■ 今後の経営方針
弊社は長年にわたり、豊富な経験、蓄積された技術をもとに特性を活かしながら社会に貢献して参りました。そして、いつの時代にもニーズに対応すべく最新の設備を導入して参りました。社会構造が大きく変わろうとしている今と、そして将来を展望すると世界市場レベルの高度な技術製品の開発と、低価格な物造りが、急務と思われます。
弊社は、経営、技術、管理職に”若い力”の起用と育成を図り、激変する新しい時代感覚に対応できる体質への改善を行います。より良いものをより安く提供できる会社を目指します。
そして小ロットからの金属部品と樹脂部品の複合技術にチャレンジして行きます。
■ 環 境 対 策
琴平工機梶A及び、琴平工機アソダセイコーは環境における企業の社会的責任を果たすべく、環境アセスメントシステムの構築と実践を目指します。
現在までの状況
昭和12年、弊社が現在の本社工場に移転した当時、人家も疎らであった周辺状況が、昭和30年代を境に、人家が建ち並び、人口の密集も始まりました。騒音、振動問題は深刻なものではありませんでしたが、将来の展望をふまえ、羽間(はざま)工場(現在のアソダセイコー)を建設し、段階的に業務を新工場に移転してきました。現在、アソダセコーは敷地を農地に囲まれ、恵まれた環境の中で、従業員一同、業務に専念しております。弊社はこの恵まれた環境を守り続ける社会的責任を重く受け止めています。さらに地域だけにとらわれず、地球規模の視野で業務を見直し、環境マネジメントシステムを構築、実践して参ります。
工場
■弊社では化学物質を使用しておりませんが、原材料内の添加物(化学物資)に関しましては、納入業者の協力を得、わかったものは順次、公開しております。また、化学物質に準ずるものとしては洗剤液NSクリーンを使っています。現在のところ納得のできる処理方法を確認するに至りませんので、使用料を極力節約し、廃液は工場内に厳重保管しております。処理方法は、弊社の緊急の課題と考えております。 |
■弊社では、都市ガス、天然ガス、プロパンガスは使っておりません。設備保全のために少量、アセチレンガス、酸素を使用しています。 |
■水道の使用は、飲料、洗車、トイレ、掃除と限られているため、ごく、わずかです。また渇水対策として準備しました井戸は、残念ながら飲用には適しませんでしたが、将来の緑化のため準備となっております。 |
■金属廃棄物は引き取り業者より再生工場へとリサイクルされます。 |
移動と物流
■本社とアソダセイコーとの間の移動は車の乗り合わせを心がけています。 |
■トラック便は合い積みを心がけています。 |
■梱包のダンボールはリユースし、特別なサイズ、形状の物のみ購入しています。 |
■資材納入業者には過度の梱包を断り、梱包材、大型ビニールは極力引き取ってもらいます。 |
事務
■コピー、印刷等は必要数のみとし、余分を作りません。 |
■再生紙の情報やサンプルを広く求め、現在の在庫がなくなり次第、再生紙に切り替えます。 |
その他
■弊社では敷地内に自動販売機を置かず、麦茶を用意しています。 |
■弁当を奨励し、用意しにくい従業員には仕出し弁当を勧め、ビニール袋、トレイのゴミを削減しています。 |
■ 原材料に含まれる添加物
sus 301 cps t=0.4 | sus 430 t=0.15 | sus 430 t=0.3 | |
炭素 | 900 | 700 | 700 |
シリコン | 6600 | 3100 | 3100 |
マンガン | 9500 | 5400 | 5400 |
リン | 320 | 210 | 210 |
イオウ | 30 | 10 | 10 |
ニッケル | 69100 | ||
クロム | 172100 | 162100 | 162100 |