今日の言葉(目次)へ (次へ)巻八 一日一日が勉強
005.5.11 巻七 事業は人にある 663
ある散髪屋さんに怒られた。「あんたのかおは看板や。その看板が悪かったら、あんたんとこの製品も悪う見える。それではいかん。ちゃんと散髪せんといかん」とね。
コメント
松下さんは、いつもみだしなみは綺麗にしている紳士でした。 2005.5.10 巻七 事業は人にある 662
ほんとうの試験というのは、あなたはあ人にどういう親切をしたか、できるか、そういうものでないと、ほんとうの試験ではない。
他人の為になる事、親切にする事が、社員として、人間としての本当の値打ちなんですね。 2005.5.9 巻七 事業は人にある 661
私は婦人解放をした。家庭電気器具をつくって普及し、日本の婦人に遊ぶ時間、楽しむ時間を提供した。
女性に遊ぶ時間、楽しむ時間を提供した!松下さんの基本的な考えは、人が喜んでくれる事、人の役に立つ物を創って世に送り出す。人類が豊かな生活が出来るように、世界中の人が幸せになる為にお役に立ちたいと大きな願いがありました。 2005.5.8 巻七 事業は人にある 660 三つの鉄のかたまりを溶解すれば一つになる。けれども人間はそうはならない。どうしても一つになれない。ただ、理解をもって相寄るということはできる。
人間は、各々の感情と個性を持った動物である、という事をよく理解していなければ、人を動かすことは出来ない。
2005.5.7 巻七 事業は人にある 659
家康も私のしたとおりやったら失敗するだろうし、私も家康のしたとおりやったら失敗する。
松下さんは、他人の言うことは真剣に聞きました。あらゆる考え方を参考意見として捉え、決して鵜飲みにするのではなく、自分の頭で考えて考えてして、単なる物真似でなく、自分流のやり方で物事に取り組みました、だから成功したのです。 2005.5.6 巻七 事業は人にある 658 羊の本質をはっきりつかんだ人でないと、羊飼いになっても成功しない。
人間の本質を研究しなければ、人を動かせないし、立派な経営者になれない。 2005.5.5 巻七 事業は人にある 657
自分の身体は大事だから大事にする。そういう心持ちで隣の人も大事にしてあげる。
人間は、自分が一番かわいい動物である。他人も自分と同じに大事にしてあげる心を忘れないで・・・・。 2005.5.4 巻七 事業は人にある 656
身につまされる立場にたってみると、はじめて価値判断ができる。
総てのことは、自分の事として受け止めないと、正しい判断が出来ない、ということでしょう。 2005.5.3 巻七 事業は人にある 655
聞きやすいこと、甘言ばかりでは、真実は伝わらない。
松下さんは、部下育てにも、取引先の人にも、常にその人の為になるように、その人が成長するのに役立つように考えて接していました。いつも、言葉の前に心がありました。いつでも感動が残りました。 2005.5.2 巻七 事業は人にある 654
不平は、よそで言わずにうちで言う。この一事さえ知っていたら間違いはない。
不平・不満を言うことは良くないのですが、特に外で言うのは、悪いと教えています。 2005.5.1 巻七 事業は人にある 653
歳(とし)をとったからといって、人間は必ずしも賢くはなれない。
ただ単に年齢を重ねただけでは、人間の価値は無い。いかに毎日を真剣に生きるか、日々の過ごし方が大切です。松下さんの厳しい教えです。 2005.4.30 巻七 事業は人にある 652
社長を使う人がこの会社に十人できたら、この会社は無限に発展する。上司が部下を使うのは普通の姿、部下が上司を使うことが大事である。
上意下達は当たり前のこと。下位上達が出来ている、いわゆる風通しの良い組織作りを心掛けなさい、という事でしょう。 2005.4.29 巻七 事業は人にある 651
衣食足らなくても、礼節を知る人もいる。
松下さんは、誰に対しても礼節を重んじた人でした。常に相手の人格を尊重して付き合いました。だから、礼節を知る人には、一目置いて目を掛けました。
2005.4.28 巻七 事業は人にある 650
人間から、いろいろな枷(かせ)みたいなものを取ってしまったなら、世の中は滅茶苦茶(めちゃくちゃ)である。
人間として、社会人として、ルールというか、常識というか、いろいろな枷があるから、世の中がうまく運ぶのですね。 2005.4.27 巻七 事業は人にある 649
先輩必ずしも、すべてにおいて当を得ているとは考えられない。
