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修の視点

 

 

20131219日〔木〕 三流ドラマ

 

よその知事のことながら興味津々で見ていたが、あっさり猪瀬都知事が辞表を出した。

名作『頭痛肩こり樋口一葉』には遠く及ばなくても、喜劇「猪瀬セトギワ・石原ハラハラ」のもっと見応えある展開を期待していたのに、ちょっと拍子抜け。

 

しかし、これで一件落着ではない。 「裏献金の真相」や「徳洲会と他の政治家との癒着」を明らかにしてほしい。 

関係ないけど、この「五輪に水差す」醜聞について、浮かれていた人たちやIOC委員に、ちょこっと感想を聞いてみたいなあ。(^_-)-☆ 

 

震災復興予算の流用が問題になっているなか、「補助金」名目で2000億円も受け取っていた大企業が、自民党に2億円献金をしているのが分かった。

まさに、被災者のための復興予算をトヨタやキヤノン経由で自民党に「還流」したものだ。 

 

韓流ならともかく、三流の「還流」ドラマなんて、見たくもない。

 

 

 

20131120日〔水〕 楽しかった上京

 

戦後最悪の弾圧法「秘密保護法」が、「自民・公明・みんな」の手で強行採決。

閣議決定から一か月、委員会討論が二週間、こんな短時日で採決を急ぐのは、反対運動の盛り上がりを恐れているからだ。 彼らも戦々恐々なのだ。

何せ、どの世論調査でも、「反対・慎重審議」を求める声が8割もあるのだから! 「廃案」を求める怒りの声がますます広がっていくだろう。

小選挙区制の弊害とはいえ、元々、自民党に「絶対多数」を与えたのが間違いなのだから、彼らに投票した人たちも思い直して、共に民主主義を守ってほしい。

 

市民劇場例会初日を終えた。 といっても、今日が最終日で、明日の鳴門で四国巡演は終わる。 ステージ数が減ったので、あっという間だ。

でも、短い滞在期間にも、僕らは目いっぱい交流している。

正午をまたぐ搬入から、午後の役者さん出迎え、そして、終演後のロビーでの座談会。 後は、お決まりの飲み会。 今夜は、公式の交流会。

 

今回「3名増」をみんなで喜んだが、昨日さらに、僕のサークルで1名増えた。 \(^o^)

石原さんが、僕の「要請メール」に応えて知人を誘ってくれたものだ。 

新会員が増えるのは、とても嬉しいし、健康にもいいはず。 例会中の昨日も、嬉々としてジムへ行った。 飲み会に備えて血圧をさげるためでもある。

 

 

 

20131120日〔水〕 楽しかった上京

 

昨夜、最終便で観劇上京から帰着。 風雨や地震にも遭わず、いい時を過ごせた。 今回、観てきた芝居はたった二本。 

 

劇団俳小の『幻燈辻馬車』は、幽霊の祖母と父が娘を助けるという幻想性が面白く、老人二人の「気骨」が印象深い。 ただ、原作を刈り込み過ぎか、「ダイジェスト感」が残った。

 

俳優座の『気骨の判決』は、予想通りの好舞台。時の権力にひるまず対峙した裁判官の「気骨」にはやはり感動する。「さらに練られてほしい感」が少しあるものの、創造側の気概がストレートに伝わるので、共感や好感、快い余韻が残った。

 

渋谷と新宿の「夜」も、大いに楽しめた。 こういうのがあるので、観劇上京は止められない。

渋谷のイタリアン居酒屋では初対面の見知らぬ若者グループと盛り上がったし、親しい劇団制作者・山崎菊ちゃんと白川さんとの飲み会も最高だった。 

 

その二人の所属劇団はもちろん、多くの演劇人が「秘密保護法」に反対している。 

心からの拍手を送りたい。 これからも、こういう人たち、そういう劇団とお付き合いしていきたいと思う。

 

新劇団が戦前に弾圧された歴史を思い起こさせる、「治安維持法」の再来ともいえる悪法は、小手先の修正では決して改善されないのだ。 廃案しかない。

 

 

20131115日〔金〕 過ちは改めるべし

 

元首相の小泉さんと細川さんが会談し「原発ゼロ」で一致したとか。

また、安倍首相夫人が、「自宅で原発輸出や消費税増税を止めるよう頼んでるのに聞いてくれない」と語ったとか。 ネットで、そんな面白い話が飛び交っている。

国民多数派の願いにそった「主張」を、ぜひ続けてほしいとは思うが…。 しかし、まあ、後者の「家庭内野党」の話は、眉唾物かも。 

 

もっとも、安倍さんが彼らの進言を受け入れ、原発ゼロを決断し、自然エネルギーへの転換を打ち出したら、必ず支持率が20%上がるだろう。

それを見越す小泉さんの政治的嗅覚というか、君子豹変ぶりは、大したもの。 

 過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」  

それなら、福祉を切り捨ててきたことや派遣・非正規雇用を増やしてきた「過ち」などについても、そう言ってほしいものだ。 

 

今朝の「しんぶん赤旗」に俳優座公演『気骨の判決』が載っていた。 僕は、来週月曜に観劇予定。

戦時中に、翼賛政治・時の権力に毅然と対峙した裁判官がいた! 今の司法関係者に特に観てもらいたいものだ。

正義とは?と聞かれた彼は、「倒れているおばあさんがいれば背負って病院へ連れて行って上がるようなもの」と、肩ひじ張らずに答えたという。 寅さんのような、まさに、「人間主義」。

 

一か月ぶりに、(徳島・ルーキー)も登場。 たまに、こういうのは嬉しい。

 

 

 

20131025日〔金〕 何が秘密かも秘密

 

昔、NHKで「私の秘密」っていう番組があった。 民放で「それは秘密です!」というのもあった。

「ひみつのアッコちゃん」という変身少女が活躍する赤塚不二夫の漫画も人気があった。

また、壇蜜が「ひ・み・つ」って囁くのはいいとしても、「秘密のアベちゃん」では笑えないし、不気味だ。

 

不人気や不評どころか、有害無益で、かなり危険な法律、それが安倍さんらが作りたがっている「秘密保護」法。

 

良く似た大日本帝国時代の「軍機保護法」は、過酷な思想弾圧に乱用され、過敏な摘発は多くの「冤罪」を生んだ。

こんな法律が「再来」すれば、近い将来、原発被害を調べたり公表しただけで、外国のスパイでもなんでもないのに、「懲役10年」なんてことも…。 

 

 

 

20131008日〔月〕 きっと勝つ

 

「ネスカフェ」で有名な巨大多国籍企業「ネスレ」の日本支社で、31年も続いていた労働争議が和解に至った。

人権侵害、思想差別が日常化されていたなか、粘り強く闘ってきた労働者たちの、実質的な勝利だ。\(^o^)

たまに口にする「キットカット」も同社の製品だとは知らなかったが、労働組合員は「キット勝ツト」信じていたことだろう。

今後はきっと、人員や給与を会社の思うままにカットすることはできないだろう。

 

 

20130920日〔金〕 今月二度目の観劇上京

 

台風から一転、全国に秋晴れが広がった。 火曜日は予定便が欠航して気勢をそがれたのだが、気分も一新、「東京」を楽しんできた。

残念ながら1本目の『三人姉妹』には、間に合わなかった。 演出の森一さんらに申し訳ない思い。

 

文学座『熱帯のアンナ』は、葉巻工場で労働者に「アンナ・カレーニナ」を読み聞かせる「レクター」と経営者の長女が恋に落ちる話。

本の虚構の世界が現実の男女関係に照射されていく構成が面白い。不倫相手の彼が射殺され、工場もまた機械化の波にのまれ消えていく…。

テンポのいい劇的なストーリー性が魅力だ。 それを見事に舞台に描出した演出と演技に大きな拍手を!

