平成25年1月9日(水) 由良半島 大ウドの穴の口(大ウドの1番)

  

      

晴れ時々曇り、西北西の強風 水温約16度 単独釣行 

 


      満潮 5:40 16:44    
干潮11:13 23:32


渡船:船越港 松田渡船  渡船料¥5.000 出船650 延長(5時まで+2.000)あり

釣果:口太3645cm6枚 殆どが午前中の引き潮で食った。ウキ下3ヒロ〜3ヒロ半

    全釣果:ウキ:タナプロ2B、ハリ:オーナー速手グレX5号での釣果












 2013年の初釣り。天気図は等圧線が混んでて強風みたい。午前6時過ぎ船越港に到着。所要時間、柿の浦の半島付け根から16分、宇和島から46分、松野から1時間5分(コンビニ、エサ店立ち寄り込み)。案の定運河を爆風が吹き抜けている。客は沖釣り狙いのグループが7人、他自分入れて12人。沖釣りに他船が来ずに単独渡礁。2番の風裏しか釣りにならない。3番は背後から波が被っている。5人が渡礁。その後大ウド方面へ。一人だけ降りようとしたので、ついでに降ろしてもらう。

 釣り座は大ウドの一番(穴の口)。西に洞窟のワンドを見る先端。左に小さなワンド。殆ど西の強風が吹き抜けていて、釣りになるのはこのあたりだけのよう。洞窟前に一人、左に2人のフカセ釣り客、計4名が下りる。

 今回はマキエ、サシエともオキアミボイル(¥1250/3kg 松岡漁具)を3枚、計9kg。結局撤収までに使用したのは6kg。マキエだけならグレードの低い¥1100/3kgでもいいかも。何故ボイルかというと、生よりも身がしっかりしていてサシエの選別が手早いのと、余って再冷凍しても変色しないから。そして、海中での比重が軽く、滞留時間が長い=マキエとサシエの一致時間が長い。ただし、最初に海水に浸しておかないとカモメを集めてしまうけど。

 今回初めて、カスタムサシエに地エビの味の素漬けを作り試してみたが、ヌルヌルで手がベタベタになり、とにかく針に付け辛いのでボツ。(>
_<)

 

集魚剤は、マルキューイワシパワーグレ(¥880)、・・この集魚力が功を奏したかも?? 4人の釣り人のうち釣果があったのはボクだけだった。ほかにグレパワーボイル遠投(¥560)、グレパワーV9スペシャル¥720(未使用)はじめにボイルに浮き上がり防止に海水を浸して仕掛けを作り始める。 

 

 強風、低水温、活性低い=タナは深い、とみて出だしの仕掛けは、ファイアブラッドタナクロス2-Mサイズのウキにハリス1.75号を2ヒロ、電車結びで直結、ガンダマ2Bを直結部に、G5をハリスの真ん中に打って開始。右沖からやや当て潮気味に左へと流れていくが、風で上滑りもしていそう。下潮は上ほど流れていない。投入したウキに被せてマキエを打ってしまうと、ウキ下が馴染む頃には、沈下したマキエと離れてしまうと判断して、マキエを手前風下へ、仕掛けを沖の風上へとずらせてみる。

 そうやって様子を伺うこと数投目、ウキ下3ヒロで、ウキが高速で消し込む!まあまあの重量感だが、浮かせるごとに竿先をコンコンたたく。水面に顔を出したのはやっぱ45cmほどのりキツ。(>_<) どうりでウキ入れがシャープすぎたわ。リリースするが、この時期キツがまだかかるということは魚の活性はあるとみて、打ち返しを繰り返す。

 そのうち、風で上滑りがひどくなったので、仕掛けをタナプロ2Bに変更。画像中のヒットポイントあたりがどうやら潜り潮の潮目になっているらしく、じわりとウキがシモリ気味になる。そして、タナプロの小さなオレンジのアタリウキが視界から消えた・・?と竿先で聞くと、糸をバチバチと持っていく痛快なアタリ!竿を矯めると結構な重量感ある引き!これですよ!この引き味ですよ。浮いてきたのは40cmクラスの口太グレ。



 

約一年ぶりの釣果に気分は最高!(^O^) 丸々とよく超えた美味しそうなグレでした。ウキ下は3ヒロ半ほど、そして同じ要領で同じポイントでポツポツとアタリが。逆光でポイントがキラキラ反射して小さなタナプロのアタリウキが見づらいが、竿先と道糸のテンションでアタリを拾っていく。3匹目が今日イチの引きと重量感で45cmをキープ。新調したキーパーバッカンは手返しが早くて便利。食ったエサを吐き出すのか、マキエで水が濁ってくるので、水汲みバケツでたまに水を足してやる。結局撤収の二時まで生きていた。

 この日のパターンは、風下にマキエを打ち、十数秒後にその風上にウキを投入。当て潮気味と風で仕掛けを斜めに張ることが不可能で、ウキが先行しがちであったが、マキエの沈下スピードと風に押されるウキとの相対速度をできるだけ計算して、狙いのタナで一致させるよう測ったらアタリが出た。小さなアタリウキのタナプロ仕掛けは下潮が上ウキよりも遅いときにはブレーキの役目もするようで、功を奏したようだ。

 

 結局、他の3人の釣り人は釣果なしだったようで、ボクの一人釣果。計6枚の良型口太グレをキープでした。(^O^) 当て潮、横風で、仕掛けを理想的に張れない中、よく食ったもんだと思った。やはり潜り潮を見つけることと、そこへ流れるべくマキエの位置、仕掛けの投入点、風とのズレ、双方の沈下スピード・・を計算することがフカセ釣りの戦略なのだ。そして、思いついたら、仕掛けのチェンジを積極的に迷わずすること。逆光や風、サラシ、払い出しなどの諸条件をかんがみ、釣り座も移動すること。ハリは小針を使用すること。(オーナー速手グレ5号が最高!)マキエ、サシエはボイル、集魚剤はイワシパワーグレを使うこと。荒天時にはエスケイプポイントがある磯エリアを選ぶこと。



 

タックルメモ

竿:がまかつ競技U1.7550

リール:トーナメントX2500LB

道糸:サンラインザ パワー2号

ハリス:ブラックストリーム1.75

ハリ:オーナー速手グレ5号(口太には最高!)

ウキ:ファイアブラッドタナクロス2

    タナプロ2B上オレンジ、下イエロー

    (風の強いときはこれに限る!)

シマノキーパーバッカンはいい!手返しが早い。

行き帰りは荷物入れになる。しかし、魚ハサミで生きた魚をつかむのに手間取った。(>_<)掴んでしまえば魚ハサミも使い勝手がいいが、口の奥深く入れないと外れるおそれあり。




この日のポイント





この日の仕掛け