松下さんは、総てのことを自分の頭で考え、善か悪か、正しいかどうかで、判断しました。これは上司に逆らうというのではありません。 2005.4.26 巻七 事業は人にある 648
社会を構成する一員である以上、自分のきままな考えだけで、事の是非善悪を論ずることは許されない。
事の是非善悪を、自分個人の都合だけで考えてはならない。世の中全体の事を基本にしなければなりません。松下さんは、世界の平和、幸福、繁栄を常に願って行動をした人です。 2005.4.25 巻七 事業は人にある 647
少々間違っても、あとえ戻ればいい。気がついて戻ったらいいのだから、そう心配はいらない。
松下さんは、考えて考えて考え抜いて、成功するまでやり抜いた人です。間違いに気付けば、やり方を変えて成功するまでやり抜けばいいのです。 2005.4.24 巻七 事業は人にある 646
一万回、碁を打ったらだいたい初段になれるという。素直な心の初段になるには、一万回、それを念じなければならない。
松下さんは、京都の真々庵にある祠(御神体は根源と書いたお札)で “ 天地自然の法則に則り、素直な心になれますように ”と毎日祈り続けました。 2005.4.23 巻七 事業は人にある 645
共同の生きがいをもたない家庭は、非常に寂しく、不幸だと思う。
何の為に生まれて、人生をどう生きるか!両親が真剣に生きる姿から、子供達は自分の行き方を学びます。子供は自分の鏡です。息子とは、自分の心と書いてあります。 2005.4.22 巻七 事業は人にある 644
一家をもてば、協力して生きがいをつくっていくことが非常に大事。
松下さんご夫妻から学んだ事の一つに、人生の基本は、家庭にあるという事です。夫婦が協力して、お互いに尊敬し合い、お互いの持ち分を果たしていくこと。家庭生活は、夫と妻の共同で築きあげるものだと学びました。素晴らしいご夫婦でした。 2005.4.21 巻七 事業は人にある 643
人間はすべて運命づけられているのだとも考えられる。この運命はけしからん、自分は日本人に生まれたことはけしからんと思っても、やはり日本人であることを承認せざるをえない。
ありのままの自分を認めて、どう高めていくか、どう磨いていくか、人生は人間修行の場です。過去をグチグチ言ってもどうにもなりません。人生は、今日が始まり! 2005.4.20 巻七 事業は人にある 642
人にはいろいろな体質がある。それをいちいち気にやんではならない、素直にこれを承認しよう、と思うようになった。
“それはええなあー”これが松下さんの口癖でした。全てを認める事から、始まりました。 2005.4.19 巻七 事業は人にある 641
今、世界は混沌(こんとん)としている。その原因は、どこの国でも人間把握ができていないからである。
人間の本質を研究して、人間をよく知らなければいけない。これは松下さんの考え方でした。 2005.4.18 巻七 事業は人にある 640
中小企業こそ国の中心である、国のかなめである。その中小企業の育成に、政治の重点をおかなくてはならない。
日本では圧倒的多数が中小企業です。政治を行うに中小企業の育成に重点をおいて欲しい。松下さんの持論でした。 2005.4.17 巻七 事業は人にある 639
なぜ経営をせねばならないかという、その“なぜ”がわからなければ、経営は成り立たない。
松下さんは、なぜ?なぜ?と何事も追求し続けた人生でした。基本を知り、正しいという信念で物事に取り組んだから、全力で成功するまで徹底的にやり抜けたのです。 2005.4.16 巻七 事業は人にある 638
協力会社を泣かせて成功するとは思わない。心から奉仕してくれるようにもっていかないかぎりは、成功しない。
今日の言葉を読んで、証券会社に勤務していた時、某会社の取引先持株会の勧誘に回った際、殆どの会社からあの会社にはいつも泣かされているのでと、断られたことを思い出しました。某大手会社は最近ついに破綻しました。
2005.4.15 巻七 事業は人にある 637 適度に儲ける、これがなかなかむずかしい。
松下さんは、常に会社は適正利潤。お客さんの為になる商品の開発に努力しました。 2005.4.14 巻七 事業は人にある 636
日本は一国がほとんど民族であるし、しかも一言語である、国が狭いという条件を考えてみると、世界でいちばん政治をうまくやれるはずの国である。
すべての条件を、だからうまくやれる!このプラス発想が、素晴らしい松下流の考えです。 2005.4.13 巻七 事業は人にある 635