 

◎民藝『集金旅行』は、滞納家賃と、過去の交際相手に慰謝料とを取りたてに行く「管財人」カップルの愉快な道中譚。西川・樫山らがはまり役。

この二本は、市民劇場例会にほしいと思った。 四国単独では難しいから、九州や中国で例会になれば、つないでもらえるかもネ。

 

今回は結局、芝居4本と映画2本。 

そして、はや来月も、上京観劇作品が4本決まっている。そうそう、明日は岡山で青年座の『黄昏』を観るし。!(^^)!

 

 

20130911日〔水〕 オ・モ・イ・ヤ・リ

 

今日で、震災からちょうど2年半。 

時の流れは速いが、復興復旧は遅々として進まず、未だ徳島市の人口より多い29万人もが不自由な避難生活を続けている…。

 

「東京五輪」って、世情安定の時なら歓迎できるが、今はどうも、「生活不安」や「原発事故」から目をそらせる役割をはたしているように思えてしょうがない。

果たして、「7年後」の消費税は? 賃金や年金は? 中小商店は? …経済の行方が気にかかる。

 

狂喜乱舞している若者たちの中に、失業者や、非正規雇用・ワーキングプアは、いないのだろうかと、ふと思ってしまう。

いずれにしろ、五輪に浮かれ、はしゃぎ過ぎて、被災地のことを忘れないでほしいと思う。 「オ・モ・イ・ヤ・リ」の言葉も。

 

首相の言う「完全にブロックできている」のは、「汚染水」のことでなく、生活苦にあえぐ「庶民の声」のようだ。

 

 

20130909日〔月〕 新?五輪マーク作成

 

歌謡界のことは詳しくないが、東京五輪音頭を歌うのは、昔の三波春夫に代わって今度は氷川きよしかなあ。

僕の親父の名前が春男で、おふくろは大の三波ファンだったなあ。

 

ま、そんなことどっちでもいいが、くれぐれも、五輪に浮かれてFUKUSHIMAをなおざりにしないでほしい。

決まったからには成功させ、景気にもいい影響が出るようにしてほしいものだ。 僕には何の期待もないが…。

 

それと、IOC委員と世界に向けて大見得をきった安倍スピーチを、誘致賛成反対を問わず全国民が記憶に留めておこう。

「汚染水は完全にコントロールできている」「放射能による健康被害はこれまでも現在も将来も心配ない」「私が保証する」と言ってのけたのだから。

 

誰かが作りそうな新五輪マークを、一足先に作ってみた。 反核、そして原発ゼロへの願いを込めて…。

 

 

 

20130907日〔土〕 もう、こりゴリン

 

あまり関心は無いが、かなり「五輪」競争が激しいようだ。

東京・イスタンブール・マドリードとも、それぞれに弱点を抱えているようで、かなりの混戦模様。

 

しかし、日本は特に、歴史的な原発事故を抱えて、それが収束どころか放射能汚染の危険性が日々増幅しているのだから、「五輪」どころじゃないはずだ。

さらに、未曽有の消費税大増税が実施されたら、日本経済と国民生活の困窮極まれり、となるのだから。

 

昔、IOCで大規模な買収問題が発覚した時、徳島新聞に「五輪、ゴリンじゅう、なんてことにならないように」というコラムを書いたことがあったっけ。

開催地決定は今夜の夜中らしいが、本命・東京が負ければ、今度は都知事が「もう、こりゴリン」なんて口にするのかも…。

 

 

20130904日〔水〕 「佐渡」帰り

 

無事に、東京から帰着。

「無事に」というのは、「徳島便オール欠航」というニュースが流れ、明日の便への変更や宿泊先確保をしなきゃならないと、いったん覚悟したからだ。

ところがどっこい、運は天に任せてとばかりに、目黒で映画を見たり、大久保で韓国料理でビールを飲んでたら、徳島の大雨「警報」が解除になった。

紀伊半島が強風とかで、羽田出発が40分ほど遅れたが、障害はそれだけで、無事に戻れたわけだ。 \(^o^)

 

前日の「佐渡」旅行も戦々恐々だった。 上越新幹線の中で流れたのは、佐渡に強風大雨「警報」。

新潟港からの高速船が止まっていれば、諦めて上野へ引き返すつもりで、行ったのだが、「無事に」島へ到着。

断続的な大雨に遭遇しつつも、屋外の「トキの森公園」や「たらい舟」の時だけは、雨が止み青空まで見えた。 超ラッキー〜! \(^o^)

 

以前、市民劇場で僕の手相を観たS本さんに、「あなたには神仏の御加護がある」と言われたのを思い出した。

ま、自分でも昔から、縦の生命線や横の頭脳線の長い、良い手相だとは思っているが…(^_-)-

 

 

20130828日〔水〕 飛行も非行も反対

 

題名も知らない歌だが、つい口ずさむ一節がある。

♪飛んで飛んで飛んで飛んで〜、♪回って回って回って回って〜、そして、「♪落ちる〜」と言ってしまう。

 

またアメリカでオスプレイの不時着事故があったが、近い将来に日本の住宅地や病院や学校・保育所などの上に落ちないことを願う。

 

同機に限らず、危険な米軍の飛行訓練は、一日も早く止めてほしい。 

米兵だって、もう「非行」訓練はいらないぜ、と思ってるかも。

 

 

20130824日〔土〕 ばさら祭りへ

 

身近な場所でも、知らない「祭り」が多い。

今日は丸亀へ走る。 ばさら祭りと言うのだそう。 写真で見る限りでは、衣装は高知の「よさこい」ふう。

たぶん、ロック調のアップテンポのダンス連なのだろう。 阿波踊りを見慣れた僕には、そういうのが新鮮で、気分が乗ってくるのだ。 期待高まる。

 

昨夜、市民劇場の常任委員会へ行ったら、数か月も入院してた服部さんが30キロ!痩せて退院した、と聞いた。めでたい、めでたい。

これで確実に一人は新会員が増える。 \(^o^)/  また飲めるようになってたらいいんだけど。

 

