● 11月 3日 九大祭シンポジウム「刑法改悪と我々」(六本松教養部11番教室)。

● 11月 ×日 東京医大病院の産科での出産時の出血多量での死亡について、医療ミスを疑った患者家族の川口氏から問題にするよう要請があり、川口氏ご自身、医療被害をなくする会、および学友会の三者で公開説明会を開くよう大学当局に要請したが、大学当局は無視、また、病院でビラまきなどを行い大学の名誉を傷つけたとして東京医大学友会杉井吉彦学友会委員長を無期停学処分、栗本義直副委員長も停学処分となった。

● 11月 7日 医学連・全国精医研連合が取り組みの第19回金沢精神衛生大会が中止に追い込まれる。5000人規模の同大会に医学生300名動員で「国民健康精神衛生総合調査−精神衛生実態調査」阻止を迫っていたが、直前に中止となった。一連の抗議行動の後、医学連は動員を防衛医大へと移っていった。

● 11月14日 山形大医・医学連が医学部一期生に情宣。

● 11月 5〜7日 愛媛大医学部開校へ、医学連中四ブロック情宣。新入生に防衛医大開校阻止の署名を訴え20筆を得た。医学新の配布、などを現地の愛大全学戦線と岡大・広大医学部の学友で行う。6日はオリエンテーションの場に介入、7日も情宣・オルグ。

● 11月10日 日本医大・遠藤三郎中将(旧関東軍参謀長)をお呼びして、細菌戦とのかかわりを講演いただいた。ポスト千駄木最企画。資金は大学同窓会から寄せられた5万円を使用。

● 11月10〜11日 再建歯ゼミ・歯学連主催。日本歯科大学主管(国電飯田橋の法政大学側下車)。講師は大内周明氏ほか。参加180名。(於・1日目は日歯 2日目は社会文化会館。)「731部隊から防衛医大へ」の上映を100名の参加で行う。結集校は岩定大歯・新潟・新歯大松戸・東歯・日歯・鶴見・MDD・神歯・愛知・阪大・阪歯・広島歯・九大歯・九歯のT4校。医学連からは日医・女子医・東大・千葉の学友が参加。講師に高橋晄正医師・山下五郎医師を招き「技術論」をめぐって論戦をした。歯学連は民青系が運営できなくなって手放したもので、7月と10月に所沢市民へのビラ入れ「つぶせ防衛医大}を受け持っている。

● 11月11日 東大看学で「731部隊から防衛医大へ」の上映を15名の参加で行う。

● 11月11日 東京女子医大でのJIMSA会員へ医学連、主倍ツアー精神の名の下に東南アジア侵出に動員されるSEAMHO存在の意義をSEAMHOシンポで問う。

● 11月12日 「国民健康精神衛生総合調査−精神衛生実態調査」は全国600地域のほとんどで患者管理そのものの調査に阻止闘争が戦われ10月25日で255地区(共同通信調べ)、11月12日で268地区(日経新聞)で中止に追い込まれた。また厚生省地震も246地域で実施できなかったと発表せざるを得なくなった。

● 11月12日 第7回アヤメ病院裁判闘争。

● 11月13日 東北医で「731部隊から防衛医大へ」の上映を35名の参加で行う。

● 11月12日 東大医学部で「731部隊から防衛医大へ」の上映を30名の参加で行う。

● 11月13日 東京女子医大で「731部隊から防衛医大へ」の上映を10名の参加で行う。

● 11月14日 MDP・石川清先生(東大精神科医師連合)を呼び、市川市国府台で講演会。30名参加、東大精医研の学生も参加。

● 11月16〜17日 弘前医で「731部隊から防衛医大へ」の上映を70名の参加で行う。

● 11月17日 杏林大医学部で「731部隊から防衛医大へ」の上映を20名の参加で行う

● 11月17日 昭和大で女子医大でのJIMSA会員へ医学連、主倍ツアー精神の名の下に東南アジア侵出に動員されるSEAMHO存在の意義をSEAMHOシンポで問う。