経営には、理屈でない、目に見えない、言うに言えない要因が働いて、想像もできないような成果を生み出すことがある。
松下さんは、自分は運が強い男だ!といつも言い聞かせていました。真剣に、一所懸命にやれば、思わぬ成果を生み出すこともある。との教えです。 2005.4.12 巻七 事業は人にある 634
お互い、自分の言うべきことを言い、よりよい知恵を出し合って、ものを決めていくということなくして、組織に一体感というものは生まれない。
お互いによりよい知恵を出し合ってこそ、組織に一体感がでてくる。松下さんは、部下の意見も真剣に耳を傾けました。君はどう考えるか?よく口にされた言葉です。 2005.4.11 巻七 事業は人にある 633
長たる者は、自分一人の感情で事を行ってはならない。冷静に物事を見つめて、そしてつねに何が繁栄に結びつくか、平和に結びつくか、幸福に結びつくかということを考えねばならない。
何が世界の繁栄、平和、幸福に結びつくかを常に考えて事を為すべきなんですね。 2005.4.10 巻七 事業は人にある 632
槍(やり)は突き方より引き方がむずかしいという。出処進退も同じことがいえる。
出処進退は、自分で決めるべきですが、引け際が難しいのですね。 2005.4.9 巻七 事業は人にある 631
感謝を知らない人間は、心貧しい。心貧しき人間は、いかに財宝を持っても、その財宝はムダになってしまうだろう。
心豊かな、人間味あふれる人間にならないといけないよ、と松下さんは教えてくれています。ある本で “かんしゃくの くを取り除き 感謝する” の句を見付けました。 2005.4.8 巻七 事業は人にある 630
急いで大を成すことを望んではならない。急いで目的を達することにとらわれてはならない。悠々、一歩一歩、仕事を楽しみ、その日その日を楽しみつつ、力強くやっていくことによって、与えられた運命は必ずひらけてくる。
一歩一歩、仕事を楽しみ、その日その日を楽しみつつ、力強く仕事をする。これが出来るようになれば、人生の達人の域に達したわけです。 2005.4.7 巻七 事業は人にある 629
人間の本質というものは、未来永劫(えいごう)変わらないものである。その変わらない人間の本質に立脚した経営の基本方針は、変わるべきものではない。
経営方針は、変えることのないものと、時代と共に変化しなければならないものがあると思います。未来永劫変えることのない基本方針が、正しいものでなければ、企業の発展はありません。 2005.4.6 巻七 事業は人にある 628
優秀な人ばかりが集まっていなくても、一丸となって働けばどこにも負けない成果を上げることができる。
一丸となって、頑張る組織作りが大切ということですね。 2005.4.5 巻七 事業は人にある 627
自分たちで認識した神にひざまずいて、その教えを請うている。そして、みずからをさらに高めようとしている。高まった人間が、またさらに高き神を創造する。そしてそれにまた教えを請う。人間はすばらしい。
松下さんが、神に祈り神に教えを請う姿からは、自分で考えて考えて考え抜く、何事にも真剣に考え、真剣に取り組む姿勢が感じられました。 2005.4.4 巻七 事業は人にある 626
寸分の隙(すき)もなく一所懸命やっているけれども、余裕綽々(しゃくしゃく)としている。これこそ王者の姿だ。
いつも忙しそうにバタバタしている自分に反省しなさい、と忠告してくれている、素晴らしい言葉です。 2005.4.3 巻七 事業は人にある 625
われわれの経営理念、信条を理解してもらわずして、物を買ってもらいたくない。
松下さんは、お客さんの為になる商品を製造し、暴利を貪るでなく、安値販売もせず、適正価格で販売しました。
2005.4.2 巻七 事業は人にある 624
物事に執着してはいけない。とらわれないようにして、いつでも放しているという心持ちがいい。
とらわれない心 先入観にとらわれない柔軟な心 で良いものはどんどん吸収したいものです。 2005.4.1 巻七 事業は人にある 623
「縁なき衆生は度しがたし」という。自分が誠心誠意説いても聞かない人がいる、むしろ悪意に思う人、誤解する人がいる。それは、もうあきらめないとしかたがない。それを悔やんではならない。
人の言葉をかたくなに聞き入れようとしない人は、救いようがない。誠心誠意説いても聞かない人は、あきらめないと仕方がない。 2005.3.31 巻七 事業は人にある 622