「みんなの党」の内紛が続いている。  先日の幹事長更迭の余震ともいえる。

「みんなのノー」に気づいたら、渡辺代表は、アジェンダでなく「アゼンだ」と言うかも。

 

 

 

20130823日〔金〕 気に入ったダジャレ

 

徳島県立図書館のネット検索で「はだしのゲン」と入力したら、話題のマンガを含め60数冊が表示された。

当然のことながら貸出制限などしてなくてホッとした。 こんな当たり前のことにホッとする状況の方がおかしいのだが…。

 

ちなみに、市民劇場の本箱にも、ちゃんと漫画10巻がそろっている。

たしか、木山事務所制作のミュージカルが例会になった時に、当時の専従だったHちゃんが持ってきたままだと思う。 

本人に連絡したら取りに来そうだが、やっぱり「寄贈」でいいのかなあ。 

 

さっきBS-TBSで「ライバルたちの光芒〜頼朝と義経」を見ていたら、屋島合戦の場面で「香川県」なのに「高知県高松市」という字幕が…。

若いディレクターらには、私見だが、香川と高知など四国四県の区別がつきにくいのかも。 試験なら落ちるゾ、と妙に可笑しかった。

 

 

 

20130819日〔月〕 鳴門市民劇場に感動

 

昨日の鳴門市民劇場15周年記念講演会は、感動的だった。

ゲストの高畑淳子さんのお話はもとより、役員とサークルの奮闘が胸を打ったのだ。

 

会員数の倍に迫るほどの、「1000名を大きく越えた」聴衆・観客は、並大抵の努力では、決して集められなかったと思う。 

凄まじいと言えるほどの熱気・エネルギーが会場に充満していた。 生みの親・徳島市民劇場が、おとなしくて、ひ弱に感じるほど。

 

大成功をもたらした多くの人たちに、僕は最大限の大きな拍手を送りたい。 感動をありがとう。

 

20151月例会で、彼女の主演作、青年座公演の『をんな善哉』が実現できたら、一気に200名とか増やすのも夢じゃない。

さっそく、昨日の参加者に一人でも多く「お誘い」活動を展開しよう。 フレー、フレー、鳴門! あ、高校野球は負けそうだが…

 

 

20130809日〔土〕 ブラック企業ゼロへ

 

共産党の「ブラック企業」追及を受けて、政府が重い腰を上げつつある。

採用後12年で退職に追い込む「離職率の高い企業」や、過重労働・サービス残業などの「法違反企業」4000社を調査するそうだ。

 

ブラック企業としては、若者に痛み=「ワタミ」と、名前にまで黒が付く「ユニクロ」が有名だが、全国には「同じ穴の貉」が無数に存在するのだ。

若者を使い捨てにする企業や国に、明日はない。 非正規雇用や名ばかり正社員を一掃しなければ、日本経済は良くならないだろう。

 

 

 

20130803日〔土〕 ナチスはナイスではない

 

麻生副総理が、「改憲はナチスの手口を倣ったらいい」と話したのは、やはり「仲間うち」で気が緩んで口を滑らしたのだろう。

その会合の主催者は、僕の嫌いな桜井××子氏。 

 

彼女は昔、四国放送でも見られたニュース番組で、実直そうな小林完吾氏のアシスタントだった。

「右翼」曲折を経て、いつのまにか「超タカ派の論客」になっている。

 

思想信条は自由だが、「暴言・暴走」は許せないし、まして、ナチスばりの「謀略・暴力」という手口だけは絶対に見倣わないでほしい。

どこか、ボーっとしてるような麻生さんだが、「あ、そう」では済まない。

 

そんな気持ちを込めて、昨日は「革新懇」コラムを書いた。

 

 

 

20130725日〔水〕 抜歯後の飲み会

 

午前中の「抜歯」は、1時間もすれば麻酔も消えて元通りになるだろうと軽く踏んでいたのだが、けっこう長い時間スッキリしなかった。

そのせいで、午後1時半からの市民劇場「運営サークル会」を欠席した。 夜に「革新懇」の選挙総括と打ち上げ会があったからだ。

 

参院選で健闘した日本共産党の「上村きょう子」さんをお招きした。

彼女は自宅が佐那河内で少し遠いので、やっぱり車。 だから、抜歯マンの僕と屈指ウーマンの上村さんは、ノンアルコール・ビールだ。

 

他のみんなが美味そうに「生」ビールや焼酎を飲む中、ひたすらノンアルコール。

でも、ま、「飲み会での完全アルコール抜き」という人生初の体験で、いっそう人間の幅が広がったかもネ。 (^_-)-

 

選挙後に(選挙後も、と言うべきか)、民主党と維新の会が、内部でゴタゴタしている。 

片や、菅元代表が公認もれ候補を支援して共倒れした怨念、片や、在京国会議員と大阪市長との軋轢。 

カンカンがくがく、アシモトぐらぐら……僕は「高みの見物」が好き、かも。 (^_-)-

 

 

 

20130715日〔祭〕 わが母のうた

 

昔、建設省の労組「全建労」青年部や労音・労演で「うたごえ喫茶」をやっていた頃、僕の好きな歌の一つに「わが母のうた」があった。

♪雑草アラグサの実がうれて〜 土深く芽生える朝に〜  ♪あ〜あ わが母こそ太陽〜 たたかいを育てる太陽〜

 

荒木栄の名曲で、東京芸術座『ある労働者作曲家の生涯』という舞台も、「徳島労演」の特別例会で観た。

 

今でも時々口ずさむが、いつもおふくろを思い出す。 

母の誕生日は、1923715日。子供の頃は、僕(7/20)との合同誕生会を毎年やったもんだ。

 

そして今日は、日本共産党の創立91周年。 

そういえば、この歌の「わが母」は共産党の意味だと聞いたことがある。 様々な感慨…。

 

 

20130710日〔水〕 祖父懐古の怪古政治

 

ただでさえ上がっている不快指数が、「自民大勝」予測報道を見聞きするたびに、さらに急上昇する。

鳴り物入りのアベノミクスとやらが、何一つ庶民の生活のプラスになっていないのに、支持率が高いのが不思議でならない。

 

だから、選挙後が不気味だ。 

これだけ投票したじゃないかと、図に乗って「憲法攻撃・改定」へ進む恐れがある。

 

「限定正社員」という名の、労働者の「解雇自由化」にも手を付けるだろう。

戦犯だった祖父の岸信介首相を「懐古」するのは自由だが、国防軍などの「怪古」政治は止めてほしい。

「限定首相」にさせたいくらいだ。

 

 

20130708日〔月〕 若者に痛み=ワタミ

 

期日前投票へ行った。 近年の選挙は、いつも早めに投票を済ませている。

日本共産党への清き一票という、「善」は急げ!

