マーク

開いているファイル(バッファ)のカーソル位置にマークをしておき、 そのマークへジャンプすることができます。 (マークの動作は本家 vim と微妙に異なっているかも知れません)

設定可能なマーク:

マークの種類 説明 備考
a~z ファイル(バッファ)ローカルなマークです。
A~Z uvw エディタ全体で共有されたグローバルマークです。
@ ファイル(バッファ)ローカルな一時マークです。 uvw固有

ジャンプ先として使う主に参照用のマーク:

マークの種類 説明
[ 最後に変更/ヤンクした先頭位置 `[ または '[
] 最後に変更/ヤンクした最後の位置 `] または ']
< 最後の Visual 選択範囲の先頭位置 `< または '>
> 最後の Visual 選択範囲の最後の位置 `< または '>
' 直前のカーソル位置 '' または ``
^ 最後に挿入した位置 `^ または '^

マーク関連コマンド

normal コマンド 説明 備考
m{a-zA-Z} カーソル位置に {a-zA-Z} のマークを付けます。マークを消すには同じマーク名で m{a-zA-Z} としてください。
`{a-zA-Z} {a-zA-Z} のマーク位置に移動します。(マークしたカラム位置に移動)
'{a-zA-Z} {a-zA-Z} のマーク位置の行の空白でない最初の文字に移動します。
コマンド 省略形 説明 備考
:mark <c> カーソル行の行頭に <c> のマークを付ける。
:k<c> カーソル行の行頭に <c> のマークを付ける。
:marks マーク位置の一覧を表示する。
:delmarks <c> 指定されたマークを削除
:delmarks! 全てのマークを削除

実行例

マークを付けるには

ma

マークを確認するには

:marks

マーク位置にジャンプするには

`a

マークを消すには

(マークした行で同じマーク名で) ma
または
:delmarks a

マークをまとめて消すには

:delmarks a-z

一時マーク (CTRL+@, :delmarks @)

本エディタでは前述の通り、一時マークとして @ を使用可能にしています。 @ マークはファイル(バッファ)中で複数付けることが出来ます。

normal コマンド 説明 備考
m@ カーソル位置に @ マークを付けます。マークを消すには消したい @ マーク位置で m@ としてください。 uvw固有
CTRL+@ m@ と同じです。マークを消すには消したい @ マーク位置で CTRL+@ としてください。 uvw固有
コマンド 省略形 説明 備考
:mark @ m@ と同じです。 uvw固有
:k@ 同上 uvw固有
:marks マーク位置の一覧を表示します。@ マークは文字なしの行として表示されます。
:delmarks @ (複数付けられていた場合でも)バッファ中の @ マークを全て消します。 uvw固有

前後のマークへ移動 (CTRL+, CTRL.)

一時マーク(@ マーク)は名前を持ちませんので バッククォート(`)やシングルクォート(')での移動はできません。

このため @ マークを含めたマークをたどるには以下のコマンドを使ってください。 (注: @ マークを含め {a-zA-Z} のマークを前後に探します)

normal コマンド 説明 備考
CTRL+, カーソル位置から前のマーク位置に移動します。(CTRL+< のキーと覚えると分かり易いでしょう) uvw固有
CTRL+. カーソル位置から先のマーク位置に移動します。(CTRL+> のキーと覚えると分かり易いでしょう) uvw固有

自動マーク (:automark)

一時マーク(@ マーク)の実装に合わせて、キーワードを検索して ヒットした箇所に自動的にマークする機能もできるようになっています。

コマンド 省略形 説明 備考
:[range]automark/{pattern}/ range 範囲の pattern を検索し、一時マークを付けます。 uvw固有

実行例

:%automark/\<ABC\>/
または
:'<'>au/\<ABC\>/

戻る