土地は私すべきではない。工場を建てるとか、家を建てるとか、必要な人が買うべきであって、必要でない者が買うことは許されないことだと、つねづねそう思ってきた。
蟻馬君、私は自分の必要な、家を建てるとか工場を建てる土地は買うが、値上がりを目的にした不動産投資で土地を買うと、本当に欲しい人が買えなくなる。とよく聞かされました。 2005.3.30 巻七 事業は人にある 621
言葉をもって説明し、それを説得できない場合は、時を待ち、辛抱して刻々と誠意を尽くすこと。そうすれば今度は説明を要せずして無言のうちに、この人をして進言を用いさせることができる。
辛抱して刻々と誠意を尽くす。松下さんの人を動かすポイントの一つだったと思います。 2005.3.29 巻七 事業は人にある 620
立派な軍略を立てたら、それを大将に進言して、これを用いさせなければいけない。つまり、用いさせる方法にも、軍略と同じだけの価値がある。
社員は、上司に進言する・・・上司を説得するのも大切な仕事である。勿論、風通しの良い社風作りは、上司の責任でありますが。 2005.3.28 巻七 事業は人にある 619
“自分はつまらない人間だ”と思ってはいけない。“私は世界一幸福者だ。幸運な男だ。日本に生まれたことが幸福だ”という考えをもたなくてはならない。そうでないと、いい知恵が出なくなる。
自分は幸運な人間だ!僕は運が強い!松下さんが、いつも自分に言い聞かせた言葉です。 2005.3.27 巻七 事業は人にある 618
同業メーカーとは仲良くしていく。競争はするが卑怯(ひきょう)な競争をしてはならない。まして相手を倒すとか、相手に損害を加えるというような競争の仕方であってはならない。また競争会社があってこそ、われわれの励みになる。われわれの励みの氏神様である。
松下さんは、よく成功ばかりでは危ない。と話していました。油断とか、慢心を戒めていたのです。競争相手があってこそ、緊張感も生まれ、励みになるとの教えです。 2005.3.26 巻七 事業は人にある 617
世の中というものは、いい人ばかりではない、相当いい人もいるが、相当悪い人もいる。十人いたらその中に必ず美ならざる者、清ならざるものが入ってくる。それが世の中の姿である。
十人十色、それぞれの考え方の人がいるのが世の中だ、善人ばかりでないと知らなければいけません。 2005.3.25 巻七 事業は人にある 616
知識、才能まことに結構であるが、人間の魂が高まらないといけない。人間の魂が高まるということは、結局、一切のものに対する慈愛の心をもって、みんなを助けていく、みんなに奉仕していくということである。
人間の魂が高まらないといけない。知識や才能だけではダメです。松下さんは、慈愛の心をもって、奉仕の心を忘れてはなならないと教えています。 2005.3.24 巻七 事業は人にある 615
どこへ行っても考え方次第で、そこは成功の場所である。 コメント
本人の考え方次第です!全部自分の責任!決して他人は邪魔はしません。 2005.3.23 巻七 事業は人にある 614
些細(ささい)なことを、おろそかにしない心がけが、人生を大きな成功に導く。
小さな事のように思えても、松下さんはいつも真剣に取り組みました。 2005.3.22 巻七 事業は人にある 613
われわれの社会に対する貢献が多ければ多いほど、それは報酬として返ってくる、利益として返ってくる。
社会に受け入れてもらうもの、社会に役立つ物を作れば、利益となって返ってくる。商品の価値だけでなく付加価値も含めて、松下さんは、社会の為になる事を考え続け、創り続けた一生でした。 2005.3.21 巻七 事業は人にある 612
振り返って、あのときは非常に苦しかったということは、比較的少なかった。心が多少動揺しても、方針という軌道に乗っていたから、比較的楽だったのかも知れない。
本当は、苦しいことが多かったと思いますが、松下さんは自分は、必ずやり遂げる!必ず成功する!という強い信念で仕事に取り組んでいましたので、比較的楽だった、と感じたのでしょう。 2005.3.20 巻七 事業は人にある 611
人間は、ある場合には本能を抑制して、本能以上の理性に生きることができるところに、万物の霊長としての存在価値がある。
松下さんは、人間は万物の霊長として自覚と自信を持って、宇宙をリードしなければならない、と提唱し続けました。今の世の中、事件の発生を見ていますと、理性が無く本能のみで生きている人が多くなってきたような気がしませんか? 2005.3.19 巻七 事業は人にある 610