 

同党の新しいサイト「カクサン部」が、若い人たちの間に話題と人気が「拡散」しているそうだ。 

先週だけで43万件のアクセスというから大したものだ。 これも、ネット選挙解禁、の効用だろう。

僕なんかは、選挙権ができる前に「共産党」の姿かたちを知ったが、今の若者たちにも「正しい政治、楽しい政治」に目を向けてほしい。

 

ブラック企業大賞常連の「ワタミ」トップが、堂々と?候補者活動をやっているとか。

若者票が減るからと自民党が公認を取り消すのかと思いきや、なかなか、その厚顔ぶりは僕らの常識を越えてるようだ。舐められるな、若者。

ところで、ワタミって、「若者に痛み」の意味かも。(本当は、渡邊なにがしから付けたらしいが…)

 

 

 

20130701日〔月〕 「習慣買春」

 

自民党の佐田とか西村とかいう国会議員にはあきれる。

二人とも、政治家というより、性事家だ。 週刊文春などが「習慣買春」を報道した。僕は買ったことがないけど。

 

今度の参院選は分かりやすい。 

メディアが先導&扇動してきた「二大政党制」「第三極」が雲散霧消し、いまや「自共対決」が鮮明になってきたのだ。

民主に裏切られ、維新に失望したが、自民に大勝させたくない人は、みんな共産党へ投票すればいいと思う。

 

何てったって、党創立以来、命がけで戦争に反対した歴史はすごい。 

もちろん一度も国民を裏切ったことがないので、党名を変える必要もないのだ。

日本共産党の創立記念日は、1922715日。 僕の誕生日とは5日違い。それはどうでもいいけど、91年の歴史はすごい。 

 

 

20130701日〔月〕 「他人」の眼

 

昨日は、久々に「他人丼」。 牛肉でなく豚だが、「他人」には間違いない。 語弊があるが、僕は親子より他人が好き。
この種の定食群が650円では気の毒なくらいと前々から思っていたら、きのう、レジの張り紙が目に入った。

「諸物価急騰の折、7月から700円に上げさせていただきます」って。 

利用は月2回程度なので50円アップくらいはどうってことはないが、逆の牛丼値下げレース280円みたいなのは、要注意だ。
従業員の待遇を酷くして成り立つ、なんてのは論外と思う。

牛丼店や居酒屋チェーンなど、どの店も本当は「適正利潤・適正価格」を維持すべきなのだ。
もちろん、その前提には働く人たちすべての賃金を上げ、雇用を安定させることが必要だ。 購買力アップが一番の景気浮揚策。

みんなに打撃を与え、一つもいいことのない悪税=消費税アップだけは、どうしても容認できない。絶対反対だ。
今度の参院選は、「消費税・原発・憲法」が最大の争点で、いっそう「自共対決」が鮮明になるだろう。


20130619日〔水〕 鳴門で痛飲

 

鳴門で「泊りがけ」で飲んだのは、数年ぶりだった。

鳴門市民劇場を創った最大功労者の一人・榊八枝子さんや、数十年来の飲み友達・森英樹さんら、総勢7名で楽しい時間を過ごした。

 

泊まったホテルの隣が、最初の鳴門事務所で、とても懐かしかった。 

部屋からは、焼肉パーティーを何度かやった庭も見え、当時のメンバーの顔が次々と浮かぶ。

 

その一人、松村ハツ子さんのことを思い出し、帰りがけに「施設」へ寄ってきた。

半年前に行った時は、風邪や中毒が流行ってた時期で、面会が叶わなかったので、拝顔したのは一年ぶり。

大竹さんから「はっちゃんと鳴門病院で出会った」と聞いたばかりで、想像通り、かなり弱ってる様子だった。

 

好きなビール片手に談笑していたのは、そんなに昔ではないのに…寂しい。 

市民劇場の仲間とず〜っと付き合えていたら、定期的に芝居を楽しめていたら、心身の健康にも大きなプラスだったろうに…残念でたまらい。

 

 

 

20130609日〔日〕 アベノ言葉

 

10年で国民所得を150万円増やす、などと阿倍首相が得意げに話していた。

その昔、鳴り物入りで流されていた「所得倍増計画」を思い出す。

 

よくも次々と聞こえのよい「政策」を打ち出すものだ。 その殆どが嘘で装飾され、○○詐欺まがい。

今回のもその類で、今朝の「しんぶん赤旗」でも正体が暴露されていた。

 

国民総所得(GNI)とは大企業の「海外での儲け」も含む総額であって、それがいくら増えても、国民一人一人の所得が増えることはありえないのだ。

「稼ぎ」をすべて、みんなに公平に分配するなんて、僕の好きなSFにも登場しない。

師匠格・小泉内閣の5年間でGNIが一人あたり18万円増えたのに、賃金は16万円減った…。 気を付けよう、アベノ言葉と暗い道。

 

 

 

20130606日〔木〕 オスプレイはイヤヨ!

 

梅雨入り宣言が出てから、さっぱり降らなくなったなあ。

一時代前までは、6月の梅雨といえば「シトシト」と何日も降り続いたもんだが、昨今のこの時期の雨量はすっかり減った。 

さぞや、アジサイやカタツムリも寂しかろう。 やっぱり時代は、少雨恒例化?に向かってる。 

 

維新の会が「オスプレイ大阪受け入れ」を提案。 彼らはすっかり「笑止恒例化」だ。 

勝手に名指しされた八尾空港の地元市民らは、笑止千万、正気の沙汰じゃないと、憤怒の渦。

欠陥機を受け入れるなんて…「イヤヨ空港」と改名したいくらいだろう。 

 

「大阪府から大阪都」へ変えればと、フト思ったか橋下さん。 

次は、神戸空港まで米軍に「活用」を勧める気かも…。 空港は、フーゾクじゃないぞ〜。

 

昨日の僕の「活動」は、「革新懇」コラムを書いただけ。 終日ノンビリ、命の洗濯。

といっても、洗濯機には触ったことがないなあ。 いやいや、40年前は、建設省の独身寮で年に二度は回したっけ。 

 

 

 

20130603日〔月〕 NO NUKES

 

昨日は、ここの朝の更新ができなかった。 

あいにく徳島集会にも参加できず、昼の行進もできなかったが、昨日は全国各地で「原発ノー!」の声が轟いた。

62 NO NUKES DAY」という原発ゼロ共同行動日。 東京国会前には6万人が合流したそう。 親しい演劇人もけっこう参加したもよう。

 

そんな国民の声に背を向け、安倍首相は原発再稼働と輸出に走ろうとしている。「原発活用」が、なぜ「成長戦略」なのだ。「毒矢」の一つにすぎない。 

「かくかくしかじか」といくら取り繕っても、その言い分は、僕には「核々近々」としか聞こえないのだ。 

あまねく歴史の逆行は、逆効果になると知るべし。 

 

御近所の中昭和町・山田さんからは、HP日記へのお褒めの言葉をいただいた。 

すると、やっぱり書き続けなきゃ、と思うのだ。 そんな「反響」が嬉しい。「反共」は御免だが…。

 

 

 

20130601日〔土〕 趣味二種

 

 

今朝、久々に「しんぶん赤旗」読者のページに登場。→ふれだいこ

「ルーキー」というのは、20代で投稿を始めた時に付けた愛称で、退職後に再開してからは「第二の人生での新人」という意味にもなっている。

 

スロージョギング三日でかなり血圧が下がったみたいに書いたばかりなのに、昨日のジム計測では、まったく元に戻っていた。 

ガ〜ン、ショックで、顔色なし。 ((+_+))

 

やはり、世の中、そう甘くは無い。でも、めげず、諦めず、地道に「食事と運動」対策を続けて行こう。

室内マシンだが、しないよりマシ。 ん?

