COPDは「肺の生活習慣病」です
COPDは、タバコの煙などの有害物質を長年吸い込むことで、気道が狭くなったり、肺胞が壊れたりする病気です。以前は「肺気腫」や「慢性気管支炎」と呼ばれていました。
早期発見のポイント
COPDはゆっくり進行するため、自覚症状が出にくいのが特徴です。「年齢のせい」と思わず、以下の項目をチェックしてみましょう。
COPDはゆっくり進行するため、自覚症状が出にくいのが特徴です。「年齢のせい」と思わず、以下の項目をチェックしてみましょう。
- 階段や坂道で、同年代の人より息切れがする
- 風邪でもないのに、咳や痰が毎日出る
- 20年以上タバコを吸っている(吸っていた)
診断:まずは「肺の年齢」を知ることから
診断には、肺機能を測定するスパイロメトリー検査が必要です。当院ではこの検査により、実年齢と比較した「肺年齢」を算出し、現在の肺の状態を客観的に評価します。
治療の3つの柱
一度壊れた肺胞を元に戻すことは困難ですが、適切な管理で進行を食い止め、楽に動ける状態を維持できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 禁煙 | 全ての治療の基礎です。肺機能の低下スピードを抑制します。 |
| 吸入薬 | 気管支拡張薬(LAMA・LABA)を使い、空気の通り道を広げます。 |
| 全身管理 | 呼吸リハビリ、適切な栄養摂取、ワクチンの接種(肺炎予防)を行います。 |
「増悪(ぞうあく)」を防ぐために
風邪や感染症をきっかけに、急激に息苦しさが悪化することを「増悪」と呼びます。増悪は肺機能を一気に低下させるため、早めの受診と日頃の感染予防が非常に重要です。
※最近では、喘息の要素を併せ持つ患者さん(ACO)への対応もガイドラインで整理されています。