相手から受けるより多くのサービスを与え、何ほどかの余剰を相手に残そう、という心がまえが大切である。
松下さんの常に相手の立場を思いやる気持ちが、素晴らしいですね。 2005.3.18 巻七 事業は人にある 609
百花繚乱(りょうらん)、花それぞれに異なる。個性がある。しかし、花であるということには変わりがない。
個性がある!これを忘れると、人使いがうまくいかないのです。 2005.3.17 巻七 事業は人にある 608
欠点に気づいたらすぐ直せばいい。直す努力をしないのがいちばんいけない。
直す努力をしないのが一番いけない!何事でも気付いたらすぐに行動する事が人生で一番大切ですね。 2005.3.16 巻七 事業は人にある 607
ただ社会の要望に従って、誠実に仕事をしていけばいい。社会が必要としなくなれば、消え去るだけだ。
松下さんは、世間の目は正しく判断するものだ。と考えていました。社会が必要とするものを生産すれば、必ず売れるようになると、社員に教えました。 2005.3.15 巻七 事業は人にある 606
人を敬すれば、自分も敬される。人をバカにすれば、自分もバカにされる。
松下さんは、出会う総ての人をバカにする事なく、心から尊敬して付き合いました。 2005.3.14 巻七 事業は人にある 605
自分ひとりでもやり通すのだ、という勇猛心があるか。あれば、そこにおのずから知恵才覚も生まれてくるものである。
決断したら、誰の助けが無くても、やり抜く決意で取り組みなさい。 道は必ず開けてきます。松下さんの力強い教訓です。 2005.3.13 巻七 事業は人にある 604
人に意見をしてもらえないようになったら、その人の進歩はなくなる。
愛想を尽かされたのか?聞く耳を持たなくなったのか?頑固なのか?向上心を失ったのか?謙虚に自分を省みたいです。 2005.3.12 巻七 事業は人にある 603
柔道でも、いっぺんに八段にはなれない。相撲でも、いっぺんに横綱にはなれない。
結果を早急に求めてはいけない。努力の過程が大切だ、と教えてくれています。 2005.3.11 巻七 事業は人にある 602
事業を始めたころ、きょう一日よく働いたという感じで行水をしたことがよく思い出される。
毎日毎日を全力で生き抜いてきた松下さんです。一日が終わり、ほっとして、行水をしている姿が目に浮かびます。 2005.3.10 巻七 事業は人にある 601
私が事業に踏み切ったのは、一つは健康でなかったから勤めに不向きであったこと。一つは、自分の改良したソケットが勤めていた会社で採用されず、自分でつくってみたいと思ったこと。二つの動機で独立した。
松下さんは、考えて考えて考え抜いて、 自分で決断した事は“ 絶対成功さす ” という信念で成功するまでやり抜いた人です。反省すれども、後悔せず! 2005.3.9 巻七 事業は人にある 600
人情を考えなければ、どんなに正しい政策も、国民に受け入れられることはない。
松下さんは、取引先は勿論ですが、社員にも私達出入り商人に至るまで、総ての人に思い遣りをもって接してくれました。 2005.3.8 巻七 事業は人にある 599
「縁なき衆生(しゅじょう)は度(ど)しがたし」というけれど、“ 縁なき衆生にも声をかけ、共に歩もう、救っていこう ”という考えに立ちたい。
縁なき衆生は度しがたし・・・・・人の言葉をかたくなに聞き入れようとしない人は、救いようがない。でも、声をかけて共に歩む姿勢が大切ですよ、と松下さんは教えています。 2005.3.7 巻七 事業は人にある 598
弁解したり、言い訳したりしなければならないような人生の過ごし方はしたくない。
自分の責任!すべて原因は自分にある。と考えていれば、言い訳や弁解人生にならない筈ですね。 2005.3.6 巻七 事業は人にある 597
日本の会社には管理職が多すぎる。それでは「船頭多くして舟に登る」のたとえどおり、議論ばかりで結論が遅いばかりか、往々にして方向を間違えやすい。
松下さんは、部下や社員の意見は真剣に聞きましたが、参考にして自分の頭で考えて結論を出しました。 2005.3.5 巻七 事業は人にある 596
一人のめざめは百人に及び、百人のめざめは千人に及び、千人のめざめは社会全体に及ぶ。
まず自分一人が目覚めることである。自分を変えること!