 

 

 

20130528日〔火〕 70年代を思い出す

 

40年も前に流行ったトイレの消臭剤のCMを思い出した。 くさい臭いはモトから断たなきゃダメ〜。 四字熟語で言えば、抜本塞源

 

昨日、外国特派員協会で「ハシモト記者会見」があった。

3時間もかけての弁明と質疑だったが、当然ながら大勢は批判と疑問の声で、たびたび「失笑」まで漏れたとか。

どうやら、これで幕引きをしたいという彼の思惑は外れ、恥の上塗りに終わった感じ。 外国人記者は、賢いのだ。

 

ただ大事なのは、彼が謝罪しようが辞めようが「問題」は解決しないってこと。

モトモト、ハシモト妄言の根源には、侵略の歴史を歪め偽造しようとする保守・右翼勢力の「時代錯誤」がある。

だから、安倍首相らの偏狭な歴史認識を正さない限り、こういう類の暴言・妄言は無くならないだろう。 やはり、くさい臭いはモトから断たなきゃ!

 

市民劇場7月例会『ハムレット』は、上演時間が3時間15分にもなっているそうだ。

四国に特に馴染みの深い演出家、ベリャコービッチさんの強い意気込みを感じる。

 

3時間越えなんて何十年ぶりかなあ。 先の消臭剤CMと同じ70年代初めの『飢餓海峡』や『五番町夕霧楼』以来かも。

二年前の震災の翌日に観た『ハムレット』との再会が、ますます楽しみになってきた。

   

 

20130526日〔日〕 米国に媚びる男

 

思ってたとおり、四面楚歌の橋下氏が、「米国だけ」に謝罪した。 

媚びるって、かっこわる〜。 「媚びる」が女ヘンというのもヘンかも。

 

それはそれで当然なのだが、他にも謝罪すべき肝心の相手は、元「慰安婦」の女性たちだろう。 そうそう、良識ある全国民にも。

 

しかし、元々、暴言・妄言といっても、本心と地金が出た浅はかな暴走にすぎない。 

そして、それは安倍自民と一心同体なのだ。「維新」同体ともいう。

 

僕なんか、形だけの謝罪はもういらないから、政界から引退してほしいと思う。 もうTVに出てくるな〜。

 

 

 

20130522日〔水〕 今月の上京観劇は4本

 

前進座の二本立て御浜御殿綱豊卿』『一本刀土俵入』は、さすが。 馴染みの役者さんの名演・熱演で、最も楽しめた。

帰りがけ、久しぶりに演出の十島英明さんとも話せた。 

十島さんは、僕が専従になった頃から演劇講座で何度か来徳された、いつも懐かしい人だ。

 

こまつ座『うかうか三十、ちょろちょろ四十』、1時間15分の掌編だが、メルヘンタッチで現代への風刺をちりばめた、予想を超える良質の舞台。

立体絵本のようなセットの中で、人生の変わらぬもの、変わらないものを楽しく見せる。 

 

権力者の与える幻想を民衆はすぐに信じるが、結局は救われない、というブラックなテーマ性を、僕ははっきりと感じた。 

原発事故や天災を思わせる、始めと終わりの不気味なBGMも印象的。 市民劇場の例会にしたいくらい。

井上ひさしの初期の作品はあまり好きではなかったのに、この処女作(こまつ座も初演)には、大いなる好感。 才気ある鵜山演出は、僕好みだ。 

 

 

 

20130509日〔木〕 米軍低空飛行

 

牟岐町議の藤元正文さんが、自宅ベランダからまたまた米軍機の低空飛行を撮影。(彼の誠実な人柄と献身的な活動には、いつも敬意がわく)

二人のパイロットが見えたそうだ。

米軍機は和歌山方面から飛来し、高知や愛媛を通過し、岩国基地へというのが「通常コース」とか。 

酷い騒音や事故危険性を容認できないと、地元の自治体や住民が何度抗議しても、米軍も日本政府も聞く耳を持たない。

 

こんな身近なところにも、日米軍事同盟(安保条約)の弊害が表れれているのだ。

日本人なら誰でも腹を立てる、その傍若無人ぶり! 安倍さんなんかは、米軍を「傍若美人」とでも思っているのだろうか。

 

またまた、橋下市長が、暴言(というより本音)を吐いた。

排他ぶりは毎度のことだが、今度の妄言は酷すぎる。 「慰安婦は必要だ」なんて、耳を疑う暴言に神経を疑う。 

 

また別の場所では、沖縄の米軍犯罪を減らせるために、もっとフーゾクを利用したら(買春したら)と、米軍幹部に提案した。 

これには相手も絶句し、うちでは禁止してます…と答えられたとか。 →産経ニュース

「維新」の賞味期限がいよいよ切れそうだし、これからはもっと彼の「切れる」場面が出てくるだろう。

 

 

 

20130509日〔木〕 署名提出

 

「新町西再開発の住民投票を求める会」の署名が、選挙管理委員会へ提出された。 46409名分だとか。 

 

この中に僕が集めた100余名分が入っているが、やりようでもっと集められたなあ、という思いが残る。

市民劇場の現役専従だったら多くのサークル代表者に協力してもらって1000名はいけたかも、という思いも。 センないことだが…。

 

46409というのは、微妙な数字だ。 

前回選挙での市長の得票33000を大きく超えたので、「心胆を寒からしめる」ほどでなくても、原市長がハラハラしてるのは間違いない。

 

まだまだ、「無駄な工事、税金無駄遣いストップ」へのハードルは高い。 みんな、ファイト!