● 11月18日 京大本部構内で「第2回労災職業病と戦う集会」が開催され、主に労働者900名、医学生も参加。

● 11月18日 烏山病院野村医師支援で、女子医大生の努力が有り、水上勉氏や針生一郎、富山妙子氏などの作品を集めた「ほふーる展」を新橋の協立プリミテイブアートで開催。

● 11月19〜20日 北大医で「731部隊から防衛医大へ」の上映を40名の参加で行う。

● 11月22日 東大佐野脳神経外科人体実験の同医局員も不誠実な対応のため、脳外封鎖を拡大し、医局にも封鎖の網を拡げる。

● 11月22日 秋田医で「731部隊から防衛医大へ」の上映を25名の参加で行う。

● 11月22日 山形大医・5日に入学式、医学連は保安処分と取り組む救対とともに、「731部隊から防衛医大へ」の上映を20名で行い、新入生を交えて討論を開始した。

● 11月22日より医学連関西ブロックで「731部隊から防衛医大へ」の全国縦断上映を行う。

● 11月25日 医学連・所沢文化会館で市民と「731部隊から防衛医大へ」のスライド上映。20名参加。

● 11月27日 日本医大で「731部隊から防衛医大へ」の上映を50名の参加で行う。

● 11月28日 女子医大で「731部隊から防衛医大へ」の上映を再度30名の参加で行う。

● 11月29日 千葉医で「731部隊から防衛医大へ」の上映を30名の参加で行う。

● 12月 1日 群馬県民集会で、群馬大医学生、「731部隊から防衛医大へ」の上映を行う。

● 12月 模索舎・特約店に。情報センター模索舎を通して医学連パンフレットを全国の仲間に配送することが可能になった。都新宿区新宿2−80

● 12月10日 第8回アヤメ病院裁判闘争。

● 10月12日 厚生省と森永、守る会が三者会談。森永告発は50名で厚生省に突入、大臣室前で座り込み、退去命令で外に出ると数百の機動隊が整列していた。医学連よりも参加。

● 11月 ×日 東京医大病院の産科での出産時の出血多量での死亡について、医療ミスを疑った患者家族の川口氏から問題にするよう要請があり、川口氏ご自身、医療被害をなくする会、および学友会の三者で公開説明会を開くよう大学当局に要請したが、大学当局は無視、また、病院でビラまきなどを行い大学の名誉を傷つけたとして杉井吉彦学友会委員長を無期停学処分、栗本義直副委員長も停学処分となった。

● 12月22〜23日 医学連・防衛医大入試阻止闘争。医学連は受験生として市ヶ谷自衛隊基地内での受験にのぞみ、22日昼休みに広場で決起、受験生にチラシ撒きとデモを貫徹。定員80名の第一期入学者を辞退に追い込み40名に半減させた。防衛医大側はデモ隊を取り押さえたものの、受験生を逮捕してはまずいと判断して、釈放し尾行した。朝日紙が報道、「現代の眼」誌に掲載記事。

            ● 12月、かつての医学連医ゼミ発表山下五郎氏(阪市)の『医療労働論』1965 の復刻版を医学連から出版した。同氏は田宮高麿氏をBUNDにオルグしている。
またこの年、医学連は図書の取次ぎ特約店として新宿区新宿2−80の摸索舎と取次ぎ契約をした。

●  ×月 ×日 長崎大・「反憲法学生委員会全国連合」(反憲学連)を新たに結成。



● 1月 9日 医学連関東ブロック会議。

● 1月15日 所沢市民による東京市民集会に医学連も参加。(防衛医大問題)

● 1月23日 MDP・高杉晋吾講演会。保安処分関連講演に35人参加。於:市川市国府台。
● 2月23日 医学連関東ブロック会議・於:東大。

● 3月 1日 「刑法改正、保安処分に反対する百人委員会」趣意書。

● 3月 2日 非常普通軍法会議ソウル医大生に懲役・李根厚24歳懲役10年、金永善24歳懲役7年、金九相25歳懲役7年。
        また、民青学連事件60人にはソウル医大4年生黄承周24歳がいた。1月21日ソウル医大反朴大統領デモ。4月3日ソウル医大正門前500名の抗議活動「逮捕学生釈放要求集会」を開き、@維新憲法廃止、AKCIA解体、B逮捕学生釈放を叫びデモ敢行4名が連行された。