2005.3.4 巻七 事業は人にある 595
つねに新しいものを求めていくところに、若さがある。
松下さんは、つねに新しいものを追求して、これで良いという満足する事のない、永遠の青年像が有りました。 2005.3.3 巻七 事業は人にある 594
ものには表と裏がある。表も裏も見なければ、真実はわからない。
松下さんは、他人の意見を本当によく聞きました。色々な人の考え方を聞き、自分の考え方の参考にしたのです。
2005.3.2 巻七 事業は人にある 593
みずから汗を流した結果のお金でなければ、もってはならない。
松下さんは、ギャンブルは勿論ですが、投機的な事には一切手を出しませんでした。常に石橋を叩いて渡るという堅実な方でした。 2005.3.1 巻七 事業は人にある 592
命を賭けるほどの思いでやる覚悟ができていれば、命を賭けずして順調な姿でやいける。
思いは真剣に、行動は肩肘を張らずに緊張せずにやれば、うまくいく。難しいけど分かるような気がします。 2005.2.28 巻七 事業は人にある 591
根なし草に花は咲かない。信念がなければ、人生に花は咲かない。
強い信念を持たなければ!毎日 毎日心したいものです。坂村真民さんも “ 念ずれば花開く ”と教えてくれました。 2005.2.27 巻七 事業は人にある 590
欠点を欠点として認識していれば、その欠点が災いとなることは少ない。
欠点も長所も認識し、自分を冷静に見つめて、行動することが大切なんですね。 2005.2.26 巻七 事業は人にある 589
富士山は西からも東からも登れる。道はいくらでもある。
道は無限にある!行き詰まるということは無い。考え方が行き詰まっているだけだよ。素晴らしい松下さんの考え方です。 2005.2.25 巻七 事業は人にある 588
修練の積み重ねのなかから生まれるカンは、科学では及ばぬほどの正確さ、的確さをもっている。
真剣に取り組んだ仕事の中で積み重ねたカンというものは、的確なものがある。人生は、真剣・真面目が最後の勝利につながるのですね。 2005.2.24 巻七 事業は人にある 587
死を恐れる必要はない。恐れるのは死でなくて、死への準備のないことである。
死は必ず誰にでも訪れます。怖がるのでなく、心の準備も忘れずに! 2005.2.23 巻七 事業は人にある 586
尋ねて尋ねて尋ねて、そして考えなさい。
解からない事は、理解できるまで尋ねるのは良いが、鵜呑みにするのでなくて、自分の頭で考えなさい。ということです。 2005.2.22 巻七 事業は人にある 585
自分の仕事を単なる義務として、しかたなしにやっているとすれば、これほど疲れることはない。
自分の選んだ仕事は、義務でなく、趣味というより生き甲斐として楽しむようでなくてはならない。蟻馬君!どうしても自分の仕事が好きになれないのなら、仕事を替えなさい。一度しかない人生だよ。松下さんの声が耳に残っています。 2005.2.21 巻七 事業は人にある 584
今という、この一瞬一瞬を精いっぱい生き切る、その積み重ねが充実した人生をつくる。
どんなに悔いても過去は変わらない。どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない。いま現在に最善を尽くす事しかないのだよ。と良く教えて呉れました。 2005.2.20 巻七 事業は人にある 583
長たる者は、いざというときには部下のために死ぬというほどの覚悟をもっていたい。
人の上に立つという事は、大変なことで決して甘い考えでは、務まらないのですね。 2005.2.19 巻七 事業は人にある 582
同じ物を見ても喜ぶ人、喜ばない人がいる。私は喜びを感じる人でありたい。
物事に感動する人は、前向きで若さがある人です。松下さんは、幾つになっても永遠の青年像が感じられた人でした。 2005.2.18 巻七 事業は人にある 581
弁舌よりも、知識よりも、何よりも大切なのは、誠心誠意である。
人を動かすのは、その人の人間性、人格など人間力にあると思います。 2005.2.17 巻七 事業は人にある 580
病をわずらっても悲観することはない。それがまた、人生の深さ、広さを知る貴重な体験になる。
病身だった松下さんの体験談だけに重みがあります。 2005.2.16 巻七 事業は人にある 579
事業は人にある。人間としての成長のない人たちの集まりでは、事業は成功しない。物をつくる前に、まず人を育てたい。
松下電産は、人を作る会社です。が松下さんの口癖でした。 目次 今日の言葉(論語) ページのトップへ 次へ (巻八 一日一日が勉強)