 

 

 

20130506日〔月〕 クンロク首相

 

横綱の日馬富士が時々「96敗」になるが、昔は「クンロク」って弱い大関を揶揄する言葉だった。

だから僕が「96」という数字で連想するのは、「クンロク大関」と「苦労」くらい。

 

だが、最近は「憲法96条」がまず浮かぶ。 

安倍首相や石原・橋下「維新」らが、改憲の発議要件を定めた「96条」の改定を狙ってうごめいているからだ。

 

国会議員の「三分の二以上」の賛成が必要なのを、何と「二分の一」に緩めようとしているのだから酷い。

自分たちの都合の良いように制度を改変しようとするズルさ・身勝手さは、目に余って鼻につく。 

 

96」といえば、昨日の東京ドームでの「国民栄誉賞」授賞式には、何と「背番号96」の首相が登場した。

「投手・松井、打者・長嶋、主審・安倍」の始球式だ。 演出は、読売総帥の渡邊氏かも。  

 

主審はユニフォームを着ないものなのに、よほど彼は「96」をアピールしたかったのだろうなあ。 96条、96条、って。

96代目総理というのまでは知らなかったが、こうなりゃ、「クンロク首相」の「苦労」のかいなく改憲断念! に追い込みたいものだ。

 

 

20130505日〔日〕 原発セールス週間

 

年末年始以来の大型連休がほぼ終わった。

もっとも、普段から「休日」がいっぱいある定年退職者の僕には、「黄金週間」の実感も有難味も無い。

平常通り、たっぷり休養し、おかげで数日前からの風邪も、重症化せずに退散した模様。 

そろそろ、祝杯を上げたい気分だ。 

 

しかし、安倍首相のよく「働く」こと。 

連休前半の中東歴訪では、アラブ首長国連邦・トルコ・サウジアラビアへ熱心に原発を売り込んできたそうだ。

トルコでは、さっそく原発4基の、三菱重工受注が決まったとか。 (_)!!

 

こうして、首相演じる「原発セールスマン」は、原発を売って反発を買う。 そう、ひんしゅくも。

 

 

20130503日〔金〕 憲法記念日

 

今日は、数多い祝祭日の中で最も大事な憲法記念日。 

世界に誇れる「日本国憲法」は、僕が生まれる前年に誕生(施行)され、ず〜っと時の権力を縛り、日本の平和を守ってきた。 

 

それを快く思わず毛嫌いする国会議員が過半数を超えている。 

小選挙区制のゆえとはいえ、油断ならない情勢だ。 守れ憲法、活かせ憲法!

 

市民劇場の宣伝カーに乗るくらいならほほえましいが、図に乗った安倍首相は迷彩服姿で戦車に乗ったそうだ。

先日は、昭和初期でもあるまいに、「天皇陛下万歳!」を唱和したとか。 

彼は得意満面だが、僕には特異体質に思える。

 

 

 

20130429日〔月〕 大塚道子さん、お疲れ様でした

 

昨日は、今月二度目の上京。

青年座の『横濱短篇ホテル』観劇後、俳優座稽古場での、大塚道子さん「お別れ会」に出席した。

 

各劇団の幹部、鑑賞会の事務局長ら300名以上が集い、会場に入りきれないほどの盛況。

大塚さんは、何せ、僕が生まれた年に俳優座に入ってるほどの超ベテラン女優だった。

僕が中学生の頃は、よくTVで怖い役をやっていたっけ。

 

長じて、そんな大女優とあんなに親しくなれるなんて、夢にも思わず、今でも不思議な気がする。

 

60年代の『肝っ玉おっ母とその子供たち』から始まり、『ヘッダ・ガブラー』『三人姉妹』から昨年の『樫の木坂四姉妹』までたくさんの主演舞台を観た。

俳優座劇場『ママの貯金』では、3ステージ目が台風で中止になり、その夜は「あん」でどんちゃん騒ぎ。 昨日のことのように思い出す。

悲しい突然の逝去だったが、たくさんの名舞台をありがとう! お疲れ様でした。

 

 

 

20130427日〔土〕 観劇上京の収穫

 

上京はたいてい土日がらみで、今回のような「平日三日間」というのは、何年ぶりだろう。 俳優座の千秋楽に合わせたためだ。

その『とりつくしま』は、思い残しのある死者が、家族らの身近な物に取りついて見守るという、ファンタジー。

暖かくて優しい気持ちが充満し、心地よい余韻が残った。 

 

青年劇場の『田畑家の行方』は、現代日本喫緊の社会問題を喜劇タッチで描いた。

農業後継者問題、TPP、原発被災、一流企業の非人道的リストラなど、目まぐるしい展開で、日本の危機を浮き彫りにした。 

「警世」の舞台に拍手。

 

ただ、4本観た中で、完成度が一番高かったのは、地人会新社の『根っこ』。 同団体の「ルーツ」といえる木村光一さんも喜んでいるだろう。

恋人「活動家」の主張や理論を「受け売り」し、周囲をうんざりさせる若い女性が主人公。

終幕の彼からの別れの手紙を契機に、再出発していく話。 自らの頭で考え、自らの言葉で伝え、自らの足で歩む「自立」の大切さを思う。 

好舞台だった。 

 

 

 

20130421日〔日〕 ボーイングにブーイング

 

徳川家康が豊臣の本拠地・大阪城を攻めた「冬の陣」の後、和睦の条件として外堀を埋めさせた。

それが、続く「夏の陣」での落城に結び付いたのだった。

 

いま、自民・維新ら改憲右翼派が目論んでいる「96条改憲」は、その「外堀攻め」に似ている。

そこを突破口にして本丸の「9条」を攻め落とすつもりなのだ。 甘言虚言に乗って、憲法を守る周囲の堀を埋めさせてはならない。

 

 

事故が相次いだB787が運航を再開するそうだ。

徳島空港発着便には同機が使われていないので何の気がかりもないが、他県で実際に乗る人たちからは、ブーイングが出るかもね。

 

関係ないけど、「ボーイング、ブーイング」に似たタイトルの映画や芝居があったなあ。 (^_-)-

 

 

 

20130326日〔火〕 ハシズム、シズメ

 

一時代前なら、全国に「電報」が飛び交ってたかも。 「ハシズム、シズム」って。

橋下大阪市長へ、労働委員会から「謝罪文提出」が命令された、というニュース。 

労組攻撃の一つとしての「思想調査」が断罪されたものだ。

 

あれは、酷かった。 演説会に誘われたことがあるか? 誘ったのは誰か? まで問うのだから、ファシズムばりの憲法違反そのもの。

さすがに、この准司法機関も「違法」だと裁定せざるを得なかった。 少し溜飲が下がった気分だ。 

 

しかし、敵も去るものじゃなく、さるもの、ひっかくものだ。

朝、「謝罪する」と言い、夕方には「不服申し立てをする」だって。 

朝令暮改ならぬ「朝冷暮怪」だ。 せめぎあいは、まだまだ続く。 ハシズム、シズメ。

 

 

昨夜は、国民救援会の事務所で、「革新懇」の常任世話人会。

この会は、実は、県下の活動家の中でも、ほぼすべての大衆運動・民主団体の幹部を網羅した、錚々たるメンバーなのだ。

 

ただ、多忙な方々ばかりで結集がイマイチなので、僕は「事務局補助員」のつもりで、ほぼ無遅刻・無欠勤。 

そう謙虚でもなかった?僕が、最近は、「枯れ木も山の賑わい」という言葉が、けっこう好きになってきた。

 

 

 

20130316日〔土〕 TPPに「マッタ」をかけたい

 

安倍自民が、予想されていたこととはいえ、早々と、「公約破り」のTPP交渉参加を表明した。

 

