海陽町は漁業が盛んです。中でも鞆浦漁協が運営する大敷網は圧巻です。 徳島で一番大きな定置網で、長さ1350m幅100mも有ります。ここでは四季折々、様々な魚が水揚げされています。ブリが一日で6000尾獲れたり(右の写真)、サバが10トン近く入る日も有ります。季節の鮮魚はもちろん、滅多にお目に掛かれないサメ、マンボウ、時にはクジラまで網に掛かる事も有るようです。
実はこの定置網漁、一般の方でも乗船出来るのです。
少し早起きして豪快な漁を体験しませんか?
私も一度乗船させて頂きましたが、スケールの大きさに驚きました。船上では獲れたばかりの魚で味噌汁を振舞って頂き、これは美味くない訳有りませんよね。
期間は11月上旬~翌年7月上旬までで事前に予約が必要です。詳しくは鞆浦漁協までお問合せ下さい。
大敷網の構造です。左手前の網は長さ約1km程度有り、網をつたって誘い込まれた魚は右の網に誘導され、二艘の船で引き揚げて行きます。 |
虹マンボウ号(右)と側舟(左)で網を絞り、大きなクレーン付きのタモですくい上げて獲り込んで行きます。写真の魚はサワラや太刀魚のようです。 |
水揚げされた魚は一旦船内のイケスに入れられます。このイケスには氷が入っていて鮮度が保たれたまま保管されます。写真のサバも数秒で氷締めされて大人しくなります。 |
帰港して時間を置かず直に荷揚げされます。ここでもクレーン付きのタモで一気に作業して行きます。見ていて気持ちが良いくらいスピーディーで、魚の鮮度に対する取り組みが伺えます。 |
漁協のもう一つの秘密兵器がこの選別機です。タモで荷揚げされた魚は選別機のホッパーにドバー。ここからベルトコンベアーでサイズ毎に振り分けられ更に魚種ごとに選別されて行きます。 | ||||||||||||||