つづき


ちょっと一息

第三話

小学校低学年時は給食があって脱脂粉乳の膜が張った牛乳を飲むのが嫌でした。
土曜日がどれくらいの期間であったのか定かではありませんが
お休みであったような記憶があります。マッカーサーのお陰でしょうか?
この時期シラミ退治でDDTをしたこと、虫下しに海じん藻を飲まされたこと
これがまた強烈な記憶として焼きついています。
四年生からはお弁当を持って行きましたがおかずは白いご飯に梅干でした。
一緒に座っている隣の男の子に「赤い梅干し」やなーと言ってもらったのを
覚えています。母は梅干しを漬けるのがとても上手で
母が誉められたようで嬉しかったです。
それもそのはず弁当箱にギューと押し込んだ梅干を取り出すと
白いご飯の下がピンク色になっているのです。そこが美味しそうに見えたのかな?
貧しいながらも農家であったことと私が末っ子なので私のお弁当は
ほとんど白米に近かったです。でも
魚屋の子は半麦ですが塩さばが一切れ入っていたのを羨ましく思いました。
今もその時からの友人と付き合っており、ご幼少時の話しを懐かしく話します。
彼女は町人(今ではサラリーマンの家庭)の子だったのでお正月に
お醤油焼きのお餅を持ってきている男の子がいたそうで羨ましかった!と



第四話




第五話