TPPに参加してしまうと、日本農業は壊滅的な打撃を受ける。 

一戸当たりの耕地面積が100倍のアメリカや、1900倍のオーストラリアに対抗できる術はなく、政府試算でさえ、国内生産額は3兆円も減るそうだ。 

食糧自給率は、先進国に類のないほど低い30%台なのに、何と13%になる…。 怖いことだ。 「売国」という言葉がよぎる。

 

農業だけでなく、医療・保険などへの外国企業の参入で、国民の「安全・安心」が失われ…数年後には凄い毒素が全身に行き渡る、そんな日本が目に浮かぶ。 

公約破り・自民党の「二枚舌」に対抗するには、良識・正義の「二枚腰」が必要だ。 粘り強い国民運動でしか、ブレーキはかけられない。

 

 

不当判決が多い裁判でも、時にスカッとするのもある。 先日の二つの判決には、拍手! \(^o^)/ 

一つは、障害があって「成年後見制度」を利用している人に、選挙権が認められたこと。 あまりに当然な、「法の下の平等」。

もう一つは、マツダの「派遣切り」に「マッタ!」をかけたこと。 脱法的な派遣切りを繰り返していた大企業が断罪された意義は大きい。

 

どっちも、泣き寝入りせずに闘ったから、日の目を見た。 TPP反対運動も、これからが山場。 もう騙されるな、まだ諦めるな、ってことだ。

 

 

 

20130314日〔木〕 榊さんの大ヒット

 

吉永小百合さん主演の最新作「北のカナリアたち」…は23日、鳴門市文化会館でも上映される。主催は結成10周年を迎える映画上映団体「なるとDeシネマ」。

榊八枝子代表が…手紙を吉永さんに送ったところ、舞台あいさつをしてくれることになった。(徳島新聞コラムより)

鳴門市民劇場の創立メンバーで元代表幹事で、僕の「親友」榊さんには、今更ながらに敬服する。

80歳目前になっても彼女の熱意と提案力、行動力は全く衰えることをしらない。

代表を務める「なるとDeシネマ」では、吉永小百合さんを招くことに成功、23日のチケット3000枚を完売したそうだ。 →榊さんのブログ

 

鳴門・徳島の市民劇場役員も、もちろん僕も、しょっちゅう、大いなる刺激を受け、触発されている。

 

 

20130225日〔月〕 和歌山で観劇・痛飲

 

土曜日は、和歌山で有馬さんらと、いつもの「菜の花」で痛飲し、いつものように?酔いつぶれる。 

最近は「泥酔」がめっきり減ったのに、和歌山ではまだまだ、そうはいかないようだ。 僕には、「とことん飲む地」のひとつになっている。

 

エイコーン『メアリー・スチュアート』は、面白かった。 

この作品の観劇は二度目で、ますます、その「荘重な歴史劇+濃密な人間ドラマ」に魅了された。 ぜひ四国でも例会にしたいのだが、無理かなあ…。

 

昨日は、市駅発10時過ぎの電車とフェリーで、午後1時前に帰宅。 水を飲んだだけで、すぐ郷土文化会館での市民コンサート総会へ駆けつける。

会員歴は45年。 だから、とても愛着があるので、存続を願うが…。

 

 

市民劇場の会長を今月の総会で退いた湯浅良幸先生から、新著を頂いた。

徳島新聞に数年連載している「阿波の民話」シリーズ第10集。 これは、愛読者が多く、徳島新聞社出版物では、最も売れている本だろう。

 

2001年「役員会の分裂と混乱」の翌年から、ひと肌も二肌も脱いでくれた先生には、いくら感謝しても足りないほどだ。

今月中くらいに、個人的な「お礼の食事会」をしたいと思う。 いつまでも、お元気でいてほしい。

 

 

 

20130221日〔木〕 昨日は多喜二の虐殺日

 

あ〜またこの二月の月がきた ほんとにこの二月とゆ月か いやな月 

こいをいパいに なきたい どこいいても なかれない 

あ〜てもラチオて しこすたしかる あ〜なみたかてる めかねかくもる…。

 

これは、戦前の気鋭のプロレタリア作家・小林多喜二のお母さんが、息子を偲んで書いた「詩」だ。

文盲だったのに、獄中の息子に手紙を届けたい一心で字を覚えたそうだ。 濁点がなく、漢字も少なくて、たどたどしいが、誰もの胸を打つ。

多喜二が、共産党員というだけで特高警察に拷問・虐殺されたのは、1933年の「二月」の昨日のことだ。 享年29

 

彼が遺した言葉「火を継ぐ者」とは、社会変革に向けての多様な闘いを受け継ぐ人、という意味だろう。

ならば、今や共産党員だけでなく、原発・TPP・消費税・基地反対行動に参加している無党派層の人々も入れていいかも。 

 

良識あるみんなが、先人の「火=情熱」を少しずつでも受け継ぎたい。

 

 

 

20130213日〔水〕 市民コンサート

 

若きバイオリニスト・佐藤久成さんのリサイタルへ行った。 市民コンサートの例会。 ちょっと珍しい、「楽しさ」を感じる演奏ぶりだった。 

全身を大きく揺さぶったり、「間」では顔を横に向けて一瞬ストップしたり、自在でフレキシブル。 さらに、いつもながら、「すべて暗譜」には感嘆する。

 

ところで、クラシック演奏会では殆ど無いことだが、市民コンサートでは演奏の前半を終えたころ、短いトークが入る。 

これが一気に親近感を増し、後半へ弾みがつくのだ。

 

誰も覚えていないだろうが、実はこれは、僕がずっと以前に「総会」で提案したものだ。 市民劇場と同じ、40数年来の会員だもんね。

取り澄ました高尚な感じのクラシックにどこか馴染めなった僕の素人案だったのに、実現してよかったと思う。 

 

 

 

20130131日〔木〕 ボーイングへブーイング

 

「戦争反対、憲法守れ」を主張する「高貴」高齢者は、きっと幼児期に空腹も空襲も体験してるんだろうなあ。

その多くは、銀色に輝くB29を目撃してるかも。 その「B」は、僕ら初期高齢者でも知ってる「ボーイング社」のBなのだ。

もう100年もの歴史がある超有名な飛行機会社で、昔も今も軍用機やミサイルを造っているそう。

 

そうそう、最近故障続きで「検査入院」中の、最新型旅客機「B787」も、ボーイング社。

さらに何と、米軍が沖縄へ大量配備しようとしている、事故多発機「オスプレイ」も、実はボーイングの主力機だとか。 いやはや何とも…。

そろそろ、もう社名を変更したらどうだろう。 ボーイング改めブーイング、って。 (^_-)-

 

 

 

20130129日〔火〕 三本の矢

 

「三本の矢」の故事を知ったのは、中学生の頃だったと思う。

戦国武将の毛利元就が、三人の息子を集めて、矢を1本ずつ持たせて折らせる。 もちろん簡単に折れるが、次に3本合わせると折れなかった。

だから、兄弟が仲良く力を合わせていけ、という教訓だ。

 

