FeNO測定の臨床的意義

呼気一酸化窒素濃度(FeNO)測定は、喘息診療において好酸球性気道炎症を非侵襲的に評価するための極めて有用なバイオマーカーです。

1. 好酸球性気道炎症の客観的評価

FeNOは、IL-4やIL-13といったType 2サイトカインによって誘導されるiNOSの活性を反映します。スパイロメトリーでは捉えられない「炎症そのもの」を数値(ppb)で可視化可能です。

2. 気管支喘息の診断・鑑別

3. 治療最適化とアドヒアランス評価

4. 判定の目安(成人)

FeNO値 解釈の目安
25 ppb 未満 好酸球性炎症の可能性は低い。
25 - 50 ppb 臨床症状と併せて慎重に判断。
50 ppb 超 好酸球性炎症の存在を示唆。ICSへの良好な反応性が期待できる。
※注意点
喫煙による偽低値や、上気道炎直後の一過性上昇に注意が必要です。測定前の飲食や運動が数値に影響を与える可能性があるため、解釈には臨床的背景が不可欠です。

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