● 3月13日 刑法改正・保安処分に反対する百人委員会結成へ医学連も関与。
 刑法改正・保安処分に反対する百人委員会=東大赤レンガ(自主管理闘争をしていた東大精神科病棟)を連絡先として、全国の医療従事者、「障害者」「精神病」者、労働者、救援活動家、市民らが集まった。多いときは千人を越える参加者があった。

● 3月27日 烏山裁判・東京地裁。医学連傍聴。

● 4月22日 日医サークル・精神医療を考える会が「分裂病概念」勉強会。

● 4月26日 岡山大・医学部民青への抗議行動に機動隊を入れ大量に逮捕される。民青により告訴売り渡しが功を奏して医学生自治会を一時のっとられる。
民青は東大闘争の初期には「広範な学友の団結でトロを追い詰める」であったが、安田講堂での医学連大会に向けて「戦闘的民主的にトロを追い詰める」に変わり、東大闘争の後は「告訴告発」路線に転じて学友の売り渡しを行い広範な学友の支持を失った。

● 4月26日 関東精神医療研究会・新入生歓迎会。於:医科歯科。宇都宮医師が講演。

● 4月26日 奈良医大学生自治会の要求で教授会は防衛医大問題を議題に載せた。

     奈良医大教授会:「批判のある防衛医大に対しては慎重な態度をとらなければいけない、として@防衛医大の教官募集業務や学長による教官推薦を控える、A生物・化学兵器の開発に反対する立場から関連領域の研究委託があれば学長と教授会がチェックする―の二つを、申し合わせ事項として三賛成多数で採択した。」 (朝日・奈良版 74.3.2)

● 4月27日 医学連新入生歓迎集会。於・東京

● 5月 1日 長崎大・学生大会で圧倒的に4日スト。真相究明委員会。

● 5月13日 烏山裁判・東京地裁。医学連傍聴。

● 5月14日 アヤメ病院裁判・東京地裁。医学連傍聴。

● 5月17日 順天・商業紙によると「荒川区の路上で鉄パイプを持った4人組が、順天堂大自治会役員で革マル活動家Kさんをおそい顔と両手に二週間の怪我。内ゲバのもよう」と報道。

● 5月25日 日医医進・新丸子で「731部隊から防衛医大へ」スライド上映。

● 5月28日 医学連 第一回全国精神障害者交流集会支援。全国「精神病」者集団の結成、全国「精神病」者集団は結成当時から反保安処分を掲げる。

● 5月28日 東大医・元医学連中執K君に日共、暴力事件をでっち上げ。日共は2年前・東北大、京大と告訴告発路線で学友を権力に売り渡している。彼らの暴力一掃は「闘争の一掃」だ。「広範な学内世論で暴力を孤立させる」という今までの主張をガラッと変え、戦闘的に暴力一掃ゲバ路線を経て、恥知らずな、学友の告訴告発に走っている。これこそ新大官法の先取りだと、東大医自治会が反撃。

● 5月28日 法務省への医学連デモ写真、毎日新聞エコノミスト誌・28日号の表紙を飾る。法制審議会は14日、全条文の審議を終る。

● 6月 8日 長崎大医・圧倒的な学生大会決議、不正入試疑惑の佐藤学部長追放を決議などを突きつける。学部門正面に団結小屋。

● 6月15日 医学連・5月、医学連の提起により、市民運動「韓国からの現代版強制連行−看護婦導入策動を許さぬ会」が出来、医学生史上初めて、駿河台の日本医師会に抗議デモをかけた。

● 6月18日 東大医・元医学連中執K君を日共、暴力で起訴する。

● 6月19日 刑法改正に反対する百人委員会が日比谷公会堂で集会。医学連が参加。

● 6月20日 長崎大医・教授会に、出席チェック拒否の貫徹、無条件の延期勝ち取る。

● 6月21日 長崎大医・教授会は呼び折衝を延期、引き伸ばし策動。

● 6月24〜25日 長崎大医・山猫波状スト。5万世帯ビラ入れ、長崎大医学部スト実。

● 7月 4日 長崎大医・教授会に説明会を開かす。佐藤本人は出席せず「制度は学生がいくら反対しても我々が決める」と居直り。

● 7月 8日 長崎大医・教授会、一学年ニ年(留年即退学)制の制定理由「早期における適正な指導」がまったく理論性の欠落したものであったことが暴露され、7・10説明会を反故。