だが、安倍首相が仰々しく口にする「大胆な金融政策」などの「三本の矢」は、先輩の小泉政権と前回の安倍政権で完全に破たんしたものばかり。

古くて折れ曲がった矢は、三本どころか何本集めても役に立つはずがない。

もう、ここは、気を静めて、三ツ矢サイダーでも飲みながら、身を引いてもらいたいものだ。

 

昨日は、久しぶりに「酔っ払いの朝」を迎えた。 

けっこう肴を食べられるようになったので、二日酔いらしさは全然無かったが、体力は消耗してるはず。

ということで、昼間はごろごろし、夕方から「あいあい温泉」へ行く。 回数券なので、1回あたり400円。 これは安い。

 

湯上りに、コーヒー牛乳でも三ツ矢サイダーでもなく、コーラを飲んだ。 情緒がないかなあ。

 

 

 

20130124日〔木〕 木山さんとの別れ

 

今朝の「しんぶん赤旗」にショッキングな訃報が載った。 とっても親しかった木山潔さんの急逝。 

肺がんだったそうだが、信じられない思いだ。

昨年は、俳優座劇場の機関誌「ひろば」に「同時掲載」されたし、その直後に東京の劇場で二度も出くわしたし、いつもの軽妙な語り口は健在、に見えたのに…。

 

木山さんには、長年にわたり、とても大事にしてもらった。 20数年前の、俳優座・山崎菊ちゃんに誘われた酒席が、初対面だった。

その後、四国の市民劇場例会では何度もお世話になった。 東京はもちろん、徳島でも何度も飲んだし、カラオケボックスなんかにも行ったっけ。

 

『私の下町』、『出番を待ちながら』、ミュージカルの『壁の中の妖精』『はだしのゲン』…傑作ぞろいだ。 僕は「木山制作作品」を20本は観てるだろう。

誘われて韓国観劇旅行へ行ったのも、楽しい思い出だ。 

 

木山さんは、若いころ劇団四季に勤めており、その時の「よもやまさかの裏話」は興味深かった。

独立して演劇制作を始めてからの苦労も並大抵じゃなかっただろう。 何千万円かの借金を作ったり、返したり…。

 

偉ぶるところはまったく無くて、ユーモアがあって、洒脱で、名の通り潔くて、そんな人間性が最高だった。 

 

2011年の『出番…』が木山事務所の最後の地方巡演かと思ったが、今年9月には豊橋・岐阜・名古屋などで『はだしのゲン』が決まってるそう。

それが木山さんの置き土産みたいになるが、まだまだ僕たちは木山さんの新たな「出番」を待っていたのだ。 

大好きな人とのお別れは、とても悲しくて寂しい。

 

 

20130122日〔火〕 俳優座『心細い日のサングラス』

 

今回は珍しく、観てきた芝居は1本だけ。 二泊三日で最多だと5本観えるのに、こんなの初めて。

 

俳優座『心細い日のサングラス』は、山田太一さんらしい、ほのぼの感が残る上質な舞台だった。 銭湯を改装したケアハウスでの人間模様。

経営者夫婦が軽いアルツハイマーなどの病気にも落胆せず、「頑張ろう!」じゃない生き方が、とてもいい。 

ゆっくり年を取っていけばいい、と思わせるのだ。

 

笑えなくなった介護バイト青年が狸の扮装をした恋人の太鼓であっさり「回復」するのは、ややお手軽ながら、温かい「支えあい」が心地よい。

はやりの「絆」をことさらに強調しないながらも、時代にあった希少な佳作といえよう。

 

そういう感想を、観劇後の懇親会で作者や演出家(中野誠也さん)らにもお話しした。

 

浜松・沼津・豊橋の事務局長や、青年座の女優・岩倉高子さんらと親しく交流できたのもよかった。 芝居の後の、善き仲間との飲み会は最高だ。

さらに、僕だけ、公演チームの打ち上げ会にまで参加。 旧知の小笠原良知、中村たつ、川口敦子さん始め、多くのみなさんと親交を深めた。

 

 

20130111日〔金〕 安倍ノミックス

 

市民劇場の宣伝カーで街を走っていたら、「カメラのさくらや」の御主人を見かけた。 腰が曲がりすっかり老いている。

以前、東船場に事務局があったころは、時々「町内会」の懇親会で親しく話したものだ。 

 

もう30年も前に、20代の娘さんが徳島城公園で通り魔?殺人の被害者になった。 あまりの悲痛さに、しばらくは声もかけられなかったものだ。

それに何より腹立たしいのは、それが迷宮入りになったこと。 

今も犯人が逃げ延びているのは、理不尽にすぎる。 人生って、身近にこんな悲劇もあるのだ。

 

「悪」を逃さぬために、刑事警察の予算を増やすのはいいと思うが、年間5兆円近い無駄な軍事費を増やすのは反対だ。

右寄り政治家で固めた安倍内閣には、大きな危険性を感じる。 阿部、安部、阿倍と誤植しがちだが、不「安倍」増と覚えればいいだろう。

 

経済政策も拙劣、無茶苦茶だ。 雇用や賃金を増やさず、富裕者優遇を続けながら、使わないカネをだぶつかせるだけでは、ますます実体経済は悪化する。

昔、レーガン大統領が失敗した「レーガノミクス」のように、「アベノミクス」なんて先が見えている。

 

「急激な軍事費増、富裕層減税、福祉削減」が前者の特徴で、それが米国に深刻な財政危機をもたらしたのだ。 

アメリカと財界の要求をミックスした「アベノミクス」も、その二の舞になりかねない。 進むべきは逆方向だ。

 

 

20130108日〔火〕 負けないで〜!

 

知人の高齢化が進み、今年届いた年賀状には、「ただいま療養中」という添え書きがけっこう目についた。

 

建設省の後輩・Hは「病気で途中退職しました」とあったし、同い年で元教員のFさんは「闘病生活に明け暮れ…」とあった。

親しい役者のSさんは、「秋に胃癌が見つかり全摘したが、体力が回復したら、きちっと人生を見つめる芝居をやりたい」とあった。

また、市内のSさんからは、「気負わず夫の介護を続けます」って。 みんな、ゆっくり頑張って〜。 !(^^)!

 

しかし、そんな彼らより年上なのに、政治家の面々の元気なこと。

 

安倍元総理・現総理は、前に政権を投げ出した原因の「腹痛・下痢」が治ったのか、にこやかに財界との会合を続けている。

麻生元総理・現副総理も、お友達に負けず劣らず、「漢字読めない病」ものかは、連日のように高級寿司屋などでの密談・宴会だ。 

二人のカラオケの愛唱歌が「昔の名前で出ています」かどうかは知らないが、とにかく異常気象みたいに元気なご様子。 

 

昨日、まだ正月気分で黒沢映画を何本か観ていたら、『悪い奴ほどよく眠る』というタイトルがふと浮かんだ。 

負けてたまるか〜と、昨夜は8時間も眠った。 \(^o^)

 

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