● 7月12日 慶応医・土屋教授のチメクトミー、大衆会見。慶応医学部四谷自治会と。

● 7月18日 日医・「埼玉自衛隊を告発する会」防衛医大問題で会合。

● 7月18日 岡山大・4・26医学部での大弾圧・5名起訴され第一回公判。被告団会議を作り支援の医学生と闘っている。

● 7月18〜21日 第十七回民青医学生ゼミナール・於三重大。吉利浜松医大教授を始め全国から普段聞けない10人以上の有名教授の講演を聴かすという「盛りだくさん名医ゼミ」は研究発表が少ない。三重大では当日、地域医療研と四日市公害研がでっち上げられていた。地元の県、県医師会、教授会と体制派と一体となってお祭りをしただけで、二日以降の参加者が激しく減少した。

● 7月22日 烏山裁判に医学連が傍聴・証人徳山に反対尋問。

● 7月22日 青医連東大支部と医学生が、都道府県会館で強行されようとした第2回内科学会専門医資格認定代一次試験を粉砕。

● 7月末 全国精医研連合 台風の爪後残る三重の寺で夏合宿。59名参加。秋への確認事項は、◎精神衛生大会(11月7~8日・東京)への結集。◎作業療法の健康保険点数化阻止。◎刑法改悪・保安処分粉砕。◎教科書の差別文書チェック。◎医ゼミ第一分科会への取り組み。

● 8月 初旬 愛知県で医学連夏合宿。19校60名参加。長崎大・岡山大・杏林大がらの報告を中心に討論。第12回全国医学生ゼミナール実行委員会・交流会が行われた。

● 8月 7日 医学連・南埼玉病院闘争支援闘争委員会名で越谷市の内科併設精神病院にビラ撒き。病院乗っ取り−組合つぶしで、行く末は博愛会医科大学を画策しているもの。

● 8月13日 長崎大医・教授会を追及し会場へ突入。事務職員を使いピケ突破を図り、学長事務取り扱い名で退去命令が出され、機動隊一個中隊による排除。最後の1人にいたるまで座り込み貫徹。

● 9月 1日 医学新104号で9月の部落差別の冤罪事件・狭山裁判への上京を呼びかける。

● 9月11日 長崎大医・学部長室占拠。長大医スト実は団結小屋と宣伝カーで市中宣伝。

● 9月13日 長崎大医・機動隊導入に500の学友決起。長大医スト実書記局。

● 9月14日 関東医ゼミ・43名で開催。さえぐさ潤氏(若い公衆衛生従事者の会)が医ゼミ社保論を踏まえて福祉国家論批判を講演した。第12回医ゼミ実行委員長からの問題提起、基調討論を深化した。最後に中央書記局から狭山闘争・長大闘争のアピールが行われた。(賛加校)千葉大・東大・女子医・日医・慶応・東医・医科歯科・群馬・杏林・昭和・東京歯大。

● 9月20日 長崎大医・学部長室 再占拠。長大医スト実。

● 9月 22〜23日 第13回全国医学生ゼミナールに41大学400人(於・京大医学部)。主管・京都大学医学部自治会。京都市左京区吉田近衛町 рO75−751−2111内線4492 医ゼミ総会は竹本処分粉砕が大書された京大時計台下の大教室で行われた。
テーマ「福祉幻想の中の医療」。22日総会 午前10時~午後0時半基調報告・講演会 午後1時半~5時・分科会 24日 分科会午前9時~午後0時と総括集会午後1時~3時。近代医学批判では弘前大から鹿児島大まで22医学部の参加でカリと教育制度に関して、とりわけ京大・秋田大・弘前大・東大・日医・鳥取・長崎・女子医大のレポートに即して討論がなされた。


「精神医療など討議−京大で全国医学生医ゼミ」第13回全国医学生ゼミナール  全日本医学生連合、京大医学部学生自治会主催)が京都市左京区の京大医学部で開かれた。全国の各大学から医学生を始め、一般市民・患者ら400人が参加、医療運動や精神医療学など医学生運動について討議、意見を交わした。まず今回のゼミナール基調報告が行われた後、総会講演で山下五郎医師(阪神医療生協)が「労働災害・職業病と近代医学批判」、赤堀邦雄・関東学院大教授が「医療労働の経済学的考察」と題して、それぞれ講演した。午後から分科会に移り、▽精神医療▽反公害・医療運動▽近代医学批判▽福祉国家と医療−などに分かれて、各大学の研究会や医療グループが報告、熱心に討議した。なお、同ゼミナールは23日も引き続き分科会を行い、総括集会を開く予定。(京都新聞1974・.9.23)

● 9月23日 京都医ゼミで森永ミルクが参加者の中で飲まれた事態について声明。京都府立医大現代医療研究会。

● 9月29日 医学連・所沢で市民と共催。「防衛医大反対・付属病院着工阻止・OTHレーダー撤去」の集会とデモが「防衛医大を考える市民の会」「自衛隊を告発する埼玉市民の会」「毛呂山防音校舎訴訟原告団」「人間解放戦線」「コンシュートピア創造群」「北多摩反戦」「南埼反安保市民の会」と80名で所沢市内デモとチラシ配り。終了後、防衛医大予定地の現地調査を20数名で行った。

● 10月 1日 長崎大医・学友会総務委員長選でこの間、文字通り長大闘争を先頭で戦い抜いてきた学友が圧倒的多数で選出された。

● 10月 2日 日本医大・プレ『千駄木祭』映画会。「壁の中の秘めごと」「キートンの線路工夫」大臨床講堂に60名。

● 10月 2日 長崎大医・教授会介入。@、佐藤全学部長を完全に追放せよ。A、除籍処分を撤回せよ。B、1学年2年生を撤廃。C、団交に応ぜよ。 長大医スト実書記局。

● 10月 2日 長崎大医・教授会介入。

● 10月 3日 長崎大医・教授会介入。

● 10月 6日 長崎大医・教授会介入。

● 10月 6日 慈恵医大・慈恵祭で50名、スライド「731部隊から防衛医大へ」上映、討論会では高校生・予備校生への働きかけが語られた。

● 10月 6日 医学連部隊は第34回国立医学部長会議に断固介入、仙台で長崎大医学部の不正入試問題と1学部2年留年即退学制度に関して「要求書」を突きつけた。闘争に先立ち、東大・群大・京大などで学部長追及が行われた。幹事として東大高安医学部長が要求書の取り扱いの検討を約している。

● 10月 8日 長崎大医・佐藤教授(全学部長)辞職。教授会と予備折衝。

● 10月 8日 長崎大医・教授会と予備折衝。

● 10月13日 長崎大医・世直し共闘へ参加。

● 10月15日 長崎大医・学生大会でスト権確立。

● 10月20日 医学連と連携する所沢の防衛医大設置に反対する市民運動は毎週金曜日に進所沢駅前でビラ配りを定例化、20日には狭山市で農業を営んでいる遠藤三郎元陸軍中将(旧関東軍副参謀長)をお呼びして開かれた。医学連も参加。

● 10月21日 長崎大医・世直し共闘へ参加。

● 10月21〜22日 奈良医大自治会スト・22日に20名で奈良女子大構内で集会をし、韓国から「日韓親善の美名に隠れた准看研修生導入に反対」と導入した県医師協同組合(桜井達良理事長)が経営する桜井病院までデモをした。

● 10月24〜27日 日本医大・第17回『千駄木祭』テーマ「不安」 位置付けは「単なるフェステイバルではなく、全学の学生、看護者、医師、労働者の主体的な取り組みによる、ひとつの方向性を持った自主的活動の場である。」 看学自治会と学友会の共催。 討論会「カリキュラム委員会VS教育委員会」・講演 針生一郎&羽仁五郎。講演「さえぐさ潤」(社研主宰)、講演・阿部公房と語る(文芸部)、今年から薬屋の広告を返上することを千駄木祭常任委員会で決議した。シンポ「日本と中国、医療の対比的検討」(精医研主催)、シンポ「韓国からの看護婦導入の本質をどう考えるか」(新聞会主催)、研究発表「日本医大3病院の看護婦実態調査」(看学本科2年)、講演+討論会、「刑法改正−保安処分に取り組む意義。」内田剛弘弁護士・小林陽太郎精神科医・青木薫久精神科医(精神医療を考える会)、映画「わらの犬、マッシュ」(本部+映研)、燃え尽きた地図・勅使河原宏監督(文化部会)、八月の熱い砂・藤田敏八監督(文化部会)。スライド「731から防衛医大へ」(学友会主催)。看護問題を語る(5人を守る会主催)。劇団海「十二夜」作・シェークスピア「11匹の猫」作・井上ひさし。「蒼い鳥旅行団・流血編」作・寒河江貴と百束比古。

● 10月26日 医学連関東ブロック・狭山討論集会に50人参加。於医科歯科大。「俺は殺していない」を上映。(参加) 千葉大・東大・女子医・日医・医科歯科・群馬・など。

● 10月27日 関西医大『統一学舎要求闘争』を全国私立大学招待討論会で満場一致支援決議。討論会参加校は岩手医大・東邦大・東京女子医大・東京医大・関西医大・昭和大・慈恵医大・順天堂大・日本医大の9校。(於・日医大)

● 10月27日 順天堂祭・白木講演を府中療育センター在所生有志と支援グループを中心に医学連は白木東大脳研人体実験教授講演会に現れ糾弾。こうした講演を許した順天の革マル学生自治会執行部は学祭テーマ「我ら混迷たる現代の開拓者ならん」とは笑止千万。

● 10月29日 関東精医研連合・人体実験糾弾で台氏の高知精神衛生大会講演での講演を中止さす。協会は10月15日開催した理事会で中止したもの。

● 10月31日 狭山差別裁判・日比谷小公園の解放同盟宣伝カー近くに医学連80名が陣取った。(参加) 千葉大・東大・女子医・日医・医科歯科・群馬・昭和・広島・岡山・弘前・歯学連など。公園に隣接する高裁寺尾裁判長は「無期刑」を言い渡す。

● 10月31日 長崎大医・狭山差別裁判公判闘争への決起。

● 11月 2日 自治医大・学生管理強化にある自治医大で高杉晋吾氏を呼び保安処分について講演。「731部隊から防衛医大へ」のスライド上映、看護学生を含め30名が参加。

● 11月 3日 『自衛隊を告発する埼玉市民の会』は第一回防衛医大街頭パネル展示を開催、医学連も参加。

● 11月 5日 愛媛大医学部の開校入学式。中四ブロックの岡大・広島大などの医学生が愛媛大全学戦線と共にマイク情宣、ビラ撒き、防衛医大開校阻止の署名、全日本医学生新聞の配布など。二日間で20名の署名を得た。

● 11月 8日 長崎大医・一方的理由で団交から教授会逃亡。

● 11月10日 日本医大・ポスト千駄木祭で遠藤三郎元陸軍中将(旧関東軍副参謀長)をお呼びして731部隊の秘話をお聞きした。

● 11月18日 京大で第2回労災職業病と闘う集会が開かれ主に労働者900名参加。医学生多数も。
         11月18日 烏山病院で開放医療を実践し、解雇された野村満医師の支援「ほふーる」展が新橋協立プリミテイブアートで開催。針生一郎・富山妙子・水上勉氏などが出品した。東京女子医大の学生は軽井沢の水上氏の別荘まで作品を受け取りに出かけるなど協力した。

● 11月23〜24日 防衛医大二期入試阻止闘争。

● 11月25日 『自衛隊を告発する埼玉市民の会』は所沢の文化会館で1時より『731部隊から防衛医大へ』のスライドを上映し医学連も参加をした。

● 11月30〜12月1日 第2回歯ゼミ・歯学連と歯ゼミ実行委員会は愛知学院大(歯)で歯ゼミを開催、医学連も参加。宝塚班状歯問題や上水道へのフッ素化問題など。

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